【感想・ネタバレ】無印ニッポン 20世紀消費社会の終焉のレビュー

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Posted by ブクログ

ネタバレ

[ 内容 ]
T型フォードの発売からリーマン・ショックまで一〇〇年。
自動車の世紀だった二〇世紀が終わり、消費文化は大きな曲がり角を迎えている。
大流通グループ「セゾン」を牽引し、無印良品を生み出した堤と、地域の文化の衰退を憂慮する三浦が、消費の未来、日本の将来を語る。
「これがいい」ではなく、「これでいい」という「無印」の思想は、企業主導ではない個人主体の生き方を勧めるものである。
本当の消費者主権とは何か。

[ 目次 ]
1 アメリカ型大衆消費社会の終わり(自動車の世紀が一〇〇年で終わる 派遣切り メディアへの懸念)
2 戦後日本とアメリカ(アメリカ体験 地元への愛着 百貨店とファストフード)
3 無印ニッポン(無印良品は反体制商品 ユニクロと無印良品 セゾンと女性とフリーター 都市・建築・生活)
4 日本のこれから(何が失われたか シンプル族と最大公約数的な情報 日本の経営再考:地方再建のために)

[ POP ]


[ おすすめ度 ]

☆☆☆☆☆☆☆ おすすめ度
☆☆☆☆☆☆☆ 文章
☆☆☆☆☆☆☆ ストーリー
☆☆☆☆☆☆☆ メッセージ性
☆☆☆☆☆☆☆ 冒険性
☆☆☆☆☆☆☆ 読後の個人的な満足度
共感度(空振り三振・一部・参った!)
読書の速度(時間がかかった・普通・一気に読んだ)

[ 関連図書 ]


[ 参考となる書評 ]

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2011年04月01日

Posted by ブクログ

ネタバレ

西武、パルコで20世紀末の消費文化を牽引した、
提清二氏との対談。
この人はやはり凄い。
百貨店に代表される大量消費型のビジネスの終焉を
冷静に眺めているような印象を受けた。
次に来るのはもう、右肩上がりを前提としない
静かな、しかし豊かな消費社会ではないか。

それは日本でこそ始めやすいように思う

アメリカではないな、やっぱり。

0
2012年01月27日

Posted by ブクログ

ネタバレ

色々と言われていましたが、堤清二のある一面が良く分かる本。
消費を是とするアメリカ文化、その影響を大きく受けた世代のしがらみと、それに対するアンチテーゼ。消費を礼賛しない。ブランド信仰しない。肩の力を抜いて、「こんなもんでいいでしょう。」という生活スタイルを提案した無印。
三浦氏言うところのファスト風土化する日本は、今後どっちに向くべきなのか。
画一化と多様性とを対比すると、概して多様性に共感する意見が多いが、一面、多様性とはどこに居ても何でも手に入り、広がりを基本とした形態だが、そこではローカリティがどんどん希薄になっていく。反対に、ある意味排他的な画一性こそがローカリティの基礎になるのではないか。

0
2011年09月24日

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