あらすじ
節約と投資だけでも経済的自立&早期リタイアは可能だ
節約、時間の効率化、株式投資からリスクを抑えた不動産投資まで全手法を紹介します!
公務員の多くは副業禁止です。
また民間企業の中でも、いまだに副業禁止の会社は少なくありません。
世の中には副業による収入や事業収入を前提に、FIRE(経済的自立&早期リタイア)を説く書籍が多数ありますが、副業禁止の人には適用できません。
でも、副業禁止でも、節約や時間の有効活用、コツコツと的を絞った投資をすればFIREは可能なのです。
本書は、自衛隊員という公務員だった著者がFIREを手に入れた経験を通して、誰もが自由なライフスタイルを実現できるロードマップを提案するものです。
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Posted by ブクログ
だいたい知っていることも多かったが
「知っている」と「やっていること」は大きな違いでもあると思わされた本。
とにかく著者の分析力が凄まじい。
私が「やっていない」はそこだと感じた。
遺書の話は興味深かった。
メルカリへの捉え方、旅=贅沢という発想など
価値観を覆す話も多く、
さらっと読めるけれど、読めてよかったと思う。
・有料情報にお金を払う本当の価値は次の4つ
①体系化された情報で「最短ルート」を進める
時間効率は無料情報を遥かに凌駕する
②価格が「付き合う人間」をふるいにかける
金銭的・精神的に余裕がある人しか集まらない
③高額だからこそ、覚悟が決まる
④有料は「稼げる仕組み」を守るための防波堤
本当に稼げるスキームが無料で拡散されたら、市場はすぐに壊れる。
有料という壁は実践者の利益を守るために必要。
・陰キャであることの合理的利点
①「他人と仲良くしなくては」という呪縛から解放される
他者への期待値が低いため、衝突・ストレスが少ない
②1人の時間を読書・学習・思考に集中できる
他人に割く時間が少ないため、知識と判断力が積み上がる
③交際費と時間を、自己成長に再投資できる
④内省の時間が増えて、感情に流されない冷静な判断ができる
過去の経験を客観的に捉え直し、成長につなげることができる
・不要な人間関係を手放すことは、冷たい行為ではなく、「時間」という有限の資源を守る、極めて合理的な戦略
・現在も自分で確定申告の土台は整えている
結果、税金は「奪われるもの」ではなく、「理解すれば最適化できるもの」だと気づける
・お金は「どこで」「誰と」「何のために」語るのか、が重要
・短期的な利益を追う人は、市場の動きや環境の変化に流されて不安定になりがち。
一方、長期で自分の価値を高め続けた人は、時代が変わっても生き残る。
資産形成の本質とは、数字を増やすことでなく
「自分という資産の耐久性を高めること」
・「高いかどうか」ではなく、「手に入らない」状況そのものが、最大のリスク
・年間生活費が
360万円なら、必要な資産は9000万円
240万円なら、必要資産は6000万円
120万円なら、必要資産は3000万円
・遺書は残される人の混乱を止めるための実務書
書くのは感情ではなく、事実
書くもの
→資産一覧
(保有する銀行口座と現在の預金残高
生命保険の契約内容
証券会社の保有株一覧
所有する不動産のその管理会社、担当者名
金・金貨・銀貨・高級時計など換金価値の高い資産とその保管場所)
他にも
中古品買取業者の連絡先と営業時間
マンションのゴミ出しのルール
恩ある方々の連絡先と贈ってほしい品々など
⇨Googleドライブで相続人に共有
年に一回更新
・FIREすると時間が爆発的に増える
増えた時間を「意図的に」使う
「時間がなくてできない」と諦めていたことをすべて実現させる
数ヶ月海外での生活、北海道ツーリング週間、
未経験のスポーツへの挑戦、読書・執筆、講演準備、次の旅のリサーチなどなど
