【感想・ネタバレ】エキストラ・ガール 2のレビュー

赤石路代

「詩音が殺された。そして、私は自分の半分を失った───」
詩音と久遠は双子の姉妹。そして、アイドルだった詩音はある日突然自殺する。しかし久遠は、詩音は「殺された」と直感し、真犯人を見つけるために「エキストラ」として芸能界へ潜入する───詩音の恋人だったという若手俳優の流人に助けてもらいながら、事実を洗っていく内に、次々と明らかになっていく芸能界の闇。
「ブラックオニキス」という謎のキーワードと共に、そこにはある「ドラッグ」が関与していた。エキストラ事務所の大楠や、天才子役の孝志郎など、詩音の「自殺説」を指示する味方も増える。が、彼らも次々と謎の敵によって襲われ、ついにその魔の手は久遠にも迫る…！
芸能界と薬物汚染という、リアルで危険なテーマを切り口に、予測不可能なサスペンスと恋愛が絡み合って展開していく、息をもつかせぬスリリングなラブストーリー第2弾です！

[ブクログ · ★★★★☆]

月刊誌なんで、なかなか続きが出なくて、ちょっと内容を忘れかけてました。双子の妹の死の真相を探るべく潜り込む・・・。あれ？なんか最初の設定は、「ARISA」に似ているような感じもしますけど、やっぱりこっちの方が面白いです。

藤君は久遠に惹かれてるのかと思ったら、久遠を通して詩音を見ていたみたいで、久遠を一時疑ったりしてました。こうなると久遠のヒーローは別の人になるのかなぁ。大楠さんあたりが次の候補なんだけど、あんまり恋愛要素はない話なんで、そっちは置き去りになりそうです。

USBメモリーや携帯電話など、ちょっとは先に進んできましたけど、「ブラックオニキス」なるキーワードが出てくると、「サイレント・アイ」を思い出しました。

携帯を拾ったのは女性っぽいんですけど、これまでに出て来たので、該当しそうな人の記憶がないです。いったい、誰が黒幕なんでしょうね。