【感想・ネタバレ】夏帽子のレビュー

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Posted by ブクログ 2012年07月31日

子狐の話がすきです。
紺野先生の生徒との接し方、すてきです。

トトロに出てくるお父さんのイメージですね。

川の水で冷やした紅茄子と胡瓜をかじりながらラムネを飲みたくなります。

夏は長野まゆみです。

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ネタバレ

Posted by ブクログ 2012年05月03日

臨時の理科教師をしている紺野先生の赴任先でのエピソードが書かれています。
それぞれのお話にはナンバーがふられており、18のお話がおさめられています。

長野さんのお話って海か山のどちらかを舞台にした話が多いイメージなのですが、このお話は海に近い学校にも山の中にある学校にも紺野先生が赴任します。
鳥や...続きを読む植物などは実在のものも出てきますが、狐火虫とか氷河星とか不思議なものも出てきて、あまり詳しくない私なんかはつい信じ込んでしまいそうです。

5番目のお話に出てくる揚げ菓子は風船のようにふくらんだ、という表現がカフェ・ドゥ・モンドで食べられるベニエを想像させます。こちらは揚げたあとに砂糖やシナモンをかけていますが。
15番目のお話はストーリー自体が不思議な感じ。
鈴を鳴らしていたのはイタチではない気がするんだけどな。

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Posted by ブクログ 2011年09月12日

「でも、きみたちは無理にまっすぐ進むことはないんだ。急ぐこともない。寄り道も遠回りもなかなかいいものだよ。」


各地の学校を転々とする紺野先生と生徒たちとの交流。少年の言葉遣いが丁寧なところも地味に好き。短篇集のようになっていて、十二番目の話はいつか何かの教材でも読んだ。

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ネタバレ

Posted by ブクログ 2011年04月20日

鉱石、探検の道具、手作りのお菓子、少年たち、動物たち、たまりません。
若い少年の刹那的な美しさ、はかなさ、大人にたいするまなざしがうつくしい。

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Posted by ブクログ 2011年05月03日

ほのぼのしていい雰囲気。長野まゆみさんの作品はBL系はちょっと・・だけどこれはとってもオススメできます。

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Posted by ブクログ 2010年02月08日

あちこちを渡り歩く非常勤の先生のお話。
トトロのお父さんっぽい雰囲気。
長野作品はやっぱりこういうほのぼのした、文章の綺麗さを楽しめる作品が好きです。
「白昼堂々」系はどうも苦手…

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Posted by ブクログ 2009年10月04日

長野まゆみの中で一番好きな本。というか他のはよく途中で放棄してしまいます。夏っぽくて暑いけどひんやり静かな感じ。こんな理科教師素敵。ハードカバーの表紙もええよ。

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Posted by ブクログ 2009年10月04日

中学生のころに初めて長野まゆみを読みました。これが、その最初の本。
初めての衝撃から七年して、買いました。
内容がどうというより、これは私の中で大切な本のひとつです。
中学校のころの思い出が、これとともに……。
思い出は 光り輝く 星五つ
20060501読む

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Posted by ブクログ 2009年10月04日

昔国語の教科書に「卵」という短編が載っていて、面白いなと思い読んだ本。この作者の文章はちょっと不思議で理解するのは難しいけれど、雰囲気が大好き。どこかにありそうでなさそうな世界の情景が色彩を持って頭に浮かんでくるのがいい。この本は割合話自体もわかり易い方なので、初心者にはオススメ。

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Posted by ブクログ 2020年05月09日

再読。
臨時の理科教師として各地を赴任していく紺野先生と生徒たちとの交流や不思議な体験が淡々と描かれる。
印象的なのは、四季折々の美しい叙景。雨の初秋の山歩きや海辺の町の秋の夕暮れと星空、山間の村の冬の青空、寝台列車の春の宵、渓谷の斜面にそって建つ宿の夏…どれもその場に居合わせているかのような風光明...続きを読む媚な映像が鮮明に脳裏に広がって、清涼な気持ちでゆったりした時間にしばし身を委ねた。
一期一会で忘れられない教えを受ける生徒たちも羨ましいが、様々な土地が見せる眩い情景を心にしまっていく紺野先生が羨ましくて仕方ない。

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Posted by ブクログ 2018年12月18日

小・中学生の時の理科の授業って、実験したり観察したり、普段身近にあるけれど知らなかったこととかを教えてもらえて、他の教科とは違った特別感みたいなのがあったなぁ、特に顕微鏡を覗いて植物の葉脈を観たり、天体の授業を聞いているときはわくわくしたなぁ…というのを思い出して懐かしい気持ちになりました。

本作...続きを読むに登場する紺野先生は、各地を転々とする臨時の理科教師で、身近な植物や自然の光を利用した遊び、豆知識を教えてくれる物知り博士のような人。

各地を移動するわけだから、環境が変わればそこで暮らす少年たちの性格や遊びも変わる。そんな変化を楽しみながら巡る季節と、不思議な出会いの連続。年中を通して、紺野先生が被っている夏帽子が涼しげで、爽やかな作品でした。

