【感想・ネタバレ】僕の妹は漢字が読めるのレビュー

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Posted by ブクログ 2017年02月06日

全5巻完結。
漢字が絶滅していたり、二次元美少女と普通に結婚していたり、ロリ文学が正統派になっていたりする未来設定がぶっ飛んでいると思ったら、更にその先の未来があんなことになっているとは。
とにかく、奇抜なアイデアが一杯。
それでいて、自分が正しいと思っている人の視野の狭さを痛烈に突く所が良い。

...続きを読むユズさん、とても好き。縄ですか、そうですか。

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Posted by ブクログ 2013年03月22日

なんちゅうもんを読ましてくれたんや……

あたま大丈夫ですか?(褒め言葉)な世界観と、すんごくバカっぽいとみせかけて実はしっかりしている文章。

これはいい、これはいいぞー。

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ネタバレ

Posted by ブクログ 2012年02月09日

噂の俺妹ですねわかります。
うそです。冒頭5ページ読んで買いました。

ライトノベルとしては珍しく、しっかりとしたテーマ性のある作品。
作者が小説というものが大好きなんだなぁ、ということだけはしっかりわかった。じいちゃんが美少女になっちゃうとかいうのはアレか。今という時代への皮肉かw?
とりあえず応...続きを読む援したい作家さんとしてこれからに強く期待。

2巻も読んでみたいけど、このテーマで続刊って出来るのか……?
若干不安だったり。
☆は限りなく4に近い5。
理由はどうでもよい内容でページ数水増ししすぎ。まぁ好みの問題かもしれないけどね。
でも応援したいので5! 作者がんばれ!

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Posted by ブクログ 2011年08月16日

賛否両論なので読んでみました。ライトノベルとして傑作だと思います。しかし、23世紀文学の小説は21世紀の僕には読み辛く、こんなもの小説じゃないと登場キャラのように言いたくなりましたが、その点を除いても傑作。この作者には続編ではなく新作を是非書いて頂きたい。

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Posted by ブクログ 2011年08月06日

傑作。

タイトルのインパクトに惹かれて購入したのだが、1ページ目からそれを裏切らない怒涛の展開。
全篇を通して直前のセンテンスを裏切り続け、最後までするすると読めるライトノベルのお手本のような本。

物語は萌えが一般的となった未来社会を舞台に、メディア論的な内容と、主人公と義妹たちとの関係の2本を...続きを読む軸にして展開する。

「ぶんがく系ラブコメ」の名に違わず、大学などで近代小説をかじったことのある人にはニヤッとできる小ネタが散りばめられているのも楽しい。
さらにフラグの立て方と回収の仕方がとても丁寧なために、物語の展開に無理がなく、読んでいて溜飲が下がる。
後半に主人公がメディア論的な主張をする場面があるのだが、本書全体のテーマとうまく絡めて説教くさくならずに処理しているところにも好感が持てる。

ライトノベルが芥川賞を取る日もそう遠くは無いと思えるいい作品でした。
続きもあるそうなので、読者の期待をいい意味で裏切るようにがんばれ作者!

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Posted by ブクログ 2011年07月28日

賛成の人、反対の人、どうしていいか分からなくなっている人、ほどよく評価が分散していて、いいのではないかと思います。

小説には、書き手の自由と、読み手の自由があって、この作品は書き手の自由が暴走しているタイプですが、作風は異なれど、はじめて舞城王太郎が登場したときの痛快さにも似ており、面白く読めまし...続きを読むた。

姑息な手段で読者を楽しませつつ、小説を破壊しようとしているところが、すんばらしいですね。

SFっぽい要素が少し入ると、海外のSF作家を引き合いに出して、つまらん! けしからん! と批判されがちですが、こう考えてみてはどうでしょう。

「海外の有名SF作家にこの作品が書けるだろうか」と。

絶対に書けません。書かないだろうし、書けないのです。それがこの作品の独自性であり、面白がるところだと思います。

あくまで「萌え」は設定の一部でしかなく、萌え文化に抵抗があってもなくても、あまり重要なことではないので、スッと受け入れてしまうのが正解。

主人公をはじめとした、登場人物たちの小説に対するストレートな熱い思いを、一緒にバカになって読むのが、読み手としての粋であります。

パンツ。

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Posted by ブクログ 2011年07月04日

おもろいです。ここまでぶっこむか~って感じですな。(ホメ言葉)
最初の方はツッコミどこが満載すぎるし、文章もサクサク読んでいけます。
「表現の表面だけを捉えてくだらないと切り捨てる」 ちょと深いなって思います。 

