【感想・ネタバレ】高校生のための経済学入門のレビュー

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Posted by ブクログ

ネタバレ

<内容紹介より>
わが国の高校では、経済学がほとんど教えられていない。「政治・経済」という科目に経済学の基礎が説明されているが、この科目自体の影が薄い。一方、世の人々の経済に対する関心はけっして低くない。本書では高校生にもわかるように、ポイントをきちんと抑えながら、経済学の基本的な考え方を解説する。理論そのものよりも、現実の経済問題の解決に経済学の考え方がどのように生かせるかという、実践的な面を重視する。
……筆者はこの本を書くために、ゼミの学生に高校で使っていた「政治・経済」の教科書を見せてもらったり、本屋で受験参考書をめくったりしてみました。しかし、正直言って、そこに書いてある経済学の説明にまったく魅力を感じませんでした。中身が断片的である上に、近年の経済ニュースを散りばめただけです。……

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ちくま新書の「教養力」というフェアで販促されていました。
高校生にもわかる、という文句につられて購入しましたが、とてもわかりやすく、かみ砕いて解説されており、とても参考になりました。
よくニュースで出てくる財政政策や「金融引き締め」などの単語についても説明があり、ニュースでたびたび耳にする現在社会のかかえる課題について、理解が進むように思います。
年金問題をめぐる世代間の対立や、財政健全化(支出の抑制)と景気対策(公共事業の拡大等の予算拡充)などの相対する考え方双方の理論的な裏付けも説明され(どちらが「より望ましいか」という判断は示されませんでした)、各自の社会への視点や立場を考えるきっかけになると思います。

ただ、「高校生から」と銘打ってありますが、実際に社会経験が少ない高校生よりも、社会人となってあらためて経済学について復習しよう、という大人の方が読んでいて「実感として」納得できる部分は多いだろうと思います。

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2017年12月29日

Posted by ブクログ

ネタバレ

高校生のための経済学入門という本だけにとてもわかりやすく書いてありました。
①需要と供給:需要曲線と供給曲線から価格について言及している。
②市場メカニズム:価格が変動するものしないもの・市場競争が資源の効率的な分配に寄与すること。
③政府:外部効果・公共財・情報の不完全性・費用逓減の解決のために政府が果たす役割。規制緩和・ケインズ
④経済全体:景気循環・GDP成長率・インフレ・デフレ
⑤お金:利子は紙幣の流動速度が速くなるほど低くなる。銀行の役割
⑥税制:大きな政府小さな政府・直接税・間接税

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2014年12月07日

Posted by ブクログ

ネタバレ

わかりやすいし、受験用の参考書みたいに知識を与える書籍というよりは理解を手助けする書籍というところか。
「高校生のための」と書かれているが、高校生というよりも大学1年の一番最初などに読むと「経済学」が取っ付き易くなるのではないだろうか?

その為、知識の取得というより、経済の仕組みの基本中の基本を理解するのに役立つと思われる。
が、体系だってはいないという評価があるように、参考書みたいな章立てで書かれているわけではない。

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2012年05月23日

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