【感想・ネタバレ】次世代コミュニケーションプランニングのレビュー

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ネタバレ

Posted by ブクログ 2015年08月23日

・「オーダー」っていうのは、広告主の方でも社内でも色々決まっていることだったりするので、そのままよい形に実現してくれればいいわけ。一歩で「オファー」っていうのは、広告主の方でもまだ明確に決まっておらず、頭の中でモヤモヤしていることで、そのモヤモヤの整理も含めて一緒に解決してくれるかどうかなんだよね」...続きを読む
・「技術がライフスタイルなどを変える」という考え方を「技術決定論」というのだが、実際には、社会集団のコンテクスツの中で「採用」された技術が生き残り、それが「メディア」になっている。
・これまでメディアと思ってこなかったものをメディアとしてとらえる感覚
・人々が「いすに腰掛けて何かいわれるのを待つ=sit back to be told」時代から、「作って何かする=making and doing」時代へと変化しているということなのだろう。
・勝手広告
・趣味や学歴、興味・関心などで結びつく新たな集団=トライブ。人々は互いに共通の興味事項で結びついているので、情報の伝播も早い。
・ソーシャルメディアの時代にはユーザーを囲い込むのではなく、ユーザー自身が作っているコミュニティに入っていき、いかに企業側がユーザーに「囲い込まれる」かが鍵になってくる。
・商品/サービス自体が持つ「口コミ能力」には
1.商品/サービスその物が人目に触れやすい
2.他人を巻き込むと利便性が増す
・口コミマーケティングは「(シカケ)×(シクミ)」
(シカケ)とは「人に伝えたくなるネタ・情報」のことであり、(シクミ)とは「人に伝えやすい機能・ツール」のことである。
・contextual marketing : context におけるtargetに与えられるvalue
・public context / industry context / brand context / consumer context
・A: Attention (注意)
 I: Interest (興味・関心)
 S: Search (検索)
 C: Comparison (比較)
 E: Examination: (検討)
 T: Trial (トライアル・試行・試用)
 A: Action (購買)
 S: Satisfaction (満足)
 S: Share (情報共有/エバンジェリスト化)
 R: Repeat (再購入)
 R: Relationship (ロイヤル化・関係化)
 XS/US: Cross Sell/Up Sell (拡大購買)
・広告は認知などを促進させるという役割だけでなく、購買後に商品・ブランドへの好意的態度を強化(reinforcement)し、リピート購入を促進する(nudging)という

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Posted by ブクログ 2013年07月11日

長年、広告業界を引っ張っていった著者ならではの具体的な事例を中心としたコミュニケーションプランニング手法に何度も頷かされた。「CGM→UGC」の考え方も納得。企業の様々な取り組みにユーザを取り込もうとするのではなく、こちらからユーザの中に巻き込まれていこうとする姿勢の大切さ。ユーザに囲い込まれるため...続きを読むのプラットフォームを構築する。「シカケ×シクミ」、(シカケ)は「人に伝えたくなるネタ・情報」、(シクミ)は「人に伝えやすい機能・ツール」、これが口コミマーケティングの基本とのこと!

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Posted by ブクログ 2012年09月03日

広告というのがどのようなものか一から理解することができた。歴史的な流れや背景などの話から、現代の広告のあり方、そのうえでどのような点に心がけていくべきかを実例を踏まえて書かれており、読んでいて納得のいくものだった。
ここからは蛇足であるが、著者が非常に優秀であり、いろいろ問題があることもあるが、個人...続きを読む的にはそういった内容も論理的で納得のいくものが多いため、肯定的な立場である。人によっては嫌いという人や、内容に否定的な人もいると思うが、初心者として、中立な立場から読んでもおもしろい内容だったと感じた。ビジネスコンテストなどで広告するうえで、BtoCの事業案の場合、こうした広告の手法についても触れることで、より実現可能性を高める案にすることができるのではないかと感じた。

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Posted by ブクログ 2012年09月10日

面白かった。「オーダー」と「オファー」の見極めとそれらに対する姿勢、既存の「メディア」の捉え方より更に柔軟で新しい可能性のある見方の推奨、コンテキストの重要さについて。何かについて考える時に必要になりそうなフレームワークをもらった。するすると頭に入ってくる文体にも魅力を感じた。

