【感想・ネタバレ】命のカウンセリング(あさ出版電子書籍)のレビュー

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Posted by ブクログ

ネタバレ

今年の24時間テレビのドラマ
「車イスで僕は空を飛ぶ 」の原作(実話)本です。
事実は小説より奇なりとはいいますが

作者の壮絶な人生はドラマの比ではありませんでした。

作者の生い立ち、
交通事故で歩けなくなった転機
死にたいと思っている方専門の心理カウンセラーとして
取り組まれている息もつまるようなグループセラピーの様子が
綴られています。

今日は本の中から気になった言葉をピックアップします。

*:..。o○☆゚・:,。*:..。o○☆
●多くの方が「助けて」と言うことは、迷惑を
かけることだと思っています。
「助けて」と言う代わりに、
自分を責めたり感覚を麻痺させたりして、心のバランスを
崩していきます。

●喜怒哀楽は1つ抑えると、全部が機能しなくなります。

●「助けて」という言葉の裏側には、
「愛している」という意味が隠れています。
「助けて」とは、好きな人にしか言えないものだからです。

●人が人を変えることはできません。

●私(カウンセラー)が出来ることは、時間の短縮です。
あくまでその人がやろうとしていることのお手伝いに
すぎません。

●自殺は攻撃です。

●ひとりが自殺したとするとします。
本人は「生きて迷惑をかけるくらいなら
死んだほうがまし」と考えての行動かもしれません。
「近しい人が自殺した」というショックは、
少なくとも10人の人生が狂うでしょう。

●「助けて」は人と人をつなぐ接着剤になり、
その誠意に応えることが
本当の絆を作っていきます。

*:..。o○☆゚・:,。*:..。o○☆

あなたは泣けてますか?
助けてといえてますか?

1
2012年09月13日

Posted by ブクログ

カウンセリングの難しさ、人それぞれ様々なことを経験し、抱えていることを改めて実感した。
適当に慰めたりして偽善者になってはいけないと思った。

0
2015年03月31日

Posted by ブクログ

この本は本当に読んでよかったと思います♪ 「助けてほしい」と言えることって大切なんだ!って良くわかりました。「助けて・・・」って素直に言うことで自分自身だけでなく周りも救われるんですね。画期的な発見です。

0
2013年08月14日

Posted by ブクログ

車椅子のカウンセラーの著者長谷川さん。
ご自身に起きたことや、実際のグループセラピーの様子が書いてあります。

セラピーの様子は涙なくして読めません…。
まるで自分も参加しているような気持ちになりました。

自ら死を選んでしまったら周りがどんなに苦しむか。
「助けて」と言う勇気、助けを求めることは迷惑なことなのか?
命にかかわること、大切さを考えさせられます。

カウンセリングに興味がある方もない方も
今苦しい方にも、ものすごくおすすめの一冊です。

0
2013年06月21日

Posted by ブクログ

カウンセラーである長谷川さん自身の半生と、これまでに係わってきた人達のカウンセリング事例がこの一冊にまとめられています。
事故で下半身麻痺となって自殺まで考えた長谷川さん。それ以降も凄まじい人生。「真実は小説よりも奇なり」とはまさに長谷川さんのこと。
「死」を嫌と言うほど見つめたからこそ、命の重み。そして人の痛みがわかり寄り添うことが出来る本物のカウンセラー。まさにそんな方でした。
私もカウンセリングをするものとして、とても勉強になりました。
カウンセラーの人も、今人生に迷っている人も、ぜひ読んで欲しい一冊です。

0
2012年08月31日

Posted by ブクログ

ネタバレ

24時間テレビでニノが演じる主人公が書いた本。
タイトルを知って、そく読みました。

4歳から一人暮らしって、3年生で自活って、
家なき子じゃないですか...そのほか色々壮絶です。

と先生の人生もさることながら、グループカウンセリングの例をいくつもあげられています。
命のカウンセリング。まさしくですね。

私の学んだカウンセリングとセラピーの違いをよくかみ締めました。
読んでいて強引な気もしますが、そうしないで帰した方が危険だなって事も分かる。色んな技法や能力をもっと学ばなくてはいけないし、経験しなくてはいけないと実感しました。

あっという間に読めるので、2回読んだ。
来週以降、仮りづらくなるだろうな。

ありがとうございました。


(H24.8 図)