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Posted by ブクログ 2018年12月09日

この前読んだ『星虫』で書いたのと同じく
軸となる話の発想だけで★*5くらいの価値ある気がするのだが
発想だけで小説としてはかなりあれである
ファミ通文庫の『ギャルゲエの世界よようこそ』みたいなあれさ加減
照れなくこれだけ書けるのも逆に凄い
この話にはこういう内容だからこそ意味があるといえばそうかもし...続きを読むれない
marvelとかいう意味での怪作

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Posted by ブクログ 2012年12月03日

面白かった。

萌えが極端に礼讃された世界を舞台とすることで現在の「可愛い女の子出せば売れる」という量産型ハーレムラノベの存在に疑問を投げ掛けている良作品。途中からの予想外の展開にびっくりしたがこのためだったと納得。

そして未来文法もすごい。

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Posted by ブクログ 2012年05月24日

漢字が失われた未来の日本では、主人公の妹は数少ない漢字の読める人間。
各新聞にも取り上げられてた話題作。

ドン引きしすぎて一回りして変な感動があった…すごいわ…よく書けるな、こんな話…。
や、面白かったです(笑)

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Posted by ブクログ 2012年03月09日

漢字文化が衰退した未来という設定を軸に物語が進むと思いきや、突飛な展開の連続で驚きました。あらすじから期待していたものと実際の内容が違っていたのが個人的に残念だったのですが、作中のギャグが割と自分好みだったので読んでいて楽しい本でした。

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Posted by ブクログ 2011年09月25日

テーマはともかく、その内容が激しく萌えとオタクの極まり煮詰まったルーチンの中にあるので、出てくるタームと思想に触れた事が無い人には主人公他登場人物の思考がカオス過ぎてついていけないだろうと。
けれどもそのハードルを乗り越えると、環境の違いから生まれる思考、常識のギャップに対する描写が鋭くて、SFを読...続きを読むむ楽しさが有ります。これを笑い飛ばせる人と友達になりたい。そんな作品。

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ネタバレ

Posted by ブクログ 2011年09月04日

アイディア勝ちすぎる。現代文の方は公共の場で読むのは控えるべきだろう。吹くし。続編を意識したラストの消化不良感は仕方ないとはいえ気になるのが残念。ところでP246 6行目の「おかしな日本語」がかかる位置によっては主人公はそれを認識してることになり、面白すぎることになるんだが、どうなんだろう。それはと...続きを読むもかくミルかわいすぎる。小さい子が自分のお菓子をわけてくれる。なんて良い子なんだ!

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Posted by ブクログ 2011年08月01日

かんじがなくなり、こてんとなるひ―これがにほんのみらいかもしれない。このらいとのべるをよむと、そうかんじてしまう。
じっさい、かんこくではすでにかんじがはいしされており、とくべつなぎょうじいがいにはかんじがほとんどつかわれていない。
そのかんじがつかわれなくなったじだいのなかで、しゅじんこうのいもう...続きを読むとはかんじがよめるのだ。これは、われわれがべんきょうしていたこてんのぶんしょうをよむよりもしなんのわざだとおもう。

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Posted by ブクログ 2011年07月31日

一章だけなら星5つ。とても面白かった。どうみても続編がある展開だが、後半のgdgdぶりをみてると厳しいか?だが、最初の方は神だぞ。

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Posted by ブクログ 2011年07月26日

ものすごくもやもやした読後感。強烈な主題は楽しめたのだが、もう少し違う書きようはなかったのか。
時代を超えて変わりゆく文学とその捉えられ方を、徹底的にデフォルメしたらこうなったって印象。
この著者の作品は、全く別の切り口のものを読んでみたい。

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Posted by ブクログ 2011年07月26日

たしかに前衛的ww 萌えパンクパロディーパンチラ小説。
リアル店舗で堂々と購入するプレイをしてみたが、馴染みの本屋を避けるところはちょいヘタレな俺。

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Posted by ブクログ 2011年07月07日

公開された試し読み分の内容があまりにもぶっ飛んでいるせいで、ネットの一部で話題になっている作品。
近未来が舞台で、漢字は死滅し、ケータイ小説と萌え小説をさらに頭を悪くした感じの文章が主流となった世の中という設定です。
本当に尖った作品。ラノベを読み慣れていないとハードルが非常に高い。ただ、いわゆる「...続きを読むわかっている人」の立場からすると本当に面白いです。interestingではなくfannyな意味で。久々に声を出して笑いました。深読みするとシニカルな部分もあるような気がしなくもないですが、何も考えずにゲラゲラ笑って読むのが良い気がします。脳味噌がとろけそうになりますが、それもまた良し!

