あらすじ
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「民衆は体制の打倒を望む!」「ムバーラク、バーテル(もう駄目)!」大小様々な「革命」を経験してきたエジプトの近現代史。二〇一一年の革命は、政治の暴力と腐敗に屈しない、宗教者や一般市民による地道な抵抗運動の結実であった。アメリカとの駆け引き、パレスチナ問題への影響。アラブ世界の大国が、新たな国づくりを模索する。
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Posted by ブクログ
エジプト革命。
活動の中心になったのは、若者。
若者はFacebookを介してデモを行ったそうな。
今までは、そんなことは起こり得なかった。
Facebookの力(インターネットの力?)ってすごいですね。
Posted by ブクログ
アラビア語では運動を表す語がいくつかあり、サウラが「指導され、合意された特定の目的を目指す広範囲で激しい運動であり、馴染みのあるインティファーダは「時間的にも空間的にも制限されたサウラ」であると定義される。しかも、パレスチナの人々がインティファーダと自分たちの活動を称したのは、中東の独裁者が起こしたクーデターをサウラと名乗っていたことへの反発から来ているというのは面白かった。
エジプトの革命では、「腐敗」と「抑圧」が2本の柱となって、起こったとしているが、今の日本では「抑圧」はあまり感じられないが、「腐敗」は相当程度に進んでいると思うのは私だけだろうか。目立ってメディアが報道しようとしないだけであって、エジプトまではいかないが、相当ひどいものであろうと感じる。
全体を通しては、歴史的背景や過去の革命の説明だけで、あまり今回の革命についての説明がなかった。また、今回の革命の特色であろうfacebookについての記述がほとんどなかったのが残念だった。