0
2012年08月23日

Posted by ブクログ

17歳のときの交通事故で、下半身不随となり、車いす生活を余儀なくされた長谷川泰三さん。

「自殺しよう」

長谷川さんは、かつて、バイクのツールングに行ったことがある東尋坊で、飛び降り自殺をしようと決意します。
しかし、車いすで東尋坊への旅は、並大抵でありません。

「行くまでにいろいろな人に迷惑をかけなくちゃいけないな」

人に迷惑をかけること。
それは、人に疎まれ、さげすまれ、自分が生きている価値などまったくない人間だということを思い知らされる旅になるはずだ。
それなら、この世になんの未練もなく、東尋坊に飛び込めるに違いない。
最初は、そういう計画でした。

その計画は見事に裏切られます。
いつも機嫌の悪そうなおじさんやおばさんが、とてもうれしそうに車いすを押してくれるのです。
前にバイクに乗っていたときに、「うるさい!」と、傘で追い立てて来たおばさん。
とても助けてなんかくれないと思っていたのに、
「何かあったら、おばちゃんに言うんだよ。電話番号を教えておくからね」
やさしい言葉をかけてもらいました。

東尋坊へ、何度も電車を乗り換え、見ず知らずの人に車いすを押してもらう。
迷惑きわまりないはずなのに、「助けて」と言えば、誰もが助けてくれる。
誰とでもつながることができる。
死の崖っぷちを覗き込んだ旅は、生の本質を知る旅へと変わりました。

絶望を乗り越え、生きる決意をした長谷川さんは、いまはカウンセラーとなって、人を援助する仕事をしています。
実際に体験したカウンセリングの事例もいろいろ記されています。

長谷川さんのカウンセリングの基本は、人生における痛みや喪失を体験し、頑なに心を閉ざしてしまった人が、「助けて」が言えるようにサポートすることです。
「助けて」を言うことで、自分ばかりでなく、自分のまわりの人たちをも救うことができると教えています。

 人は誰かの役に立ったときに心の善意に触れ、幸せや自身の愛を感じます。
 不思議なことに、それは他人に親切にされたときの幸せや、他人からもらった愛情よりも多いのです。

助けてほしい人が「助けて」と言う。
助けてあげられる人が助ける。


生きる質が高い世の中は、とてもシンプルな決意からはじまるのかもしれません。

0
2010年10月15日

Posted by ブクログ

「人はみんな、必要とされたい」多くの人は誰かを助けたい、誰かの力になりたい、そう思って役に立てる場所を探している。そして、人の力になれたとき、助けることができたとき、心から喜びを感じる。それも困っている人の役に立てたとき、よかったなと幸せと感じる。
「自殺は…攻撃です」あなたは死ぬだけですけれど。あなたが死んだあと、残された友人、家族があなたみたいになります。
「助けて」って言って、「ありがとう」と伝える。
「受け取る」多くの人は、人に与えるのは上手です。でも受け取ることは、与えるよりもっと難しいこと。
以上、著書からの引用です。これだけでもこの本の価値がわかります。
日本人は「助けて」を恥に思うところがあるのでは?自殺者が多いはずです…ある学校では朝礼時に「助けて」を声に出す練習をしているそうです。子供だけでなく大人(特に高齢者)にも必要です。「助けて」「ありがとう」が言える社会に。

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2014年07月21日

Posted by ブクログ

とても苦労した方なのだと驚きました。カウンセラーはあまり患者に入り込まないものかと思っていたので意外でした。私がカウンセラーになれないのは患者さんが死んだときのことを考えるからです。しかし、作者はその辛い体験を糧にしている、そんな考え方ができたら良いなと思いました。

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2013年04月19日

Posted by ブクログ

助けて、ということは迷惑をかけることではない。
多くの人は、自分のできる範囲で助けたいと思っている。

この言葉、身にしみました。久しぶりに大泣きしました。

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2013年02月20日

Posted by ブクログ

波乱万丈の人生を生きた著者が魂をこめておこなったカウンセリングの記録。。著者の壮絶な生い立ちも紹介されています。
痛みを味わった人だからこそできる事。

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2012年10月30日

Posted by ブクログ

車椅子のカウンセラー長谷川泰三氏が伝えたかった心に闇を抱える人にこその「助けて」と「ありがとう」。苛烈な著者の半生が自殺とそれに巻き込まれた人の苦悩を語る。カウンセリングやグループセラピーによる「癒し」は読んでいて身にしみこむ。もう少し例題を聞きたかった。

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2012年06月06日

Posted by ブクログ

絶望を感じ、辛い思いで生きている人は、「助けて」と言える勇気を持つことが大切である。
肉親の死に対面しても、そこで泣き損なってしまった人などは、悲しみの感情を我慢せず、思い切り泣いてしまえば、感覚が戻り、本来の自分自身を取り戻すことができる。

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2010年10月07日

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