・語れる人生を作れ。
資産は守るな。経験、思い出に変換せよ
老後ではなく、今を生き切れ
・日本の冬から脱出し、バンコクで快適に過ごす
日本と世界を旅していても、「旅=贅沢」という発想そのものが、まったくの思い込み。
お金を使わずに旅をしている
…飛行機はマイレージから交換した特典航空券、もしくは格安航空券、
荷物は機内持ち込みなので、追加料金ほぼゼロ
海外旅行保険は、クレカでカバー
・健康は意図的に調整するもの
(毎朝10分散歩
朝はフルーツ以外の固形物は摂らない
疲れたら30分の昼寝
主食は根菜を多く含む野菜スープ
週1〜2回ジムまたはカポエイラで汗を流す
週2回温泉施設を利用)
・メルカリは
「安く買える場所」ではなく
「価値を見抜けば得をする世界」
「節約ではなく、立派な資産回収」
不用品を資産に変える力
商売感覚を磨く実践の場
安く買って、高く手放す思考回路の訓練
これらは、極めて再現性の高いスキル
・FIREを達成した後にぜひ取り組んでほしいのは
「商業出版」と「講演」
・退職届を出す前にクリアすべき7つのポイント
①生活費は「年ベース」で把握できているか
車検・修理・買い替え・冠婚葬祭・介護など想定できるライフイベントの支出を
②退職金の「受領額」と「退職日」の差を理解しているか
3月退職と4月退職とでは、受け取る退職金額が数10〜100万単位で差がつく
③社会保険料を自腹で払う現実を把握しているか
④銀行ローンの見直しを終えているか
退職前に借り換えを済ませておくと総支払額を大きく圧縮できる
⑤クレカは必要なものを作り終えているか
⑥FIRE後の「時間の使い道」を言語化できているか
今後は「何に時間を投入するのか」
⑦家庭内の役割分担を話し合っているか
・FIREとは辞めても壊れない人生を作り終わっている状態
・重要なのは
「今の延長線上にどんな未来が待っているのか」
「選択を変えた10年後の資産・自由度・精神状態がどう変わるのか」を
具体的な数字と事実を踏まえて書くこと
・自由とは、待っていれば、手に入るものではない。
受けている制約を分析し、優先順位を定め、時間とお金を意図的に再配分した人が手にできるもの。
Posted by ブクログ
FIRE生活を続けるためのマインドセットを知りたくて読書。
著者はFIREを実現することよりも、FIRE生活を続けるために、どんなことをやりたいかという自己実現を具体的に言語化しておくことが重要と言っている。目的、ミッション、レゾンデートルのようなものを確立しないとFIREは続かない。
本書のペルソナ読者は副業禁止の会社員や公務員と思われる。在職期間を牙を研ぐ期間(インプット・種銭作り)と位置づけ、会社員という金融機関からの信用(与信)が高い状態を生かし、よりレバレッジの効く不動産投資や、退職後に自身の情熱を注げる事業へチャレンジすることを提言している。
支出や固定費の見直し、ポイ活や不用品をメルカリで売るなど数字を把握することは、自分の家計を意識することに直結する。
不動産投資で金融機関から融資を受ける際、重視されることは、個人の属性、自己資金(担保)、さらには、実質的な収支管理の能力と言われる。
本書で解説している支出の最適化は、単に浪費を減らし、資産を増やすだけではなく、金融機関へ現金をしっかりと残し、主導権を持って家計をコントロールできる規律ある人間であることを示し、返済能力のアピールにもつながる。
会社員時代に築いた与信を原資に、在職中から確固たる資産の土台を作っておくことで、退職後もそれを経営基盤として生かすことができると伝えている。
現在の生活費を計算し、いくらあればFIREできるかを試算する。築いた資産は、将来的に不動産投資や事業へレバレッジをかける際の担保・信用力を構築してくれる。FIRE達成はそのためのステップであり、そこから新しい人生の章が始まる。
読書時間:約1時間5分