【感想・ネタバレ】十津川警部 湖北の幻想のレビュー

あらすじ

歴史のifに十津川が挑む壮大なミステリー浪漫! 時代小説作家の広沢は自分の妻を戦国時代の美女になぞらえ「お市の方」と呼んでいた。しかし妻には愛人がおり、その男が刺殺体となって発見される。現場には「オイチ」とダイイングメッセージが。また柴田勝家が秀吉に勝っていたら、という広沢の歴史小説は事件にどう絡むのか。十津川が辿り着いた真相は? (講談社文庫)

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Posted by ブクログ

ネタバレ

西村京太郎と山村美紗の歴史的自伝によると,
文学作品を書きたがった西村京太郎に対して、
売れる作品作りを推奨した山村美紗。

それでも未練なのか,推理小説の中に、歴史小説を埋め込んで、
なんとか売れそうな本にしているところが折衷案のようで面白い。

題材の,もし,歴史がこうなっていたらという仮説のもとに展開すると,
いろいろ矛盾画出て来るが、そこは押し切っているところは読みやすい。

解説によると,細かい論理性よりも,筋の切れを大事にする西村京太郎らしさとのこと。
なるほど。やっと西村京太郎の本質が見えて来た気がする。
細かい描写が少ないのも,筋の切れを大事にするためなのだ

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2011年09月11日

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