【感想・ネタバレ】3年で辞めた若者はどこへ行ったのか ――アウトサイダーの時代のレビュー

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Posted by ブクログ

ネタバレ

-若者はワガママになるべきなのだ。それもとんでもなく自己中心的で反抗的態度をとるといい-(P235 あとがきより)

私自身が「3年で辞めた若者」だったため、思わず購入。

この本自体は3年で辞めた若者を非難するものではなく、
3年で会社を辞める決断をした「平成的価値観」を推奨し、
むしろ、辞めざる負えない状況を作り出した、
学歴主義・年功序列などの「昭和的価値観」を是正し、
「労働者が適正な報酬を得られるシステム」を確立し、次世代をにらんだ利益配分システムを作らなければならないと述べている。

今の世代の若者はユトリで会社を辞めるわけではない。
むしろ、より自分の生き方を考えて「昭和的価値観」の会社を
見限って辞めていっているのではないだろうか。

この本は実際に会社を辞めた人ではなく、
新卒が会社にいつかなく悩んでいる経営者や、
30代~40代の中間管理職に読んでほしい。

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2013年02月20日

Posted by ブクログ

ネタバレ

「若者はなぜ3年で辞めるのか?」の続編的な新書。
『昭和的価値観』から外れ『アウトサイダー』として生きる若者のインタビュー記事をベースに、今の社会が抱える閉塞化や問題点に切り込んでいる。
私自身が20代半ばのサラリーマンなので、比較的著者の主張に同意できる部分が多い。
年功序列制度や終身雇用、ワークライフバランス・正規非正規など多様なトピックに触れており、このような問題を考えるきっかけとしての本としては良いと思う。

今の若者の事を理解できない、または理解することを避けているような方々に是非一度読んで頂きたい。

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2012年08月16日

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