【感想・ネタバレ】制服DUTY1巻のレビュー

山崎童々

【裏切り、躊躇、未練、恋愛感情……心の揺らぎを描くガールズ・アクション!!】
九条高校１年生の霧島星埜は、学校では影が薄いが、実は公安に所属するエージェントであった。ある日、霧島の同級生が何者かに襲われ重体となる事件が発生。それは、とある企業の情報を狙った同級生であり某国のスパイ・安瀬祢々の仕業であった。霧島は安瀬と戦い、彼女と心を重ねていくが…!? 女子高生スパイ達の感情の活動記録――
(C)2013 Dodo Yamasaki

[ブクログ · ★★★★★]

少し、まとまりに欠け気味な味のある粗い画が、迫力あるアクションシーンを加速させている
肩を並べるとまでは惜しくもいかないが、高橋慶太郎先生の『デストロ２４６』と同じタイプかな？
スパイって穏やかじゃない肩書と任務、人並み外れた戦闘力を与えられてしまった女の子らが、何物にも替え難い存在意義を譲らない為に戦うストーリーがまた、昂ぶります
主人公の星埜が“普通”の女子高生としても、凄腕スパイとしても、ややズレてる天然ボケってのが好感が持てますね
戦闘の激化、星埜らを初めとしたＪＫスパイらの心の変容と成長、今後とも楽しみが持てる、骨太なガールズアクション漫画
ただ、個人的に最も注目している点は、桜児と将悟の友愛

[ブクログ · ★★★☆☆]

山崎さんがこんな作品も描くの？という感じで驚かされましたが、男子が好きそうな展開が続いて楽しめました。漫画家の引き出しってたくさんあると改めて実感。