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Posted by ブクログ
「アホバカトリック」とか「とんでもミステリー」とか言われてるが、正直思っていたほどアホでもバカでもなく、"普通ではない"面白さを求めていたが、意外と普通に面白かった。
特に面白かったものを挙げると、
『音の気がかり』
バカバカしい聞き間違いだが、面白い。(自分が聞き間違い系トリックがなぜか好き、というのはあるかも)
『しおかぜ⑰号49分の壁』
抱腹絶倒。倉知淳さんの『シュークリームパニック』を思い出した。これが鮎川さんが選んだ本格推理に載ったってのはなんというか...
『6枚のとんかつ』
この短編集の中で頭一つ抜けている。
自分が偏愛している『占星術殺人事件』のトリックのアリバイ版ではあるが、占星術のトリックを知っていればこのトリックを思いつける、見抜けるというわけではないと思う。
この作品は挑戦状もついており、純粋な傑作本格ミステリーとして楽しめる。
(まぁ結局やっぱ占星術はスゴいってことだよな...)
Posted by ブクログ
14編の短編とエピローグ+オマケの短編からなる連作短編集で、密室や人間消失、アリバイトリック、ダイイングメッセージ等(アリバイトリックがもっとも多かった)謎のジャンルはバラエティに富んでいたが、全体的に下ネタが多く、肝心のトリックも一部を除いて「しょーもなっ‼️」というぐらいの下らないバカミスの連発だったが作品自体は軽く読めて面白かった。また作中の『六枚のとんかつ』は島田荘司御大の傑作『占星術殺人事件』を盛大にパクった、いや、オマージュしてアリバイトリックに昇華した代物で「よく島田先生は怒らなかったなぁ。」という気持ちと「下らないけどこの作品なりの工夫があって面白い。」という気持ちが半々な感じだった。少なくとも一度は読んでみて損はない作品だった。
Posted by ブクログ
一応ミステリーだけれども総じて
とほほ系というか残念というかお下品…
うん、実にベースケだと思う!!
その最たるものはノベルズ版はYA向けも混じっているので
ことごとく消されたタイトルもあれな作品。
真相もことごとくあれです。
あればかりですがあ・れなのです。
まじめに読んじゃだめだかんね。
Posted by ブクログ
保険会社の社員が、保険金を下ろすことがないように事件を解決する探偵役を務める短編集。
いわゆるバカミスばかりで、トリックのための設定に無理があったり、謎が最後まで解けなかったりとミステリーとして成り立つのか疑問な話もあるが、その分気を抜いて読める。
一方で、わずか数分の時刻表破りトリックがあったり、有名な占星術殺人事件のトリックを元にした「時間をバラす」トリックがあったりと、ミステリーらしい事件もちらほら混じっていて目をみはる。
Posted by ブクログ
あまりの酷評に興味をそそられて読んでみました。(((^^;)
確かに笑っちゃいました。
嫌いじゃないです。
金を隠すなら…金隠し! びっくりですよ。
Posted by ブクログ
短編集。
保険会社の調査員である主人公が保険金に絡む事件の真相を調査し解決していく、ほとんどギャグのような物語。
一応本格推理を取り入れた形であるが、主人公と登場人物たちの会話がギャグなんで推理小説を読んでる気がしない。
中には結末がギャグでしか有り得ないようなものもあるので、その印象が強すぎて全体の雰囲気を推理小説から遠ざけるている気がする。