【感想・ネタバレ】首狩り魔女の結婚のレビュー

あらすじ

悪女と噂される辺境の領主ローザは、王命により元軍人の王弟ルトガーとの婚姻が定められる。しかし結婚したはずのルトガーからは「俺は人殺しの魔女を愛するつもりはない」と拒絶されてしまう。ワケありの二人の政略結婚から始まった、じれったいすれ違いロマンス。

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Posted by ブクログ

ネタバレ

魔女の異名が「首狩り」である必要性は何ぞと途中まで思いながら読むと、最後の最後に「そういうことか」と納得。
魔女を恐れさせるという意味なら、「首狩り」に限らんでもいいだろうに、何故に首狩りなのかと。
途中までは、ただただ恋を夢見る可愛い魔女さんだったので。
首狩り要素が一切ない、ただただいい子でしたので。

異名のせいで王都では誤解極まる恐れを抱かれている魔女と、国の英雄ながら、とある理由で嫌われている王弟の結婚から始まる物語。
いや、読んでいて察する通り、それ以前から始まってはいたのだが。
彼がずっと思っている子の正体は予定調和とはいえ、魔女に課せられた使命と犠牲の重さにはいたたまれなくなった。
魔女のことがなければ、もっと早く判明していただろうに。

最初はツンツンしていた英雄様が、彼女の普段の姿を見ているうちに段々と絆されていき、自分の正体を知られても受け入れてもらえてからは完堕ちするという。
そのさまを眺めるのは、大変微笑ましい気持ちにさせられた。
街の人からも、侍女からも、ついでにある人からも歪んだ愛情を向けられるほど愛され主人公なので、彼女。

最後は一気に魔女の秘密と、前述の予定調和と書いた英雄様との過去の因縁も分かって、より一気に二人のことを応援したくなりました。

一方で、王族へのヘイトがたまるという。
親が親なら子も子か。
どちらも魔族に魅入られてしまった者と見るなら哀れかもしれないが、同情できるキャラ設定ではなかったし。
主人公サイドがどちらもいい人だったので、今回は色々やらかしても警告だけに留まったのが悔やまれる。
断罪するのは簡単だが、血筋を絶やすと、それはそれで厄介なのだろう。
理不尽な世の中である。

ともあれ、主役カップルに、穏やかな日常がありますように。
そう願わずにはいられない。

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2026年07月23日

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