【感想・ネタバレ】キャプテンの責務のレビュー

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Posted by ブクログ

ネタバレ

●海事大学は私に”規律”を教えてくれたー当時の私に一番必要だったものだろう。そして真面目に生きることの重要さも学んだ。船上ではその場ですべえを解決する必要があり、ふざけてなどいられない。意味のない仕事などなく、すべての仕事が重要な価値を持つ。

●人は怒鳴り散らされると逆に従う気が失せるだけだという事を私自身、身に染みてわかっていたからだ。完璧をめざしたところで、やろうとしてもできない者は必ずいる。歩くことより、とにかく這ってでもまえに進むことをめざすべきだ。そうすれば、いずれ走ることも考えられるようになる

●船長がひとつのことだけにーたとえば乗組員がビールを一本か二本飲んだかどうかなどということだけにー固執するようになると、あっという間に乗組員の信頼を失う。

●怒鳴ることにエネルギーを費やすべきではない。

●この船長は船会社の顔色ばかり窺っていて、船が沈むことより本社の人間の不興を買うことを恐れていた

●もしかしたら、優秀な船長よりひどい船長から学んだ方が多かったかもしれない。

●ただひたすら乗組員をレーザービームのように集中させていた。恐怖をいっさい顔に出さないことで。~。とても無口な人だったが、彼がそばにいるだけでなんとか切る抜けられると信じられた。そんな船長だった。

●不言実行。その言葉を聞くと、私はいつもジミー船長を思い出す。海で命を落としそうな時でさえ、ゲイリー・クーパーのようにクールにブリッジに立っていた彼の姿を。

●私は船長として仕事をしているときも、乗組員がひどく奇妙なことをしたとしても誤りを正すようなことはしなかった。なぜそんなふうにしたのかをまず聞いた。他人の動機、彼らが世界をどのように見ているかに興味を持つことで、のちに直面する危機を予期することが出来た。

●私達はみな自分の忍耐力を過小評価して、恐怖心から失敗してしまう。

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2016年06月11日

Posted by ブクログ

ネタバレ

ソマリア海賊に襲われ、誘拐され、救出された船長の自伝の実話。
興味本意で買ったけど、中身は様々な教えの詰まった素晴らしいものでした。
船長というリーダーシップを求められる仕事からよいリーダーとは何かかたってますし、語ってますし、海賊に襲われたあとは精神を強く保つ大切さを語っています。

学ぶところの多い良い本でした。

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2014年02月04日

Posted by ブクログ

ネタバレ

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2009年4月、ソマリア沖でアメリカ船籍の貨物船(まーすく・アラバマ号)が海賊にシージャックされた。フィリップス船長は乗組員を救うため単身人質となり、救命艇で海賊に連れ去られる。やがて米海軍特殊部隊SEALsが現場海域に到着。人質交渉が進展せず緊張状態が続く中、船長は見張りの隙をついて脱出を図るが……。全米を震撼させたソマリア沖人質事件の真実を、フィリップス船長自信が克明に綴った衝撃の記憶。

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2015年06月04日

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