【感想・ネタバレ】ダチョウの卵で、人類を救います アトピー、新型インフルエンザ、HIVも撃墜する夢の抗体発見秘話のレビュー

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感情タグBEST3

Posted by ブクログ 2020年09月06日

ダチョウの卵からさまざまなる抗体ワクチンを取れることを開発した研究者の物語。ダチョウは非常に生命力が強いことに気づいたことから出発していた。インフルエンザだけでなく、アトピーや花粉症、そして癌にまで効果のある抗体を作り出そうとしている。コロナ禍でもある現在、救世主となるワクチンを生み出すのではと思う...続きを読む

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Posted by ブクログ 2012年11月06日

ある番組で著者を拝見し、魅力溢れる人柄に
やられてしまった…。笑
ヘルメットして
捕獲棒持って
教授自らダチョウを
必死に追いかける姿に爆笑。(しかもすぐに転んでしまう)
飾らないところがとても素敵です。
獣医の世界は
いつまでも憧れです。

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Posted by ブクログ 2021年10月12日

「ダチョウの卵で人類を救います」(塚本康浩 著)▶︎鳥類で最大のダチョウ 身長2.4m体重150kg。時速60kmで走る。卵は1.5kgでその黄身は世界最大の細胞。目玉は直径5cm重さ50g。ただし残念なことに脳の重さは40g。▶︎グループで暇になると、となりのダチョウの尻の羽根をついばむ。でも気づ...続きを読むかない。血が出てその匂いからカラスがつつき、肉がえぐられても気が付かない鈍感さ。でも1ヶ月後には新しい皮膚が再生している。▶︎このダチョウの卵を利用して、アトピー・インフルエンザ・HIV・コロナウィルスの抗体が製品化されている。▶︎まさに「鋭きも鈍きも共に捨て難し。錐と槌とに使い分けなば。」(大分の儒学者 広瀬淡窓)

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ネタバレ

Posted by ブクログ 2018年02月17日

インフルエンザを予防出来るマスク。あります。市販もされてます。50枚入り8000円弱。高いかな、安いかな。
 マスクに、ダチョウの卵から作った抗体が塗ってあるのです。なんかあやしげですよね、そんなもん、ほんまに効くんかい、と言いたくなります。でもとっても気になります。
 この本を読むとこのマスクに惚...続きを読むれてしまいます。
 ダチョウ愛にあふれてますから。
 動物というのは、かな~り原始的なものから、人間を含む哺乳類まで、体のなかに異物が入ると、これを無力化して、除去しようとするタンパク質の分子を作ります。これが「抗体」です。言いかえれば、怪我や病気に強い生き物は、抗体を作る能力が高い生き物だ、ということです。
 で、ダチョウは、べらぼーに強いのだそうです。ダチョウ。あのやたらでっかい鳥です。体長2.5メートル、体重160キロ、羽はあるけど飛べない。足は速くて、地球上の二足歩行する動物の中では一番。最高時速約60キロ。二番はたぶん、ウサイン・ボルト。
 びっくりするほど何も考えずに生きてるようで、ほんの気まぐれで崖の頂上に一気に昇りつめたりする。で、頂上に着いてから、突然、パニックに襲われる。足がすくんで、動けなくなっちゃうの。気づけよ、もうチョイ早く、ってとこですね。しかも鳴き声を出せない鳥だから、仲間の助けを呼ぶこともできないの。
 しかもこの鳥、ヒマになると、隣りのダチョウの羽毛をツンツンついばんで、むしってヒマつぶしをします。血が出てもやめない。ひどすぎ。なのに、つつかれてるほうは、気にもしないで、平気でエサを食べ続けるの。血によってきたカラスが寄って来てさらに肉を食いちぎっても、平気。お前、鈍感すぎるやろ。
 でもね、尻やら腰やらの肉がえぐられて、うぁぁ、こらもうあかんわ、って重症でも、治っちゃうんだそうですよ。なんとも図太くて、鈍感でタフな、愛すべき鳥でしょう。
 これはもうスンバらしく抗体を作る能力が高い生き物に間違いありません。だってこんなに不注意極まりない鳥なのに、寿命は60年もあるんですよ。
 で、筆者の獣医学博士、塚本さんは、この愛すべきダチョウさんの抗体を何とか利用しようと研究します。抗体のいいところは、体の外に取り出しても、その働きが失われないことです。ダチョウに作ってもらって、利用させてもらいたいじゃないですか。何しろ利用価値がないと、モヤシ会社の社長さんが、ダチョウを飼うのをやめてしまうんです。そうそう、そもそも塚本さんが知り合った、ダチョウ牧場のダチョウだちは、モヤシ会社の社長さんに飼われていたんですよ。どうしてって、売り物にならないイマ一つのモヤシを食べさせるために。売り物にならないモヤシを産業廃棄物として処理する費用はなんと年間1千万円。だったらマメ科植物が好きなダチョウを飼って、食べさせて、そのダチョウの肉や毛皮を売ったらええやないか、これがホンマの一石二鳥や、ということで飼い始めたものの、ダチョウの商売はそう簡単ではなかったようです。もうからんことには、ダチョウは処分されてしまいます。これはなんとしても研究を成功させなくてはいけません。
さぁ大変。どうなることやら。続きはWebで!というのはウソ。この本でどうぞ。

