あらすじ
劇的に思えたけれど叶わなかった片思い。あの日こうしておけばよかったと、夢に見るほどまで縛り付けてくる未練。どれだけ追いかけてもついには成就しなかった関係。
あなたが経験したあの恋にも、花の名前が付いていて。あなただけに響く花言葉がきっとあって。
花言葉×報われない恋のショートストーリー集。
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
短編集だからテンポよく読めてあっという間に読み終わってた。
登場人物の話し方や反応が自然で、
「この人ならこう言うよね」とすんなり思えるから
気づけばどんどん読み進めてました。
環境や状況・属性も自分とは違うのに、ふとした考え方や感情が重なることが多くて、
名前のない感情が名前のないまま描かれているように感じました。
忘れていたり、なんなら無意識のうちに見ないようにしている気持ちまで思い出させてくれる作品でした。
特に好きだったのは、「わたしがわたしを許せますように」「メンヘラでごめんね」「どこから間違ってたんだっけ」「永遠の愛は存在するのかもしれない」「ひと休憩分の恋」とか…。
どの短編にも花とその花言葉が添えられていて、物語の余韻をそっと包み込んでくれるのも印象的。
恋って9割くらいは苦しかったり切なかったりしんどい思いをするけど、1割でも眩しいくらいの輝きがあるから惹かれるんだろうなと思ったりしました。
いろいろな恋の形が描かれていたので、きっとどこかに「この気持ちなんかわかるかも」と思える物語があるかもしれないです。