【感想・ネタバレ】いばらの泪のレビュー

リカチ

“ただ眠って待つだけのお姫様”それは真希の心に刺さる棘のひとつ。その棘を抱えたまま、大人になった彼女に新たな恋の予感が訪れる…その子は初恋のあの人に少し似ていて、真希の心は否応なしに高鳴る。だけど…結果は…また繰り返してしまう。あの時もこの時もいつも同じ。どうしても恋を奪うことができない…。しかし、そんな彼女を待つもうひとつの恋が…。揺れる恋情と泪切なく…可憐な絵柄でリカチが綴るLovestory.

[ブクログ · ★★★★★]

リカチ先生の二冊目の百合漫画であり前冊である｢空色ガールフレンド｣のキャラの物語なのでそちらを読んでから読むと更に良いかと。
初恋の呪いがいばらとなって待つだけのいばら姫は恋する相手とは結ばれない。そんないばら姫の眠りを覚ます相手が現れようやく時分から……(ネタバレの為割愛)という心理描写が良く描かれた一作。
他の評価が軒並み低く、それだけで読まない方がいると勿体ないと思い感想を少しだけ。