【感想・ネタバレ】図解 庭造法のレビュー

あらすじ

※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。

明治の洋画家、本多錦吉郎が豊富な図とともに著した日本庭園の手引書「図解 庭造法」の復刻。原本は明治23年に初版発行され、日本古来の造庭法を初めて科学的に研究紹介した著書として注目を集めました。本書では明治40年の改訂版発行時に彩色された一層鮮やかな図版を豊富に収録し、改訂時に付録として付け加えられた解説と図版7点も収録。さらに解説は注釈付きの明解な現代語訳にさしかえ、鹿鳴館の建築家として名高いジョサイア・コンドルによる英文解説を付けました。

...続きを読む
\ レビュー投稿でポイントプレゼント / ※購入済みの作品が対象となります
レビューを書く

感情タグBEST3

Posted by ブクログ

「一 庭園は、人生の楽しみにおいて、もっとも高潔にして、もっとも清雅。まことに文明の一愉楽ともいえよう。」

 明治時代中期に出版された庭造本の復刻である。図版を多用し、言葉だけれは伝えにくい所をイメージしやすくする手助けになっている。半分は本書の英訳となっており、当時の外国へ日本文化として輸出されていたことを思わせる。
 配置の組み合わせだとか、石の種類だとかが数多く触れられるが、そのほとんどは短い注釈がついているので理解の手助けになる。(それにしても注釈も短すぎるのだが、注釈を付けるべき用語の多さからすれば仕方のないことだろう)

 基準が合ってこそ、動きや個性が出る。真行草になぞらえて崩し方の妙を説いている。お手本通りにすれば堅く、目的も無く崩すと下品になる。庭造りは計算をつくし、なおそれを感じさせないものでなければいけない。
 面白いが、いざ造るには頭を悩ませそうだき。きっとどこにも正解と呼べるものはなく、そういう意味では芸術と呼ぶのだろう。

0
2010年09月23日

「趣味・実用」ランキング