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ネタバレ

Posted by ブクログ 2016年07月22日

夏なので、夏っぽい長野まゆみ作品を再読しようキャンペーンそのに。

多分タイトルの印象もあって、夏やったなあ?と思って選んだけども、読んでみたら違った。臨時理科教師が季節が巡るごとに学校を転々としてて、最初と終わりが夏やった。
紺野先生は、最初は少年たちに日常や自然のふしぎを提供する立場なんやけど、...続きを読む途中から土地に足を踏み入れるごとにふしぎに出くわしている。でも理科教師だから(?)順応性たっかいの。獣に化かされてもへんなもの売りつけられても全部受け入れて嬉しそうにしとるのん。いい先生やわーと思うよ。ちゃんと授業しよるんやろうか。ポケットから素敵なものが何でも出てくる。

ところで、これに出てくる「生徒たち」つうのは、書きぶりから中学生くらいぽいけど現実味のない少年たちだなあ。
どこかで、こういう自然や日常の事象にひたむきな興味を向ける少年を「天然理科少年」て言ってたようなぜんぜん覚えてないから違うかもしれんけど(小説のタイトルとは多分また違う)理科少年ていいなあ。

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Posted by ブクログ 2010年05月14日

先生が好きすぎる。
塾のテストか何かでこれがでたときは叫びたくなったww
そんな思い出w
長野作品の中では若干異色(?)気味かなぁと思ったけどそうでもないかもw

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Posted by ブクログ 2010年12月13日

いつだったかは覚えてませんが、教科書に載ってたんですよ。それが一部抜粋だったらしくて全部読みたいなって友達にもらしたらくれた本です。

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Posted by ブクログ 2009年10月07日

先生、今度は何処の学校へ行くのだろうね…紺野先生は臨時の理科教師。白い夏帽子に旅行鞄。任地の学校の生徒たちは、先生が駆使する言葉の魔法に誘われ、不思議な世界をかいま見る。長野ワールドのエッセンスがつまった傑作

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Posted by ブクログ 2009年10月04日

印象に深く残るわけではないけれど、でも、もう一度読み返したいと思う本でした。紺野先生のイメージが未だに優しそうなお祖父さんっぽいんだけど、でも、所々で若いのかしら?って気分になる感じ。先生がずっと私の中で一番不思議な存在でした。

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Posted by ブクログ 2009年10月04日

長野まゆみ作品の中で1番好きな本。こんな理科の先生に教わりたい!子供ができたら、こう接したいと思いました。

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Posted by ブクログ 2020年06月10日

清涼剤です。
紺野先生の授業も不思議な時間だと思っていたら、だんだん紺野先生の前に表れる世界も不思議なことに。
鉱石や植物、生物も素敵。
雨竜先生の生徒の少年が好きでした。

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Posted by ブクログ 2019年05月11日

ほのぼの。
白い夏帽子が特徴の紺野先生は臨時の理科教師。
夏帽子ってどんなのかな?

子狐の生徒が好き。海の少年と山の少年(子狐)の交流とか。

あとがきに小学校の出入り口を昇降口としてたことに校正者から?マークが付いたってあって、
下駄は一足も入ってないのに下駄箱だし、昇降口って言う。
言いたくな...続きを読むいけど年齢ですか、、?

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Posted by ブクログ 2012年12月02日

やっぱりいいですね、河出文庫の文藝collectionの長野さん。長野さんの作品はどれも素敵ですが、このシリーズは特に素敵。

ただ、少し私には素敵すぎる作品だった気が…。雪花草子を読んだすぐ後だったので、その差かもしれません。次はもう少しアクの強い作品が読みたいな。でもよかったです。

これはまさ...続きを読むに宮沢賢治なオーラの作品。紺野先生がセロ弾きのゴーシュの主人公と重なります。なんとなく不思議で素敵な世界とこの現実の仲介人。長野さんのこういう感じの作品には必ずこんな役割の人物が登場しますが、その人物のかき方がうまいです。とても素直な人物なのになぜかわざとらしくなく…。長野さんの技ですね。

一つ一つのお話が小粒の宝石のようで、はじめから読んでもよし、好きなものから読んでもよしの短編集です(*^_^*)
どのお話も好きですが、私が好きなのは8のお話。兎玉子というお菓子が素敵で。って目の付け所がずれてますよね。男の子の持つ何とも言えない不思議なオーラが感じられる作品。なんだかほんわかした気持ちになれました。

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Posted by ブクログ 2012年07月06日

子供たちは理科が大好きになるだろう。
こんな先生がいたら学校が楽しくて仕方ないだろうなぁ・・・
1つの学校と先生ではなく、各地を放浪する臨時教師のお話

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Posted by ブクログ 2009年10月04日

先生、今度は何処の学校へ行くのだろうね…紺野先生は臨時の理科教師。
白い夏帽子に旅行鞄。任地の学校の生徒たちは、先生が駆使する言葉の魔法に誘われ、
不思議な世界をかいま見る。長野ワールドのエッセンスがつまった傑作

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Posted by ブクログ 2009年10月04日

主人公が臨時教師ってのがいいね。いろいろな出会いが優しい文章でつづってあって、心が洗われるようでした^^

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Posted by ブクログ 2009年10月04日

高校の頃、この方の本は読みまくりました。その中でも好きな1冊。ノスタルジアと、上質な日本語と、お菓子と花、鳥、こういう先生が学校にいて、教科書にのっていないことをたくさん、教えてくれたのを思いだします。

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