感情タグBEST3
Posted by ブクログ 2023年11月29日
幻想的だった…
ガラス細工のような美しい文章で
きらきらした綺麗なものだけを集めた宝石箱のよう。
知らない言葉が出てくる度、どんなものだろうと想像する時間が楽しかった。そして水蓮と銅貨。なんて素敵な名前だろう、と思った。この2人がかわいい。ただ世界観に心酔しました。いつかまた再読したい一冊
Posted by ブクログ 2021年05月09日
三日月少年漂流記なんてタイトルだから、一般的にいう、漂流記を物語にしてるのかと思いきや…。長野さんの話は、文体や言葉が綺麗で好き。文章から想像される世界観はレトロなようでもモダンな感じ。綺麗な世界。あくまで、個人の感想である。
Posted by ブクログ 2012年05月27日
長野まゆみの不思議ワールド炸裂。
いたずら好きの水蓮はホントお気に入りですwww
三日月少年は声を出さないのだろうか?
電池を入れてもらったことに感謝とか何かしらの感情を感じたりしないのだろうか?
そもそも三日月少年はどこから来たのだろうか?
銅貨と水蓮の支店から見ているので分からないことがたくさん...続きを読む出てくる。
後はご想像に~という感じなのだろうか?
気になってしまう。
これが長野マジックか?
Posted by ブクログ 2012年03月04日
「天体議会」読んだら久々読みたくなりました。こっちの方が「家族」の繋がりを感じる…ということは、「三日月~」から「天体議会」の間に、世界に何があった?と妙に勘繰ってしまったり。牛乳の香りのする少年たちが、「天体議会」では煙草の匂いになってしまうのね。「天体議会」を中心に考えると、その後も読んでみたか...続きを読むったな、と思ってしまいます。
Posted by ブクログ 2011年10月11日
自動人形の三日月少年を追う水蓮と銅貨の家出冒険ファンタジー。
大好きな作品です。
天体議会とは全く違う世界観のお話ですが、二人のやんちゃな所はそのままで読んでいてとてもわくわくしてしまいます。
Posted by ブクログ 2011年09月23日
初めて読んだ長野さんの本です。母親が所持(!)していて、面白そうだな〜と思ってタイトルに惹かれて読みました。第一印象は本当にビックリの一言というか。世界観がまず私がとても好きなものだったのでそこに引き込まれたというのと、やはり言葉のひとつひとつにすごく感銘を受けたというか。他の本や作家さんの言葉や文...続きを読む章が雑というわけではないですが、これほど丁寧というか日本語とか漢字に対して愛情を感じる作家さんはいないのでは?というぐらい文字ひとつひとつが頭に染み入るかんじ・・かな。この本を読んですぐにファンになっていろいろと読んでいますが、やはりこの辺りの作品は今でも大好きです。ちなみにレンズ豆のスープ、この間レストランで頂きましたが、おいしかったです。レンズ豆ってすごくちっさくて、色は黒っぽい小豆のような色で、平べったいんです。潰して裏ごししてスープに加えた中にレンズ豆がたくさん浮いてるというものでしたが、おいしかったです。ちゃんとした方法で料理すればおいしいものなんです(笑)
Posted by ブクログ 2009年10月04日
天体議会と同じ登場人物…らしいけれど、天体議会をいまいち覚えていないのでわかりませんでした(…)でもこの話は好きです。長野さんの本では分かりやすい話だとおもう。
Posted by ブクログ 2009年10月04日
きっとカテゴリはファンタジーじゃないんだけどファンタジー。銅貨と水蓮、二人ともいい。どっちかっていうと銅貨がすき。熊は反則だろう…!可愛すぎる。引き込まれる世界観、レトロってこういう雰囲気のことをいうんだろうなぁ。きらきら、透明の文章。他も読みたい。
Posted by ブクログ 2009年10月04日
銅貨と水蓮の物語再び!!!「天体議会」とはパラレルワールドになっており、年齢も少し幼め銅貨は仲の良い家庭の少年だし、水蓮は博物館長の息子という設定。銅貨は水蓮に誘われ脱走した自動人形=三日月少年を追って家出を慣行。デパートや科学館を回る可愛い二人が存分に愛でられます。幸せ。
Posted by ブクログ 2019年07月14日
面白かったです。
自動人形である三日月少年の跡を追う、水蓮と銅貨のふたりの少年の冒険でした。
自動人形にも惹かれたのですが、水蓮と銅貨のご飯が美味しそう…という本編には関係ないところもとても惹かれました。
列車や、プラネタリウムや海洋展覧館も懐古的で好きな世界です。
逃亡した三日月少年たちは飛行船で...続きを読む三日月へ帰るのだろうか…メルヘン。
Posted by ブクログ 2017年03月16日
久々の、長野まゆみ先生の初期作品。
水蓮と銅貨の登場するお話の中では構成が平易で読みやすく、二人の家出少年が自動人形を追いかける様子に没頭できます。独特の幻想的な文体に支えられた世界観が美しい。
Posted by ブクログ 2013年10月21日
中学生か、もしくは小学生の頃に少年アリスを読んで以来の長野まゆみ
ふと古書店で見つけて積んでおいたのを読んでみた
あーそうそうこんな感じ
