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Posted by ブクログ 2009年10月07日
まだ立ち上げられたばかりの「希望」を社会科学する希望学。この本では希望についての社会調査の結果と分析の紹介を中心としている。統計では「子どもの頃に家族から期待されている程、好奇心が強くなりチャレンジ精神に溢れ、小心者になりにくいし、優柔不断にもなりにくい」とか面白い分析も。
Posted by ブクログ 2009年10月04日
統計を元に「希望」を社会科学として捉えた作品。面白い統計分析がためになった。挫折経験があったり、友達が多かったり、子どもの頃に親から期待された経験を持っていたりするほうが、希望を持ちやすいのだそうな。
希望を持つことは絶望につながるという指摘もあるが、そうではなくて、希望を持ってこそ、自ら希望を修...続きを読む正しつつ、しなやかに生きることができるのではないかと、前向きに可能性を見つめている。
Posted by ブクログ 2009年10月04日
玄田先生がたちあげた希望学、社会科学するには難しい「希望」というものであるが、釜石でのフィールドワークもこれから行われるし、成果がでるとすればこれから。フリーターニート問題にひとつの方向性を与える学問として期待したい。
Posted by ブクログ 2012年03月13日
2012.03.13 挫折経験がある方が希望を持っている人が多いという調査結果。子供のころ、なりたい職業を持っていた人の方が希望を持っている人が多いという結果。希望は本当に奥が深そうだ。この本は2005年ごろのものだが今後はどうなっていくのだろうか。希望を持つ人はどんどん減るのだろうか?
Posted by ブクログ 2011年08月03日
「希望学」とタイトルを見たときは、いったいどんな内容が書いてあるのかとワクワクした。しかし、内容がよく分からなかったので、時間をあけて、もう一度読んでみるのがよいと思いました。
Posted by ブクログ 2011年03月26日
[ 内容 ]
「希望」が「喪失」とセットで語られる現代。
希望とはそもそも何なのか?
社会のなかでの希望の意味とありかについて、一人ひとりが探求するための科学的プロジェクト、それが「希望学」だ。
[ 目次 ]
序章 希望学がめざすもの
第1章 希望がある人、希望がない人
第2章 希望、失望、仕事の...続きを読むやりがい
第3章 友だちの存在と家族の期待
第4章 恋愛と結婚の希望学
第5章 挫折と幸福、希望を語るということ
第6章 格差社会に希望はあるか(対談 宮崎哲弥×玄田有史)
第7章 絶望の淵で語れよ希望(対談 山田昌弘×玄田有史)
おわりに データは何を語ったか
[ POP ]
[ おすすめ度 ]
☆☆☆☆☆☆☆ おすすめ度
☆☆☆☆☆☆☆ 文章
☆☆☆☆☆☆☆ ストーリー
☆☆☆☆☆☆☆ メッセージ性
☆☆☆☆☆☆☆ 冒険性
☆☆☆☆☆☆☆ 読後の個人的な満足度
共感度(空振り三振・一部・参った!)
読書の速度(時間がかかった・普通・一気に読んだ)
[ 関連図書 ]
[ 参考となる書評 ]
Posted by ブクログ 2010年07月27日
「そもそも、希望って何なんだ?」
そんなことを疑問に思った人にはおすすめの一冊。
仕事、友達、恋愛と結婚、挫折経験、格差社会などとのかかわりから「希望とは何か」をとらえようとしている。
まだまだ研究としては物足りない感じが否めず(アンケート調査の回答数が少ない気がする)、研究結果に納得するという...続きを読むまでにはいかなかった。
でもこれは研究の初めのほうで書かれた本で、まだ序章。
まずは「希望」を学問的に考えたことが、大きな一歩ではないかと思う。
国際社会より、政治より、身近に感じやすい「希望」(あるかないかは別として)。
研究結果に自分の経験を照らし合わせたりして、読んでて楽しかった。
この本を読んだら、「希望を持ちなさい!」なんて軽々しくいえなくなる・・・
Posted by ブクログ 2009年10月04日
竹内先生の授業で紹介された本です。「希望学」って何だろう?と思って買ってみました。
希望についてさまざまな観点から調査されてありました。面白いと思ったのは希望がもてるかどうかは、周りの誰かに自分の努力を評価してもらえるかどうかが大きなポイントだそうです。また仕事や職業と希望について分析されていたの...続きを読むも興味深かったです。この本を読むうちに希望を持つことは必要なのだと思いました。(上村)
Posted by ブクログ 2009年10月04日
この本に対する「(データが)正しくない」、あるいは、「正しい」とどちらに考えてもあまり意味がない気がする。
こういう本は信じるか信じないかだと思う。