【感想・ネタバレ】神栖麗奈は此処にいるのレビュー

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Posted by ブクログ

ネタバレ

"神栖麗奈"に関わった青年達の一部始終を、オムニバス形式で書き連ねた作品。各章ごとに話は完結しているものの、時間軸は章の流れに沿っている。

ふと気付くと、"神栖麗奈"は此処にいる。
「おかしいぐらいに美しい」彼女は、登場人物らにとって欠かせない存在となっている。そこにはさまざまな事情が含まれている。あるときは唯一無二の親友。あるときは家族を殺害した犯人。また、あるときは共にこの世界を救う救世主。彼女は一体何者なのか。本作のテーマはそこにある。

本編では、"神栖麗奈"という現象を視るために、"神栖麗奈"という名前を知ることと、自分にとっての美人のイデアが人間の神栖麗奈と似ているという条件が必要だと述べられている。そこに、「常識」というフィルターをはずした狂人のみにしか視えない、という条件を改めて追加したい。

ここで、私は二つ目の条件に疑問を持った。
登場人物によって

気になるのは、"神栖麗奈"が美人のイデアであるならば、全ての人に
とって美人のイデアは"神栖麗奈"となるのか、という点である。
私はイデアについて深くは知らない。イデアと理想像はほぼ同義、程度の
理解しかしていない。私はこの作品を読むまで、全人類が共通して同じ
イデアを持っていると思っていた。ならば、"神栖麗奈"の名を知った者は
全員彼女を認識し、取り込まれなければおかしい。この矛盾に対して、
「狂人にのみ視える」という条件を持ち出すのは納得できない。

もし、個人によってイデアは多少姿形が変わるのであれば、この疑問は消える。イデアについて詳しく調べ、また読み直したい。

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2012年01月30日

Posted by ブクログ

ネタバレ

神栖麗奈は人の「逃げ」だったんですね。
友達がいない人には友達として、恋人を失った人には恋人として。
結局みんな救われませんでしたが。

0
2012年02月09日

Posted by ブクログ

ネタバレ

イラストなしで不思議な雰囲気。
神栖麗奈って見る人によって違って見えるというか、ミステリアスだと思う。

0
2011年02月02日

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