なんとも不思議な世界
古いような旧いような日本語が創造力を掻き立てる
どんでん返しやミステリーはまったく存在しない
ただただ長野ワールドにどっぷり浸かるだけ
...続きを読む贅沢な時間の過ごし方
Posted by ブクログ 2011年08月27日
「少年アリス」や「魚たちの離宮」を読んでいたので、迷うことなく手に取れた本。
彼女の描く世界は独特で、光や色彩・空気感・温度・マテリアルを想像させる。淡々と積み重ねられる描写がいい。
Posted by ブクログ 2011年06月27日
少年時代なら誰の頭にもあるであろう、少し不思議な冒険。
少年時代にやってみたかった冒険。
そういうストーリーです。
彼女の作品は独特な漢字の使い方が生み出す世界観が印象的ですが、それ以上に少年たちの好奇心や冒険がとても良く描かれていると思います。
Posted by ブクログ 2009年10月07日
充電式のニッカド電池で動く精巧な自動人形「三日月少年」が逃亡した。三日月少年を探しに睡蓮と銅貨は冬の始発電車に乗り込んだ。不思議な冒険。 ***睡蓮の「自動人形と目が合った」と確信したセリフに、そんなことを思い出しました。自動人形が意思を持ち逃走。睡蓮と銅貨が後を追い結末を見届ける。短くて大きな夢冒...続きを読む険でした。
Posted by ブクログ 2009年10月04日
「天体議会」の続編。でも、時間軸は買う確実に過去でした。このころから三日月少年と言うか、レプリカキットに出てきたようなオートマータの話は出てきたんだぁ、と何となく感心した覚えが有ります。オートマータは長野先生の話に比較的、多く出てくる単語では有りますが。これは結構あっさり正体をばらしてたイメージ。兎...続きを読むに角冒険って感じだったと思います、
Posted by ブクログ 2022年10月31日
博物館から三日月少年が逃げ出した…そう話す水蓮と共に、銅貨はZ市の百貨店、プラネタリウム、展覧館をめぐりながら、真夜中の月光舎とそこから飛び立つという船を眺めます。彼らはどこへ行くのか? 水蓮は三日月に帰っていったと言いますが、銅貨にはこれが馬鹿げているようにも、案外本当かもしれないと思うのでした…...続きを読む。
トラブルが起こるわけでもなく、綺麗に進んでいって綺麗に着地(この場合離陸?)したのが本作です。瓦斯燈の灯りを点けたり消したりする描写や、美味しそうな食事のシーンなど、やはり長野さんらしい、細部と単語のイメージがとにかく好きです。解説の野上さんが言う「三日月少年の漂流先」も考えると、なるほど確かに本作はプロローグ感があります。読書中だけでなく読書後も膨らむイマージュ、やはり好い!
Posted by ブクログ 2018年10月15日
うーん、文章もきれいだし描いている場面なんかもとてもきれいだし、ストーリーもそんなに悪くないんだけどなあ。この人の作品はそのきれいさだけが目だってしまって、いつも読み終わったあとにグッとくるような印象がないんだよな。この辺が僕の言うところの、女性における少年的せつなさの欠如なのだろうか?
再読 1...続きを読む9970315
Posted by ブクログ 2016年12月05日
漂流記と聞いて真っ先に十五少年漂流記を思い出したのは解説の野上氏と全く一緒。笑
どこかわからないけれど、飛行船に乗ってどこかへ、漂流を始める三日月少年たち。そして、彼らの跡をつけて、いつもと違う、少し冒険(漂流?)する水蓮と銅貨2人の少年。
この構図が、長野作品を見る私たちを見ているようで面白い。つ...続きを読むまり長野ワールドが三日月少年たち側で、それを垣間見るのが私たち読者といったような…。
Posted by ブクログ 2016年04月27日
自由奔放で好奇心旺盛な水蓮とくまのぬいぐるみをリュックに詰めてきちゃう銅貨。三日月少年っていう自動人形に電池を入れると彼らは意思をもってどこかへ行く。三日月少年たちがどこに行くのか何しに行くのかを二人で見に行く。冬の日の冒険。博物館とかプラネタリウムとか。登場人物は水蓮と銅貨だけなので二人の夢を読ん...続きを読むでるみたいなかんじ。
これも特にこれといった大事件やどんでん返しもなく、きれいで夢のあるお話。
比較的情景が思い浮かべやすかった。
Posted by ブクログ 2015年04月28日
再読。少年たちのワクワクする秘密の冒険の一日。自分の心も一緒になって三日月少年を追ってしまう。
著者の築く近未来のような懐かしいような独特の世界は、とても魅力的。
Posted by ブクログ 2014年03月12日
独特な雰囲気が物語全般に漂っています。漢字や言葉に所々古いものが使われていて、絶妙な世界観を作り出してると思いました。
個人的に主人公二人のコンビが好きです。じゃれ合い感がいい。特に睡蓮の賢いやんちゃっぷりには笑えました。あまり深く考えると疲れるので、物語がすすむまま、流されて読むのがおすすめです。
Posted by ブクログ 2012年06月03日
銅貨と水蓮コンビ、好きです。
長野先生の作品だけでなく、作中の食べ物や飲み物が美味しそうな作品は良作な気がします。
オシャレなカフェでサンドイッチを食べながら読みたい作品。