あらすじ
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甘納豆赤飯、豚肉のすき焼き、ザンギ、鉄皿ミートソース、カスベの煮こごり、ニシン漬け、カツゲン、ホンコンやきそば、ミルクカステーラなどなど。懐かしくもうれしい道産子のソウルフード50品あまりを、一挙紹介します◇釧路生まれの食いしん坊が、北海道人が舌で記憶するあの味この味を、独断と偏見と郷愁を込めて書き倒し!懐かしい昭和の食卓風景が、くっきりと甦ります◇北海道人の偏愛食=ソウルフードの魅力と素性を、ユーモアたっぷりにつづる、こだわりの“極私的フード記”。
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Posted by ブクログ
北海道は釧路市出身の著者が綴る、渾身の道民食エッセイ。
蔵書整理の際、売却本候補に挙がり、売る前に再読を……と思ったんですけどダメでした。愛しすぎて売るの止めました。これはもうバイブルだべ。
著者の宇佐美氏は昭和36年生まれの釧路育ち。
一方私は、昭和54年生まれの札幌育ち。
同じ北海道でも釧路と札幌じゃあ300キロ以上離れてますからね。高速乗っても5時間くらいかかりますしね。これ、内地だったら余裕で隣の県とか行っちゃう距離らしいですね。よく知らないけど。
地域的にも世代的にも結構隔たっているはずなんですが、本書に紹介されているメニューは私的に「あるある」率が高く。コレをこうやって食うとなまらうまいよね!っていう紹介文が、絶妙に食欲をそそります。
おかず不要の甘納豆赤飯、生で齧っても美味しいホンコンやきそば、お供は牛乳1択ビタミンカステーラ、クリーミーなタチのお味噌汁、不動のエースわかさいも、塩辛と食べたい焼きジャガ茹でジャガ、ご飯何膳でもイケる山ワサビ、各種魚卵などなど……
ほんと、道外に就職・進学した道産子たちに送り付けたい一冊。
浜松出身の家人はいまだに甘納豆赤飯に馴染めない、とか何とかブツブツ言っていますが、長い目で洗脳して行きたいと思います。