【感想・ネタバレ】きみを自由にするお金という武器について 35歳でサイドFIREした父が子に伝えたい10のことのレビュー

あらすじ

億り人になる必要はない。
いまある制度を使い倒して、
正しく、戦略的に「バグ」をつくりだせ!

家族がお金の不安なく過ごすためには、ちょっとした知恵と工夫が必要だ。
知らない人が損をする、シビアな時代のための、お金の貯め方、増やし方、使い方のすべて。

「時間」は誰にでも平等に与えられた資産。子どもの貴重な約20年もの時間を生かさないのは親の勉強不足であり怠慢である。子どもに苦労をさせたくなければ、親がしっかりとしたお金の知識を身につけ、それを次の世代に渡していく必要がある。

お金は未来の子どもたちとのコミュニケーションツールだ。
本書を読めば、子どもが成人になるころには、お金の話を対等にできる関係が築けるようになるだろう。

-奨学金は満額借りなさい
-僕が「お小遣い」を1円もあげない理由
-年4万円のお年玉で人生の選択肢が変わる
-「教育費」は“手出しゼロ”でつくれる
-僕がS&P500ではなく増配株を選ぶ理由

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Posted by ブクログ

【学びたいこと】
息子へのお金の伝え方や、今後のライフプランについて考えている中で、35歳で5,000万円の資産を築き、2人の子どもとサイドFIREを実現している著者のお金に対する考え方に興味を持った。
本書から、子どもへのお金の伝え方や、今後のライフプランを考えるうえでのヒントを学びたい。

【質問】
Q1子どもが実践したくなる資産運用の伝え方は?
Q2子どもが実践したくなるお金の使い方の伝え方は?
Q3「時間持ち」になるために大切な考え方は?

【本書の答え】
A1
・理想の生活を言語化し、必要収入を逆算する。
・学費や仕送り分は奨学金を満額活用し、浮いたお金を資産運用に回す。増えた資産の元本を取り崩す「4%ルール」を活用し、奨学金を返済する。
・「住宅ローン」「カーローン」も、「ローンは長く、余力は運用へ」という考え方を持つ。
A2
「複利を愛しすぎるな」
お金は使うことで価値を発揮することを伝える。特に子育て期は、人生最大の「消費のゴールデンタイム」。
A3
・退職することで、自由な時間は年間2,000時間以上増える。
・やりたいことリストは、70歳ごろには今後10個程度しかできない可能性がある。若いうちに、年3つ程度は実行する。

【本の概要】
本書は、「お金に関する10の知識を持つことで、お金に困ることを限りなくゼロにできる」という考えのもと、著者が自らの子どもに向けて、お金について体系的にまとめた一冊。
著者は、資産5,000万円で妻と2人の子どもとサイドFIREを実現し、Instagramやnoteで情報発信をしているIKさん。
「複利」「相場」「資産計画」「教育費」「元本」「副業」「配当」「借金」「使い方」「時間」の10つのルールについて、著者自身の経験を交えて解説している。

【印象に残った表現・引用】
・子ども名義の未成年口座を作る。基本は投資信託とし、子どもが興味を持った個別株を組み合わせてもよい。例えば、任天堂の株を保有し、新作ゲームの売上が株価にどう反映されるかを見る。
・「証券口座の外にお金を持ち出してはいけない」。国が認めた口座内で完結しない投資には手を出さない。相場を知る。
・毎月定額のお小遣いはあげない。「人のためになること」に対価を払う家庭内ビジネスをしてもらう。単価は親子で話し合い、上限は設けない。祖父母は新規の「太客」と考え、「自ら価値を生み出し、対価を得る」という経験を積ませる。
・増配ETF「SCHD」は、米国の配当利回りの高い約100社で構成された指数に連動しており、「10年以上配当が出ている」「時価総額5億ドル以上」の条件を満たす企業を組み入れ、新陳代謝しながら構成銘柄を入れ替えている。
・年金は繰上げ受給(60歳から)が最適解。総額ではなく、キャッシュフローで考える。60〜72歳が健康寿命のフィナーレ。
・資産3,000万円を超えて投資を続けても、死ぬときに残る数字が増えるだけだ。

【感想】
・学費や仕送り分を奨学金で満額活用し、浮いたお金を投資に回すことで、増えた資産の元本を取り崩して返済する。この考え方を知れただけでも、大きな学びになった。
息子には将来、こどもNISAを軸に金融教育をしたいと考えていた。その中で、大学進学時には奨学金を活用することで投資を続けるメリットや、「良い借金」の考え方について、親子で計算しながら一緒に考えてみたい。
・子どもへの金融教育として、「人のためになること」に対価を払う家庭内ビジネスという考え方も面白い。お小遣いと組み合わせることで、給与と副業を組み合わせるような思考を養う経験にもなりそう。将来、海外移住をした際には、息子に英語関連の手伝いをしてもらい、日本人に英語を使ったサービスを提供する経験をしてもらうのも面白そうだと、妄想が膨らんだ。
・著者は、副業を軌道に乗せたことが、退職や「何があっても大丈夫」という自信につながっている。自分も資産運用だけに頼るのではなく、スモールビジネスでお金を稼ぐことが、理想の生き方を実現するうえでの絶対条件だと感じ、モチベーションが上がった。

【実践すること】
・スモールビジネスを形にする。
・息子のお小遣いについて、給与とビジネスの両方の視点を養える渡し方を工夫する。
・将来、奨学金の活用について親子で話し合う。

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2026年09月06日

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