あらすじ
ホラー・幻想小説のシーンを牽引する、全編新作書下ろしの巨大アンソロジーシリーズ、創刊28年目にして到達した記念すべき第60巻は、「異形」の原点の一つとも言える「骨董」がテーマです。常連新鋭入り交じった、美しくも呪わしい饗宴にご参集ください。収録作家:藍内友紀、天沢時生、井上雅彦、大島清昭、空木春宵、上條一輝、北沢陶、黒木あるじ、澤村伊智、篠たまき、斜線堂有紀、田辺青蛙、久永実木彦、牧野修、芦花公園
感情タグBEST3
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印象的だった話
・上條一輝『一致するオブジェクトを検知しました』
ものすごく読みやすい、AIが正確に認識する怪異
・久永実木彦『さようなら、グーテ』
ネコ、いいはなし、能力に即座に気づく犯人と使いこなす主人公
・牧野修『因果骨董店の中庭』
寝たきり患者の集う中庭、生きるに値しない命、きれいな牧野修
・黒木あるじ『ひくりのかっぱ』
旧家に伝わる呪いを食う生きているカッパのミイラ、新作のカッパのミイラ
・斜線堂有紀『乞匣』
売られた武家の娘、姉の『乞匣』、船頭との会話劇
・芦花公園『ヨブは問う』
神チャットAIぽい本、前の持ち主の手記、主人公興味ないわりに聖書知識ある方なのでは
・田辺青蛙『箱守の娘』
嫁として村人に売られた最底辺の娘、箱売りの一族
・大島清昭『雛がたり』
旧家に伝わる古今雛、動く雛人形
・澤村伊智『俺が作った俺の遊び場』
呪物系Youtuber、えれんシリーズ
Posted by ブクログ
異形コレクション最新作の本作は新しい作家も多くいた印象。注目は斜線堂有紀「乞匣」、芦花公園「ヨブは問う」。「乞匣」はとにかくエグいの一言。紹介にもあったが、斜線堂有紀は女性を主人公に地獄を書くのが上手い。「ヨブは問う」は聖書を下敷きにした話でラストの一文が実に秀逸。
Posted by ブクログ
異形コレクション60冊目の骨董匣。
骨董匣というタイトルからして、懐かしさだけでなく、何か曰くつきなものを想像してしまう。
匣というのも怖いイメージが…。
『対小匣』は、昭和の時期の因習なるものの怖さがある。
『一致するオブジェクトを検知しました』は、AIの謎のようだった。
『金魚の櫃』『雛がたり』と残酷な殺人と怪異が続く。
『箱守りの娘』異様な因習の運命。
『乞匣』は、斜線堂有紀著の地獄を覗いてしまった!これは容赦ない恐怖が襲ってくる。
どれも独特な怖さを感じた。