【感想・ネタバレ】ソーシャルセクターのための事業マネジメント実践ガイド――混沌から「チームの道」を見出し、社会的インパクトを創出するのレビュー

あらすじ

社会課題に挑む現場で、ずっと使える1冊。

事業の[計画・実行・振り返り・改善]の質を高めるフレームワーク・問いを網羅し、
真に焦点を当てるべきプロセスを体系化した羅針盤!

・本当に当事者の役に立てているのか分かりづらい
・資金提供者からの評価のプレッシャーが大きい
・多様なステークホルダーの目線が合わない......

さまざまな課題を抱える非営利事業で
「目的」を見失わずに歩んでいくために──

迷ったときに何度でも頼れる、守破離の「守」となるガイド誕生!
事業の流れに沿って/悩んでいる段階に応じて、
やるべきことが見えてくる──!


▼本書の特徴①:PDCAサイクルのレベルを上げる
計画・実行・振り返り・改善の各段階において、
「ソーシャルセクターの現場ならではの難しさ」に深く寄り添い、
大切な視点や落とし穴を丁寧に解説。

▼本書の特徴②:そのまま使えるフレームワークや問いを網羅
ソーシャルセクター/ビジネスセクター横断で理論やツールを体系的に整理。
チームメンバーや現場の当事者といっしょに取り組める
具体的なフレームワークや問いを豊富に紹介。

▼本書の特徴③:仮想事例で具体的に落とし込む
読者自身の活動にどのように落とし込むか?
それを具体的にイメージできるように、
全編を通じて「学習支援事業」の仮想事例を収録。

▼本書の特徴④:学びを深める32のコラムと8のケース
「定量情報と定性情報の扱い方」「対人支援ならではの特徴」「事業評価の副作用」……
現場の複雑さに向き合い続けるための32のコラムと、
実在の団体の取り組み例から学ぶ8のケースも収録。


【目次】
序章 チームが直面する4つの問い
第1章 事業マネジメントの前提をおさえる
第2章 [計画段階Plan]変化を生み出す事業を構想する
第3章 [実行段階Do]事業を実施し、変化を生み出す
第4章 [振り返り段階Check & Action]変化を確認する
第5章 [ステークホルダーとのコミュニケーション]変化を分かち合う
第6章 チームを整える
終章 社会に資する事業に挑む3つの観点

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Posted by ブクログ

著者と親交のある方はここ数年首を長くして待っていた一冊がついに登場。タイトルの通り、NPOなどソーシャルセクターにおける事業のつくり方と進め方が非常に丁寧に書かれている本です。何かツラい状況にいたり課題を抱いている方や状況に出会ったときに、どのようにその課題を把握し、課題に対応する打ち手としての事業を作れば良いのか。事業を実際に始めた後に、どのように振り返りや改善をして進んでいけば良いのか。そして、それらのプロセスを進めていく上で、チームのメンバーや、地域の中で関わる様々な関係者とどのように情報を共有したり、一緒に検討を進めていけば良いのか。この本に書かれているのはそのような内容です。

約500ページの大部本なので、これからソーシャルセクターでの事業づくりについて学びたいという方だとその物量感に戸惑う方もいらっしゃるかもしれませんが、基本的な構成は社会課題・地域課題に出会いそれを調べて事業を構想するところから順番に進んでいきますので、いったんはできるできないは置いておいたまま通読して、あとはご自身の事業の状況に合わせて順番に再度読み進めながら実践をして、また本書に戻ってきて、、と繰り返していくのが良いかと思います。

本書がこれだけの大部本になっているのは、ソーシャルセクターの事業マネジメントに関わるテーマや検討すべきことがそれだけ多いということの反映でもありますが、これまで業界の中で様々に議論されてきたり、実践がなされてきた個別のテーマを体系的に整理し直して提示してくれているからです。本書を手にすればすぐに分かりますが各パートでは、関連する書籍や、特定のテーマについてより深堀りしたいときに参照すべき情報などが丁寧に紹介されていますので、その意味でもこれから学びたいという方でもまずはこの一冊を手にしてみることで、今後の学びの方向性やとっかかりを見つけるためのガイドとしても機能する一冊といえます。

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2026年06月25日

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