あらすじ
「怖いなあ、ほんま女は怖い。闇やな。真っ黒い闇を覗き込んでるみたいや」
瀬戸内の小さな島で、白豚と呼ばれていた一人の少女には夢があった。彼女は島から飛び立ち御伽話の如く夢を叶えることができるのか。「自分の中にある力をすべて注ぎ込み、最高傑作を書きたい。そのつもりで書きました」――横関大
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Posted by ブクログ
瀬戸内の小さな島で、白ブタと呼ばれていた少女・遙奈。シンデレラになることを夢見て島を出た彼女は、夢を叶えるためだったらどんなことにも手を染めた。そして美しい女へ華麗なる変身を遂げるが…。
横関大らしい軽快な筆致で読みやすい。週刊誌の連載のような感覚で、この先どうなるんだろうとスイスイ読み進めたけれど…
最後に…!
(B)
Posted by ブクログ
めちゃくちゃおもろいがな。
白鳥はるな、なるシンデレラストーリーをかたった人生譚。だけでは終わらない伏線、それから裏に潜む見えない部分は圧巻。
ぜひご賞味あれ!
Posted by ブクログ
瀬戸内海の小さな島で「白ブタ」と呼ばれ蔑まれていた白鳥遥奈。冴えない容姿のその少女は、シンデレラになるという夢を持ち、その実現を真剣に考えていた。ひょんなことから遥奈と関り相談を持ち掛けられた同級生の実沙子は、彼女との交流に楽しさを感じるものの、遥奈は島を出てしまう。その数年後、再会した遥奈は別人のような美女になっていた。そして彼女の計画はまだ続いていたのだった。スリリングな読み心地のサスペンスです。
自らの計画のために他人を操り、一切証拠を残さずに目的を遂げていく遥奈。その正体を知りながらも傍観する実沙子。彼女たちの関係性が絶妙です。親友のようであり、同志のようであり、しかし最大の敵のようでもあって。一応は常識人の実沙子だけれど、彼女もなかなかにしたたかな面があるので油断はなりません。
遥奈の裏の顔が世間に晒される日は来るのか、そして彼女に訪れる終焉はどのようなものなのか、とどきどきする展開で一気読みなのですが。まさかこうくるか……!
Posted by ブクログ
ユーモラスでヒューマンなミステリーに寄りつつあった著者が、原点回帰本格ミステリーの傑作・快心作。主要登場人物の心情描写が抜群なので、素晴らしいプロットと回収を更なる高みに昇華させている。底なし沼のような白鳥遥奈の実像と虚像を、針宮実沙子を通してのステレオタイプ視点でみていった時の落差の加減が絶妙に良い。ラストの対峙はゾクゾクするし、見事な余韻を残した終わり方も抜群。今年のこのミスで上位に入ってほしい1作。
Posted by ブクログ
ゾクゾクしながら読んだ!
いったい、どこまで望むのか。
そして、シンデレラになれるのか…。
瀬戸内の島で、「白豚」とあだ名をつけられた白鳥遥奈は、「シンデレラ日記」をつけていた。
針宮実沙子がたまたまそのノートを拾い、シンデレラになるための七ヶ条を読んでしまう。
友人でもない2人が、秘密を共有するように話するのには時間はかからなかった。
そう簡単になれるわけないが、どうすれば夢に近づくかを考えるのは楽しかったが、夏休み後に何も言わず遥奈は引っ越してしまう。
それから大学のミスコンで再会した遥奈は、全くの別人になっていて…。
華麗に変身を遂げた彼女は、さらに上を目指すべくく、自分の手は汚さずに成し遂げていく。
彼女がやらせたとか…は、わからないうちにすべてが上手く回っていく。
それがずっと続いていくかに思われたが…。
最後の最後に衝撃を受ける。
まさか…だ。
実沙子は、遥奈と再会することがなければ今の実沙子ではなかったはずだろう。
それを本人がいちばんわかっているはずで、夢を追いかけ手に入れるのは…。
このラストは…。気になる。
Posted by ブクログ
本を手にした瞬間、その分厚さに一瞬たじろいだものの、横関さんならではの圧倒的なリーダビリティで一気読み。
政治家襲撃事件を描く序章から、社会派サスペンスかと思いきや、実態はシンデレラを夢見る女性の生き様を描いたイヤミスである。
瀬戸内の小さな島で白ブタと呼ばれていた少女・白鳥遙奈が綴るシンデレラ日記を軸に物語は進む。
果たして彼女は夢を叶えることができるのか。
彼女の周囲で相次ぐ不審死。
犯人は容易に想像が付くものの、逮捕には至らない。
そしてラストに待ち受ける大どんでん返しに驚嘆。
横関さんの手の平の上で踊らされた。
Posted by ブクログ
整形美人になってファーストレディになる夢を実現させていく岡山の島出身のはぶられ娘と優等生の話。
次犯罪が次々起こる。
最後に本人は別人?の大どんでん返し。
面白い
Posted by ブクログ
よくある女の執念と成り上がりみたいな話かと思いきや、想像を遥かに上回るストーリーの広がり方で、思いもよらない結末だった。
「プリンセスになりたい」
どうして遥奈がここまで執念深く、他者を巻き込んでまで長年行動していたのかは私には正直よくわからない。
でも、わからないからこそ彼女のことを知りたくなるし、ページを捲る手が止まらなくなる。
こんなストーリーの当事者になるのは絶対嫌だけど、友達でもありライバルでもあり敵でも味方でもある…みたいな遥奈と実沙子の関係はある意味ちょっと羨ましいなと思った。
Posted by ブクログ
どこかで読んだことがありそうな展開だけど、とにかく遥奈の目的がはっきりしていて全然ぶれないのはある意味すごいと思った。
ドラマになりそうな話。