【感想・ネタバレ】海をわたった母子手帳 かけがえのない命をまもるパスポートのレビュー

あらすじ

母子手帳は日本でうまれ、その後、世界に広まったことを知っていますか?
インドネシアでの農村診療で日本の母子手帳の素晴らしさを再発見した著者は、その普及の先頭に立つことを決意。
その後、母子手帳は世界50か国以上に広まり、国際会議も開かれるまでになりました。
貧しい国の母と子のいのちを守りたい――小さな手帳が生んだ、大きな奇跡の物語です。

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プロローグ
海外ではじめて知った母子手帳のおもしろさ

「自分の母子手帳を見たことがありますか?」
あなたがお母さんのおなかの中にいたとき、生まれてきて「おぎゃー」と泣いたとき、子どものときの体重や身長のことが、一冊の手帳のなかに書かれています。

わたしは小児科のお医者さんをしていました。そして、赤ちゃんや子どもの病気をみるとき、いつも母子手帳を開きました。子どもがいつ、どこで生まれて、どのように成長したのかが一目でわかるからです。でも、そのときは、世界で最初の母子手帳が日本で生まれたことも知らず、世界には母子手帳がない国があるのだということも知りませんでした。

わたしが「母子手帳って、すごい!」と思うようになったのは1980年代、当時はまだ電気も水道もなかった、インドネシアの農村でした。
わたしはインドネシアの農村で家族とともに暮らしながら、小児科医として働いていました。そのとき、インドネシアには、母子手帳がありませんでした。母子手帳がないと子どもの病気や健康の記録がないのですから、お医者さんも困ります。

お母さんも、生まれたときの子どもの状態を聞かれても、なかなか答えられません。健康や医療に関する正確な情報がないことにより、子どもの病気の種類によっては、的確な診断ができず、適切な治療ができない場合もあります。母子手帳がないと、子どもに不利益が生じる可能性もあるのです。

(中略)

いま世界の多くの国や地域で、「日本の母子手帳って、すごい!」と認められ、母子手帳を広げようと多くの人が日夜努力しています。どうぞ、一冊の小さな手帳から広がるグローバルな世界を楽しんでください!

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感情タグBEST3

Posted by ブクログ

恥ずかしながら、母子手帳が日本で始まったこととか、世界では当たり前ではなかったこととか、全然知らなかった。すごく良い本。自分の母子手帳のことも、親に聞いてみたい。

0
2024年12月27日

Posted by ブクログ

母子手帳がいかに生まれ、海外、特に発展途上国で広く使用されるに至ったかを初めて日本以外(インドネシア)で導入した著者が書いた本。平易な文で読みがなもついていて、小学生でも読めそう。母子手帳って他の国になかったんだ!という驚きから、お国の事情で体裁や内容が少しずつ異なるなど、なるほど!と思うことがたくさんありました。

0
2022年09月19日

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