あらすじ
国民の外交センスが求められている!
「外交の理論と実践」を、知識としてではなく
「ものの見方、考え方」として、わかりやすく解く。
【本書内容】
序 章 外交という営み ― 目的と座標軸を持つ
第1章 インテリジェンス ― 判断と行動に役立てる
第2章 政策のデザイン ― 理想に形を与える
第3章 交渉のアート ― 相手と自国を説得する
第4章 バイとマルチ ― 効果的に組み合わせる
第5章 繁栄 ― 安心して働ける環境を創る
第6章 安全保障 ― リスクを回避し、平和を創る
第7章 外交と世論 ― 信頼関係を築く
終 章 限界と可能性 ― 新古典外交をデザインする
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Posted by ブクログ
仕事で外務省と関わることがあり、外交、また外務省という組織について知りたいと思い本書を手に取った。
外務省で、複数の在外公館や本省西欧課長を務められた著者が、外交の実践経験と理論を分かりやすく伝える目的で書かれた本書は非常にためになるものだった。
外交交渉は、ビジネス一般にも通ずるものがあり、その考え方や姿勢はどの仕事にも共通して役に立つものではないかと感じた。
Posted by ブクログ
ラジオで柳さんの話を聞いて、興味を持ちました。
元外交官が学生に話すように外交の基本(目的、役割、思考、判断材料)を教えてくれています。
国家間とはいえ、国家という生き物は存在せず、判断するのは人なので、人から考えないといけない、仕事も結局、人なので外交における思考や方法は仕事にも応用できる。
■政策に生かされる優れたインテリジェンス分析ペーパーの要件
①客観的であること
②ポイントと内容が分かりやすいこと
③「事実」「分からないこと」「考察や推察したこと」を区別すること
④今後の見通しについて予測に踏み込むこと
⑤タイミングよく仕上げること
これって、もろに報告書や提案書の話ですよね?いいまとめ。
人は無意識のうちに自分の既存の分析枠組みや思い込みに合致する情報や自分の情報源から自分が入手した情報を過大評価しがち。なので、収集部門と分析部門を分けている(CIAも英国も豪州もそうしてる)。が、日本は分けられていない。こりゃー、問題だ。
僕らが見る外交は「見せられている」外交であって、それが表面化したのは何故か?どういう意図か?という一歩踏み込んで考えないと、安易に情報操作されてしまうね。(外交だけではなく、他の分野に関しても同じ。記者クラブ問題だが)