【感想・ネタバレ】王子のキスでは目覚めないのレビュー

青砥あか

「いいから、おかしくなれよ。それで俺以外の男なんて見るな」。惨めな思いを抱えて故郷の町から逃げ出した、しずく。醜い少女から美しい娘へと変貌を遂げた彼女は、唯一自分を守ってくれた智之と再会し、互いの思いを確認する。しかし、しずくが本当に幸せになるためには、魔女たちとの対決が必要だった――。智之の元婚約者・美月。しずくを虐げた智之の母と祖母。そして、しずくに呪いをかけて死んだ母・京子。女たちの真意を知ったしずくが選んだ道とは？ ドラマティックで過激なラブストーリー『王子様は助けに来ない』の続きの物語。智之との関係はさらに濃密に……。

[千葉ママ · ★★☆☆☆]

重すぎる

前作の続きのこれで完結という話ですが、あまりにも暗重すぎる。
気になってとりあえず買いましたが、あまりにも頻繁に話が前後し過ぎて、話に入りにくいのでこの作者はまとめて書く能力に欠けているのかと思うくらいでした。
一応ハッピーエンドなのですがやはりスッキリせず、こんなに重暗いものならそれに対応して最後は重暗い量と一緒以上のハッピーさが無いと釣合いが取れないのにそれが出きていない。やはり読まなければよかったなーと思わせるような読後感を感じました。
最低それが出来れば、この作品もリピートして読むほどではなくても満足感が得られるかもしれません。