あらすじ
洸(こう)は2.5次元系の舞台を中心に活躍する若手俳優。
今回初めて主役に抜擢され、憧れていた先輩俳優・遥斗(はると)と
バディ役で共演することになった。
ところが役作りの最中、演技か素かわからない
ミステリアスな色気に翻弄され、うっかり一線越えそうになってしまい!?
「煽ったのは、俺だし」
キスより先を求めてしまう、どうしようもなく湧き立つ劣情。
腹の内にくすぶるドキドキの正体は――...?
二面性あり色男ルーキー×思わせぶりなクーデレ先輩
千秋楽<終わり>に向けた恋が幕を開ける。
◆単行本収録の描き下ろし漫画9P(また共演しよう)付き
◇電子限定の描き下ろし漫画3P(お土産・共通点?)収録
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
〝下手くそにイかされてんじゃねえよ、ザァコ(遥斗)〟
Eros度★★
おやおや。舞台の稽古場で始まるこの関係は、ただの共演じゃ済まない熱を孕んでいる。
洸が初めて主役を任され、憧れの遥斗とバディを組むところから、役作りの密着が徐々に素の距離を縮めていく過程がじわじわと効く。
演技か本音かわからない遥斗の思わせぶりな態度に翻弄されながら、洸の内側の揺れが露わになっていく様がたまらない。
遥斗の独白「今日はこいつにペース乱されてばっかだ。気に入らねえ」から、抑えきれない苛立ちと興味が混ざる心情がにじみ、関係の変化を静かに加速させる。
そして「下手くそにイかされてんじゃねえよ、ザァコ」の台詞は、稽古の延長で迸る劣情の生々しさを端的に突いてくる。
さらに「ルイ越しじゃなくて、明石…ちゃんと俺を見てほしいんだ。俺も…お前のこと…明石のこと見るし、知りたい」という願いが、役名越しの本音を暴き、双方の心理が深く絡み合う瞬間。
仕事への真摯さが私情を煽り、アドリブが境界を溶かしていく構成が鮮やかで、萌えと胸の締め付けが同居する。
濡れ場も役作りの熱がそのまま繋がる自然さがあり、抑えきれない欲求がソフトに、しかし確実に関係を変えていく。