あらすじ
“血道”それは血で結ばれた、強く深く長いつながり。抜け出すことは、できない――。ある夏の日、女子大学生の新苗が不可解な失踪を遂げた。恋人の光里は、自身の実家に伝わる祟りによるものだと、怪異が“視える”香菜子に相談をするが、そこで見えたのは想像を絶する血道の縛りだった。新苗はなぜ消えたのか。大山家を襲う呪いの正体とは。古くからの因習をめぐる戦慄のホラー小説。
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Posted by ブクログ
東北の旧家を舞台にした因習ホラー。それほど怖くないのでホラー読んでみたい人に最適。序盤〜中盤は手堅く進行するが、終盤はおそらく大方の人にとって意外な展開を見せる。呪いの性質をきちんと掴んでいれば主人公?語り部?兄妹の扱いに納得はできるが、多分普通は別の展開を予想して身構えていると思う。ではなぜ今ここでこうなったのか?過去には起こり得なかったのか?という疑問が浮かぶがそこは(あくまで読者としての想像だけど)やはり金。金の切れ目は縁の切れ目。大山家の財政事情がかなりの確率で影響していると思う。因習も世知辛いものよ……。
タイトルとなっている『血道』が本来指すものが定期的に祟りに火を焚べる触媒ではあるが根元そのものではないところが少し弱くもあり、独特な色を出しているとも言える。改めて考えるとこの祟り因習が起因であるものの、実は普通の現代日本人の心に存在するよくない思考そのもので、自分が幸せになることを願うよりも周りの人間も不幸の道連れにしたいというあれ。ターゲットが絞られてる分祟りのほうがマシなんではないかとすら思った。
さて問題はエピローグで、ここの解釈が非常に難しい。なぜこうなったのか。こいつ(ら)は何者なのか……バッドエンドなのかどうかも判断しかねる。
Posted by ブクログ
『血道』は序盤の『断片』からはじまっているのかな?
ちょっとよく分からなかった
因習村というか一族の話で、長男ではなく長女に絡む、というのが捻ってる
とても読みやすいけど、因習村とオカルトが混ざってて不思議な感じだった
あとほんと、新苗がこわい気持ち悪い(not表紙女子)
彼との馴れ初めモノローグが願望入り交じっててゾッとした
彼の方の描写からは遊びと何となく感しか感じないのに……と思ってたら、ラストでヤッパリね!で、あの気持ち悪さに納得しかなかった
そして随所で昭和の描写があって、ソレ私の幼少期やん……もうそんなはるか昔、みたいな書かれ方するん……ってなる、要注意(笑)