【感想・ネタバレ】箪笥の中のレビュー

あらすじ

この家からは逃れられない。ねっとりと絡みつく母娘三世代の愛憎劇。

主人公・雛絵は、美しく手先が器用な祖母・母親相性があまり良くなかった。
祖母・母親からも亡き祖父、父親に似てしまったと言われて、疎外感を抱いている。

ある日、祖母・母親は親族に立ち退き拒否をする住民の相談した。
後日、町で小規模な増水事故が起きる。その犠牲者は例の立ち退き拒否をしていた住民だった。

雛絵の小学校時代、高校時代、結婚後と年代別で描かれる、母娘三世代の愛憎劇ホラー。

●目次

序
一章 嬢ちゃん
二章 坊や
三章 お婿さん
四章 旦那様
終

●著者

篠たまき(しのたまき)
二〇一六年『やみ窓』にてデビュー。著書は『人喰観音』『氷室の華』『月の淀む処』『観音異聞』など。アンソロジー『異形コレクション』『てのひら怪談』『こわい話の時間です』など。

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Posted by ブクログ

#公式レビュアー
日本の何処かに存在しそうなどこにでもありそうな田舎町のお洒落な家に親子3代で住んでいる主人公雛絵の小学生、高校生、結婚後の何年にも渡る祖母、母との確執。
この家が異質なのは女だけで棲んでいるところ。
なぜ女だけなのか。
姫様桜が望んだのは美しい贄だから。
雷に撃たれた桜に宿った力を当たり前のように振るう祖母と母に畏怖する雛絵の呪いとたたかう物語のはずだった。
美しいものだけを集めた家、美しい祖母、美しい母に自分は異質で、合わないものだったはずだった。
雛絵はそれを知っているし、その力を怖ろしいものだと思っていたのに結局姫様桜の力に取り込まれ絡め取られ呪いから逃れられない。
ページをめくる手を止められなかった。
一気読み必須です。

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2026年09月20日

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