あらすじ
あなたの恐怖体験には大きな矛盾があります――
二度読み必至! 背筋が凍る驚愕の結末とは?
(あらすじ)
深夜、専門学校生の美夜乃が踏切を渡っていると、上半身だけの霊・テケテケが這い寄ってきた。逃げ切った彼女は帰宅後、その体験談をSNSに投稿する。しかし翌朝、美夜乃がテケテケと遭遇した頃に女性が列車に轢かれ死亡したという報道が――。美夜乃は殺人犯ではとSNSが炎上するなか、彼女の元に「あなたは人殺しではない」と都市伝説研究の特任准教授を名乗る男からメッセージが届く。
【著者について】
久真瀬敏也(くませ・としや)
東京都清瀬市出身。山形大学理学部に入学後、北海道大学法学部に編入学・卒業し、新潟大学大学院実務法学研究科を修了。第18回『このミステリーがすごい!』大賞・隠し玉として『ガラッパの謎 引きこもり作家のミステリ取材ファイル』で2020年にデビュー。他の著書に『両面宿儺の謎 桜咲准教授の災害伝承講義』『京都怪異物件の謎 桜咲准教授の災害伝承講義』『大江戸妖怪の七不思議 桜咲准教授の災害伝承講義』『陰陽師の呪い 桜咲准教授の災害伝承講義』『本所深川奉行所 お美世のあやかし事件帖』『本所深川奉行所 お美世のあやかし事件帖 猫又と四つの謎』(以上、宝島社文庫)、『遺言書を読み上げます 血統書付きの相続人』(角川文庫)がある。
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
だいたい1話20分から30分くらいで読み終わる内容で、都市伝説を題材にしつつ、その実態は……というようなミステリータイプの作品。
一話一話それぞれ独立しているようにも見えるけど、だんだんとそれがつながっていって、最後には一つの結末を迎えるという形で、自分はとてもこういう流れが好きだった。
これからもまだまだ続きそうな雰囲気もあるから期待したい。
Posted by ブクログ
真冬の踏切で下半身を列車に撥ねられたが凍結して傷口が塞がり脚を返してと言ってくる。クマに食べられるも意識があり電話で食べられてる状況を伝え無念の死をとげる。花子さんの呪いの状況を作った真実は。新雪にダイブして勇気を見せつける。
各都市伝説についての呪いの話に共通して絡んでくる雪月マリィ。事故の因果を作った彼女を裁ける術はない。最後の祝准教授の詰め寄りにも私は悪くないとの言葉を残して去る。最後は踏切でスタックした車を助けようと手伝うも仕返しにあい死亡。ただ、死の直接的な証拠はない。
まさに因果応報。
Posted by ブクログ
都市伝説の研究する准教授が北海道を舞台に起きる都市伝説の正体とその裏に隠された事件の謎を解き明かしていく短編的長編小説。
都市伝説解体センターが好きな怪異の私はこの本を見かけたときに読まないわけにはいきませんでした。都市伝説の解釈や広がり方がそんな感じなのかという驚きと怪談話の違いなど面白い発見がありました。今回の都市伝説はゲームの都市伝説解体センターとは違い、怖いもののほかにグロさが入った陰湿なものが多かった印象です。
物語としては、それぞれの事件の裏に共通して存在する雪月マリィが何をしたのか・正体は誰なのかという所が今回の謎の肝になっています。マリィの他責ぶりと罪悪感のなさがこれでもかと書かれていて本当に胸糞悪かったです。真相を聞いていた幻夢も思わず「……はぁ?」と言ってしまうほどのモンスターぶり。隣で聞いていたであろう蒼空と恵都が壁を叩きたくなるのもわかるなぁとなりました。最後の因果応報ぶりは今までの最低ぶりを見せつけられていた分溜飲が下がりました。おそらく幻夢はこのことを分かっていて、かつ都市伝説としての「教訓」を語り手として残すためにオチを用意したのかなとも感じました。
最後にこの作品をアニメ化したときの声優陣を自分なりのキャスティングにしたので読むときの参考にしてください。
祝幻夢:花江夏樹
田中美夜乃/田中雪月マリィ:内田真礼
綾川杏南:川澄綾子
綾川瑛美:上田麗奈
花井蒼空:堀江瞬
神宮寺エンゲル理亜:鈴代紗弓
小林剣志:三宅健太
韮山恵都:羊宮妃那
Posted by ブクログ
一気読みしました。異なる境遇の人たちの話から特定の人物へと物語は次々とつながっていきます。読めば読むほど続きが気になって、ページを捲る手が止まりませんでした。ただ、真相はあまり納得感がありませんでした。
Posted by ブクログ
5編の短編が数珠の様に連なり最終話でタイトルに帰結する構成の妙は楽しめたが、都市伝説はやはり謎のままが都市伝説と呼ばれる由縁であって、ネタバレした時点でそうでは無くなってしまう物足りなさも感じてしまうものだ。
Posted by ブクログ
都市伝説の真相として現実的な解が与えられるのが良かった!黒幕の結末が、まあそうなるよな〜って感じ
もっと都市伝説パートをシリーズ化してほしい!
Posted by ブクログ
テケテケやトイレの花子さんなどの都市伝説と、それに似た事件との違和感によって、事件の謎を解いていく。
都市伝説研究の祝幻夢特任准教授がとても良いかんじ。これはシリーズ化してほしいなぁ。