あらすじ
死んでしまったあの人に、
どうしても伝えたい言葉がある。
天気雨の日にその橋を渡れば、
大切な人に「再会」できるという……。
静岡県浜松市、浜名湖のほとりにある小さな島には、亡くなった大切な人に会えるという橋が架かっている。
「天気雨の時間だけ、ここは『再会橋』になります。雨が終わらないうちにどうぞ」
橋のたもとに立つ不思議な男・十軒に導かれ、今日もまたひとり、心の迷い人がここを訪れる。
想いは通じ奇跡は起こるのか。
会いたくて、会いたくて、会いたくて。
もう一度だけ会いたい、二度と会えない愛する人と。
人と人との再会を「橋渡し」するのは――
切なくも温かな4つの《奇跡》の物語に、感動の涙が止まらない!
「生と死」を見つめた、いぬじゅん渾身のヒューマンファンタジー!
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
いぬじゅんさんの人生の旅シリーズを
ずっと愛読していてもう5作品目となりました。
今回のお話もどれも良くて、あっという間に
完読しました。
気がつけばこのようなお話ばかり
読んでいます。
亡くなった人に会えるのは非現実のこと。
それでも物語の中だけでもいいから
会いたい。
また明日から頑張れるから。
Posted by ブクログ
「あのときああしとけば良かった」「もっと話を真剣に聞いていれば」誰か大切な人を亡くしたとき、人はそんな風に後悔を重ねてしまうのだろう。再会橋はそんな人たちの「もう一度会いたい」を叶える場所だ。もちろん橋の先で亡くなった人に会えても生き返ることはないし、いつかはお別れするしかない。それでも再会を願うのはそれだけその人をずっと想っているからだろう。私はこの作品を過去にとらわれている人が、一つの区切りをつけて前を向くきっかけとなるお話だと思った。本来その役目を果たすのはお葬式のはずだが、再会橋に来る人はお葬式だけでは前を向くきっかけが見つからなかったのだろう。再会橋を訪れる人々がどうか大切な人と再会できますように。そう願ってしまうお話だった。