【感想・ネタバレ】京大的教養 「正しさは伝わらない、楽しさはうつる」のレビュー

あらすじ

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「オモロイこと」より「こうあるべき」を優先してきたすべての人へ!
「アホなことをせぇ」を起点にはじまる、カオスな世界を生き抜く教養論。

京大変人講座で知られる酒井敏先生(京都大学名誉教授)と、『京大的文化事典』を上梓した杉本恭子さんが導き手となり、京都大学の「アホなことをせぇ」という教えを起点にはじまる「何か」を「京大的教養」と名づけて探求する一冊。

なぜ今、「京大×教養」なのか? 世の中がどんどんキュウクツになるにつれて、世間が求める正しさ、効率性や合理性に疑問を抱く人も増えてきたのではないでしょうか。
京大的教養のインストールは今あなたが感じているキュウクツさを食い破る行為となって現れるかもしれません。
ようこそ、京大的教養の世界へ――!

【もくじ】
序章 京大的文化と折田先生像
第一章 京大っぽさの原点「教養部」
第二章 アホなことが世界を救う
第三章 カオスでフラクタルな世界のスケールフリーなわたしたち
第四章 役に立つモノを捨ててガラクタを集めよ
第五章 京大的教養は非言語的に現れる

【担当編集からのコメント】
「なんて自由なんだろう!」
はじめて京都大学の歴史や文化を知ったとき、あまりのカオスっぷりに感動したことを覚えています。
効率や合理性ばかりが求められ、世の中がどんどんキュウクツになるにつれ、社会が求める「正しさ」に疑問を抱く人も増えてきたのではないでしょうか。
京大には、世間の「こうあるべき」「~しなければならない」とは正反対のパワーがあります。本書を読んで、豊かで無駄な、そしてほんの少し怪しげな「面白い」に手足を伸ばしていただければ幸いです。

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Posted by ブクログ

京大の多くの学生や教授に見られる「オモロイ」ことをする文化に焦点を当て、「オモロイ」という感性がもたらしてくれる良さを教えてくれる本。消費的な楽しさではなく、追求的な楽しさの重要性を唱えた「ナマコ理論」や、一見役に立たないガラクタがある一定量を超えたときに結びつき、面白いものにつながるブリコラージュ的な考え方は学べてよかった。

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2026年06月25日

Posted by ブクログ

「見覚えのある雰囲気の本だな」と思ったら、『京大的文化事典 自由とカオスの生態系』を書いた杉本氏が携わっていたのですね。
納得。
ちなみに、サブタイトルの「正しさは伝わらない、楽しさはうつる」は、かつて京大で名物教授と言われた故森毅先生のお言葉とのこと。

「京大的教養とは何か」を明確に説明するのは難しいようですが、自分自身は「人や学問への接し方に対する懐の深さ」だと解釈(定義)しました。
そしてそこには、テーゼもアンチテーゼもジンテーゼも受け入れる寛容さがあるように思います。

が、時代とともに、京大も徐々に四角四面な学生が増えてきているようですね(京大のスタッフにも)。
今後も京大的教養を継承してほしいですが、果たして時代が許してくれるかどうか、気になるところです。

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2026年06月25日

Posted by ブクログ

・正しさを手放すことに一役買ってくれた本
・シンプルに京大っていいな…と思った
・世の中を捉える前提を読んでいい意味で目が覚めた

最近、本を読む時に
ちょっとでも自分の心が動いた箇所や、発見、共感があると都度ふせんを貼っているんだけど
読み終わって付箋だらけだった。笑
 
私にとってはそのくらい興味を持って読めた本でした〜!

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2026年05月18日

Posted by ブクログ

京大の名物教授と言われる人たちは、専門学部でなく教養部の人が多かった気がする。そんな京大教養部への愛に溢れた本。
本書は、東大の双肩、西の雄と言われる京都大学の、設立の背景からしてそもそも東大の西日本版なんて思ってないところ、では何なのか、をひたすら考える、まぁ遊びである。
登場する教授、折田先生像やタテカンのエピソードは、京大に関係なくても読み聞きしたことはあるのではないだろうか。限られた文面でその温度感まで伝えるのは難しいと思うが、本書はあまりそんなことは気にせず、とにかく自分が面白い思うことを一生懸命伝えるスタイルである。お金を取る書籍としてはいかがなものか、だが、それは編集、買う人の責任なので、まぁ良いのでは。
この本から、何か考え方、生き方を学ぶのは普通にはできないと思うが、誰にとっても心構えの選択肢を増やすことにはつながる気がする。

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2026年07月01日

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