あらすじ
『このミステリーがすごい!』大賞・文庫グランプリ受賞作家最新作
人気作家推薦!
欲しかったのは上質な睡眠。与えられたのは永遠の眠りと上質な謎。
――今村昌弘
ようこそ、睡眠と推理のめくるめく迷宮へ。伏線の数々に痺れました!
――方丈貴恵
(あらすじ)
森の中にある睡眠外来専門の「水巻ねむりのクリニック」にて、睡眠導入剤の治験が開始された。しかし、ほどなくして患者の一人が不審死を遂げる。
殺人の可能性が示唆されるも、患者は全員、治験用の機器により動きが把握されていたためアリバイが成立。医療者側にも不審な動きはなかった。
治験は中止、豪雨により街と隔絶されたクリニックで救助を待つなか、さらなる事件が起き――。
【著者について】
香坂鮪(こうさか・まぐろ)
1990年、熊本県生まれ。大阪府在住。現在、循環器を専門とする特定機能病院に勤務。第23回『このミステリーがすごい!』大賞・文庫グランプリを受賞し、『どうせそろそろ死ぬんだし』で2025年にデビュー。他の著書に『みんななにかに縋りたい』(宝島社文庫)がある。
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
いたるところに伏線が。
事実だけを基に組み立てる推理には、納得しかない。
一方で、物理的なトリックに関しては、医療に詳しい人ならピンとくるのかもしれないが、そうじゃない私は「へぇー」という感覚。
Posted by ブクログ
最初の見取り図が物語に大きくつながる。
豪雨で閉ざされた場所という取り残されたクリニックから事件は始まる。
無理に推理を煽ろうとするシーンはなく、こちらから自然と推理に導く本。
お勧め。
Posted by ブクログ
最近多い豪雨による街と隔離された睡眠外来専門のクリニックで行われる睡眠導入剤の治験中に不審死が…良質な睡眠と推理のミステリでなかなか面白かった。
推理については結構知っていることもあるけど、それでも読むほどに勉強になったし楽しめる。
犯人は分かったけど、動機やトリックや伏線回収は良かったし最後の最後に明かされる真相に驚きもある。
ただ、水巻父の判断はそんなに間違ってなかったと思うし医者は大変だなぁとつくづく感じる。
登場人物ほぼみんな不眠なのでしんどそう。
不眠は本当に辛いしみんな健やかに眠ってほしい。
Posted by ブクログ
推理しながら読むというよりは、実際に物語の中で事件を見ているよう感覚だった。
結末が近づくにつれ、それまでに散りばめられていた伏線にようやく気付いた。専門用語もあるため、少し難しく感じるところはあったが、ところどころ驚く展開があり、つい読み進めてしまう。読後感はすっきりとしていた。それぞれが安心して眠りにつけることを願った。
Posted by ブクログ
「うーん」というのが正直な感想。
睡眠にまつわる話や、睡眠に絡めたミステリ、明かされるトリックは楽しめた。
ただ、盛り上がりに欠けた印象で、ドキドキ感や緊迫感、次々と迫ってくる展開が少なかった。
Posted by ブクログ
閉ざされた睡眠外来で起こる不審死、から始まるお話で、デビュー作よりも全体的の雰囲気がかなりしっとりとしていて、個人的にはこっちの雰囲気の方が好きで読みやすかったです。
睡眠、という切っても切れない存在と、その裏に同じように存在している「目が開くことがなければ死ぬ」というものが、殺意かもしれないものと一緒に少しずつ強くなっていく過程は、専門用語が多くても読みやすかったです。
香坂先生作品は、物語が終わりに近づく時に、二段階ぐらいで展開が一気にやってくるので、そこからの加速感はいつも凄いなと思います。
Posted by ブクログ
2026.09.14
このミス受賞作家ということと、クローズドサークルものということ、睡眠がテーマの真新しさに惹かれて手に取った。
種明かしまで気になって一気読みしたが、医療機器にも疎いのもあってトリックもいまいち理解できず。
最近話題の30分睡眠で生配信中の堀大輔さんがタイムリーで頭をよぎった。笑
水巻先生はクリニック開業する前にご自身の不眠を治して欲しい。目の下にクマのある不眠外来医師は説得力がなさすぎる。
ただ、水巻医師が最初はうきは、と呼んでいたのに途中から「行橋」呼びになっていた伏線もずっと気になっていたのもしっかり回収されて最後はスッキリする終わりなのはよかった。