【感想・ネタバレ】ざっくり分かるファイナンス~経営センスを磨くための財務~のレビュー

あらすじ

「セミナーに通ったり、参考書を何冊も読んだけどまったく理解できない」――とかく難しいと思われがちな企業財務のポイントを、気鋭の財務戦略コンサルタントがざっくり解説。

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Posted by ブクログ

ネタバレ

会計は利益を扱い、ファイナンスはキャッシュを扱う。
現金商売は強い。運転資金を必要としない。
経常利益は日本にしかない概念。営業利益を重要視する。
キャッシュフローは営業活動、投資活動、財務活動に分かれる。
営業活動と投資活動によるキャッシュフローをフリーキャッシュフローという。自由に分配できるもの
リスクとは危機=危険と機会をあわせたもの。

資本コスト=ファイナンスで重要な概念。
株主コストのほうが負債コストよりも要求するリターンは高い。損益計算書には現れない。経常利益は負債コストだけを反映したもの。

加重平均資本コスト=WACC。
負債コストには節税効果がある。
IRのミッションは、株主コストを下げてWACCを下げること。適切なディスクローズがあれば株主の要求リターンは下がる。
投下資本利益率=ROICとWACCの差をEVAスプレッドという。これを拡大することが使命。

NPV法=投資判断のとき、投資とは将来生み出すフリーキャッシュフローを購入する、という考え方。
IRR法=内部収益率法。価値と価格とが均衡する割引率と調達コストを比較する。
MM理論=最適な資本構成を算出する理論。
優良企業ほど負債は少ない=株主資本の割合が高い=WACCが高い。
格付けは企業の総合力ではなく、負債返済能力だけを見ている。
配当は、株主にとっては現金の保管場所が変わっただけ。
自社株買いは、自社のキャッシュフローに自信がある証拠だが、投資機会がないというシグナルでもある。

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2025年08月21日

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