 絶対おもしろい!!

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Posted by ブクログ 2014年11月01日

ダチョウの可能性を見つけて実現した
ストーリーを開西口調で面白く読むことが
できました。著者のダテョウ愛を感じました。

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Posted by ブクログ 2013年12月30日

ダチョウの驚異的生命力に目をつけ、抗体を取り出して活用する等といった話でした。ずいぶん規格外な鳥なんだな~、と感じました(゚O゚)

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Posted by ブクログ 2012年07月21日

名著「ダチョウ力」で一成を風靡した、と勝手に有名人扱いをしている塚本センセイのダチョウ本第二弾だ。

とにかく何も考えているようには見えず行動に一貫性は無く、まさにアホだが身体だけはメチャクチャ強いダチョウ。免疫力が異常に強く鳥の仲間だが寿命も60年と長生きで病気にも怪我にも強いダチョウの力を使って...続きを読む病気治療の抗体を作るという研究をしている塚本センセイだ。

今回はインフルエンザ抗体マスクやアトピー治療効果の高い化粧品(薬事法の壁が高いので敢えて化粧品としている)を研究・開発する過程などを例によって関西風ギャグを交えて紹介する内容で、今回も十分に楽しめかつ楽しい内容になっっている。

ただダチョウの生態を中心にした前著に比べると研究内容により焦点を当てているのでややギャグにキレが無いのが惜しいところだ。

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Posted by ブクログ 2019年02月21日

著者は、大学で動物学の教授をしている。子供の頃から鳥好きで、いろいろな鳥を飼っているうちに、もっと変わった鳥は…と接するうちに、ダチョウに行きついた。
図体はでかいけれど、脳はネコくらいしかない。一応群れているけれど、全く秩序なんてものはなく、無鉄砲に走りまわり、運悪く崖の突端に行きついたら、びっく...続きを読むりしてパニックになり、一歩も動けなくなってしまったり…と、とにかくアホな鳥であるらしい。
著者がダチョウを観察していて気付いたこと。
仲間に羽を引き抜かれ、出血しても全く痛がらない。それどころか、血の臭いでカラスが飛んできて、肉をついばんでもどこ吹く風。その傷跡も、放っておいても自然治癒する。
ということは、ものすごく強力な免疫力と再生能力をもっているのだろう。その強力な抗体の力を人間にも利用できるのではないか?
研究によって生み出されたものは…
ダチョウ抗体を配合したアトピー用化粧品
インフルエンザウイルス用の、ダチョウ抗体マスク・空気清浄機の抗体フィルター
などなど。

こうしたベンチャービジネスは、人と違ったところに目を付けることが大切なのだということを実感。
確かに人類を救うかもしれない研究なのだけれど、「ボクってすごいでしょ!」という自慢がチラホラと感じられて、面白さが半減する。
今後の研究としては、ガンやHIVにもダチョウ抗体で挑んでいこうとしているそうなので、期待しましょう!

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