あらすじ
年の差21歳の恋! 女子中学生(14歳)が自覚した中年男(34歳)への本気の恋とは…!? 30代独身男・悟郎は、亡き旧友夫婦の娘・紗那と二人で暮らしている。紗那の両親と悟郎の過去、悟郎の「仮の」恋人である由加利の決意が明かされ、ねじくれ曲がったそれぞれの想いはどこへ行くのか…!?
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Posted by ブクログ
壊れて死んでしまった友人夫婦の娘を育てることになった、あまり硬くないはずの男との生活の話。
両親への思い入れが合ったり、負い目が合ったりで、結局娘が大人になるまで手は出さなかった。で、最終的にはくっついてしまうのは、まあこのお話では良いかと。
うさぎドロップでは、ちょっとキツイと思ったけど。
でも、原さんの方が良かったから、これで良かったのかどうかは、さて。
まあ、丸く収まるのは、こちらで、良いとは思う。
Posted by ブクログ
陸乃家鴨『一緒に暮らすための約束をいくつか』最終第2巻。
このふたりの同居のきっかけは「うさドロ」と似たような感じだし結末も同じなんだけどさあ。
やっぱりなあ。なにかどこか違う。
家族→恋愛の対象という移行(しかもそれが少女の心の中で起こっていく!)を表現するのがいちばん難しいわけで。
死や性をもうちょっとうまく使ったら、たぶん結末にすごいリアリティ(「うさドロ」以上の)を与えることができたかもしれない。
悟朗と紗那、悟朗と原、紗那と原の関係がどうトポロジックに変わっていって、最後に着地するのか。
スリリングな展開があったらよかったのになあ。
あと2巻欲しかった。尺が足りなかった。
じゅうぶんな尺があれば、もしかしたらそこまで描けたかもしれない。
とはいえ演出や密度はかなり濃い。