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Posted by ブクログ 2011年07月06日

この本を読みながら、あれこれ考えるのは楽しかったが、
作品自体がそこまで面白いかというと、ちょっち疑問。

結局多様性が大事よねって思うんだけど、
今の本屋のラノベの棚にそれがあるかというと甚だ疑問。

作中では作品の本質こそが大事だと言うけど、
料理が全部ソース味になっちゃったら、
材料が如何に異...続きを読むなっていても受け入れられないと思うんだ。

今のラノベは本質はともかく、味付けは9割方萌え味になってる。
もちろんソース味も萌え味もあっていいし好きなんだけど、
それだけはやっぱり嫌だ。

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Posted by ブクログ 2011年07月03日

基本設定がぶっ飛んでることさえ認めてしまえば,案外素直に楽しめる"正統派"作品でした.
話の途中で終わってるような感じではありますけど,むしろこれ続きを書くのは蛇足だと思うので,物語の締め方として悪くないですね.

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Posted by ブクログ 2015年07月14日

オオダイラ文体に未来を見た。作中「現代文」の創造がすごいのと、リアルな現代の、萌えのみならぬカルチャーとその間にあるヘイトへの問題提起をしている感があり、ラノベの枠を逸脱しないながら考えさせられる場面がちらほらあった。

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Posted by ブクログ 2013年12月10日

SFは未来を描ける文学であるけれど、その未来は『現代』を基準としている。
この作品もまさしくこの『現代』の先にあるものを描いたSFだった(笑)

未来の現代文学が登場するシーンは、佐藤友哉の『1000の小説とバックベアード』を思い出しながら笑ってしまったw

この未来ってユートピア?

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ネタバレ

Posted by ブクログ 2013年08月15日

円城氏の文脈で、血迷って購入。
やりきれない旅をしなければならないのでそのお伴にしたが。
まーラノベはこういうものね。

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Posted by ブクログ 2012年08月07日

続いてやがる。
タイムトラベル、歴史改変物。ライトノベルが支配した近未来の日本。
SFとして見ると甘いところがあるが、まあライトノベルだしなあ。
この、まあライトノベルだしなあという感覚が、ライトノベルとして本格的。

小説における文体の一考察。文体が題材の主軸。実験に感動。

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Posted by ブクログ 2011年11月23日

「きらりん! おぱんちゅ おそらいろ」で衝撃を与えた話題作。2巻が発売されたことと、意外に真面目なSF的展開という噂より買ってきた。どこまでもふざけてるw(褒め言葉)。『おにあか』という正統派文学を生み出したことがこの本の全て。ハーレムご都合主義とか、タイムスリップしてるだけでSF言うのかよとか、そ...続きを読むんなことは突っ込んじゃいけないのです!ツンデレな義妹と変態幼女とぽわぽわ美少女が好きなら是非に。
好きなことを好きと言える強さはいいなと思った。世の中が二次元萌えになったら、オタクはさぞ生きやすかろう。ちょっと想像してみたが……そんな世の中いやだ。あぁ、でもこそこそ隠れなくて済むのはいいなぁ。時代によって文化が違うということを、なんだか不思議と実感したような気がする(なんとも曖昧な!)

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Posted by ブクログ 2011年11月23日

前半何度か声出して笑った。ただ、結局は一発ギャグの域で、話が進むに連れて単調な描写に飽きてくる。実在のオタク作品を伏字を使って登場させるのも寒い。

もひとつ問題なのは、キャラクターにイマイチ引きがないこと。クロハのツンぶりは、一言ツッコミの繰り返しじゃなくてもっとうまく表現してほしい。柚はバカテス...続きを読むの姫路さんをどうしようもなく駄目にした感じ。路線を大きく変えないと厳しいかも。

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Posted by ブクログ 2011年07月17日

「萌えが文化の主流となった未来」というアイディアは、徹底的に突き抜けた痛々しい描写もあり笑えたが、その後のストーリー展開にはイマイチ面白味を感じなかった。
ラストは某有名洋画のオマージュなのかも知れないが、続編を意識しすぎたせいか物凄い中途半端感を出してしまった印象。落ちとしてあっさり使うくらいで良...続きを読むかったのでは。
とは言えなかなか楽しめたので次巻も購読予定。

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