【感想・ネタバレ】男性の育児休業 社員のニーズ、会社のメリットのレビュー

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Posted by ブクログ

ネタバレ

[ 内容 ]
多くの企業では男性社員が子育てに携わることを想定してこなかった。
しかし、結婚・出産後も仕事を継続する女性が増えた現在、男性も子育てに関わりたいと希望し、従来型の雇用や処遇の仕組みは新たなストレスを生む要因ともなっている。
本書は、少子化対策としてのみ論じられがちな男性の育児休業を、社員が勤労意欲を高水準で維持し、能力を最大限に発揮するための選択肢の一つとして捉え、取得促進への具体案を提示する。

[ 目次 ]
第1章 なぜ男性は育児休業をとらないのか(取得者はきわめて少数;「育児休業法」の成立まで ほか)
第2章 企業にとって子育て支援はマイナスか(企業経営と人事管理;「仕事最優先」から「仕事と生活の両立」へ ほか)
第3章 男性の子育て参加モデル(求められる父親役割の変化;なぜ育児休業を取得したのか ほか)
第4章 海外にみる男性の子育て支援策(EUにおける取組み;イギリスの父親の休暇促進のための取組み ほか)
第5章 企業がとるべきアクションとは何か(人事管理の視点からみた子育て支援策;男性の育児休業をどうイメージするか ほか)

[ POP ]


[ おすすめ度 ]

☆☆☆☆☆☆☆ おすすめ度
☆☆☆☆☆☆☆ 文章
☆☆☆☆☆☆☆ ストーリー
☆☆☆☆☆☆☆ メッセージ性
☆☆☆☆☆☆☆ 冒険性
☆☆☆☆☆☆☆ 読後の個人的な満足度
共感度(空振り三振・一部・参った!)
読書の速度(時間がかかった・普通・一気に読んだ)

[ 関連図書 ]


[ 参考となる書評 ]

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2011年04月03日

Posted by ブクログ

男性の育児休業について、適宜統計やデータを参照しながら、(当時の)現状を明らかにしている良著。制度についての比較も、まさしく参考にしたいくらい丁寧な仕事だ。簡単なことでもいかに丁寧にできるかどうか。

内容は大方、予想通りといった感じだが、男性の育休に対するポジティブなイメージは意外だった。

当時(2004年)と今で、論じられてる趣旨はほとんど変わらない。他国との比較を通して論じているからというのもあるかも知れないが、大企業は男性の育休取得が進んで、中小企業はほとんど進まないという構造は何一つ変わらないのである。

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2023年12月04日

Posted by ブクログ

【読書その79】2004年に出版された東京大学教授の佐藤博樹教授による男性の育児休業についての著書。
本書では、なぜ男性が育児休業をとらないか、企業にとって子育てがマイナスになるのか、海外の男性の子育て支援策について紹介している。厚生労働省の委託を受けて実施された「男性の育児休業取得に関する研究」を端緒として出版されたものであり、具体的なデータも豊富であり、非常に勉強になる本。
本書の出版後、男性の育児休業をめぐる状況は大きく変化した。平成22年6月に育児・介護休業法が改正され、さらに男性の育児休業が促進される環境が整備された。最近ではイクメンプロジェクトなどにより、育児に参加する男性、イクメンに対するイメージがアップした。自分自身もイクメンを目指す男の一人である。今年4月に政府の発表では、男性の育児休業取得率は、前年度比1.25ポイント上昇の2.63%と倍増し、過去最高になった(2011年度雇用均等基本調査(厚労省))。
実は、自分自身、今年5月に子供が生まれ、育児休業を取るかどうか、仮に取る場合にはその時期をどうするかを考えている。そのヒントになるかと思って手に取った本。仮に取るとしても、妻の里帰り後の生活の精神的安定や、再就職への支援になるようなタイミングで取得できるようにしたいと考えている。自分の両親にも現在育児休業を考えていることを話をしてみたが、親の世代では、とにかく男性は仕事をして家族を養い、幼少期の育児は妻の仕事だという認識が強いようだ。でも、時代は変わってきている。本書にもあるように、男性の育児参加が社会を変えるのだと思う。

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2012年05月27日

Posted by ブクログ

ネタバレ

2004年3月に発行された本で、掲載されている事例や状況はほぼ20年も前のことであるが、実状は当時も今も変りない。この事を著者はどう受け止めているのだろうか。

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2020年03月16日

Posted by ブクログ

これのレポートかかされました。
新書を最初から最後まで読んだのは初めてかもしれません。いつも新書はとびとびで読んでるので。
ワーカーという単語がかなりはまった。もうお腹痛くなるぐらい笑いました。ごめんなさい。

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2009年10月04日

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