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Posted by ブクログ 2012年07月19日

見込顧客や既存顧客との関係構築・強化を図って行く上であるべきマーケティング・コミュニケーションの検討、及びビッグデータを分析する切り口を検討する上でのインプットを求めて読んでみた一冊。
「オーダー」から「オファー」への移行やコンテクストの構築に基づいたシナリオやストーリーの設計・提示の必要性と重要性...続きを読むなど、示唆に富む内容が多かったです。
なお、著者が最初に述べているように、この本の内容は明日すぐ使える内容ではないです。
その理由として、一つは「次世代コミュニケーションデザイン」は一朝一夕でできるものではないこと、かつ著者自身が最後に述べているように、「次世代コミュニケーションデザイン」自体がまだ完成された手法ではない、つまり(広義の)マーケティングに携わる人々がこれから知恵を出し合って磨き上げていくべき領域であることからだと私は捉えております。
従来のマーケティング手法に対して違和感を感じている、あるいは顧客とどのように向き合っていくべきかを考えている人には刺激になる一冊ではないかと思います。

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Posted by ブクログ 2012年07月08日

「広告」について非常に概論的にまとめられている良書。
帯には「すべての広告人のために」とあったが、どのトピックもその派生や概要から語り始めてあるため広告素人のわたしにも理解できた。
そもそもメディアとは、から始まってコンテクストプランニング→コミュニケーションプランニング構造まで具体例を交えながら
...続きを読む印象に残ったのが常に消費者が念頭においてあったこと。本書中にもあるが、従来のマスメディアによる一方的な広告のイメージではなく、常に消費者が主体で、広告はあくまで企業やプロダクトと消費者をつなぐものであるという著者の考えが伝わってきた。

広告食わず嫌いだったけど、メディアは広告だけではないわけで、いまどき様々なものがメディアになりうることを考えると非常に示唆に富む一冊だと思う。特にコンテクストプランニングの知識は頭の中で応用してものを考えるときに使える。

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Posted by ブクログ 2012年06月22日

コミュニケーションをプランニングする上で、コンテクストのプランニングが重要だと。確かにそう思う。勉強している人だし、何よりも博報堂、電通、グーグルと実践を積んできている人なので、説得力がある。コミュニケーションをプランニングする人、それを評価する人、目指す人などみんなにお勧め。

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Posted by ブクログ 2013年01月06日

読書メモがなぜか消えてしまったいた。。

もっかい読んでちゃんと考えたいと思ってたので、
もう一度読んでから改めてメモします。

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Posted by ブクログ 2012年05月14日

繰り返し読みたい本。5つの章に分かれており、どの章からでも読めるようになっている。個人的には、メディアを再定義する、という2章と、コンテクストに関しての5章が面白かったのやけれでも、どの章を読んでも、なんというか、今、自分がぼわーっと、なんとなく感じていた広告のアプローチの方法や、メディアとの接し方...続きを読むの変化みたいなものが、すっ、と文章にして差し出されたような感覚になって、ああーなるほど、そういうことなんだなあ、と噛み締めながら読み進めていった。これを実際の場に活かすためには、もっと咀嚼が必要なんだけれども。

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Posted by ブクログ 2012年05月07日

面白い。
広告・PR業界人が主なターゲット読者であるが、マーケティング周辺の業務を行う者にとっても非常に参考になるだろう。

本書は著者が考える新たなコミュニケーションの考え方に触れられるのに加え、メディアの歴史や先人達の様々な考え方を学ぶ入門書的な位置づけにもなっている。
最近色々湧いてきたソーシ...続きを読むャルメディア専門家に対し、著者がネット上で「よく学べ」と叱咤している姿を見ることが多いが、本書は業界全体の底上げに貢献するだろう。

著者が唱えるコンテクストプランニング、あるいはコミュニケーションプランニングを実行しようとすると、商品/サービス完成後に広告・プロモーションを考える工程だけへの関与では実現しないことが多く、結果的にコンセプトメイキング等のより上流工程への関与が必要となってくるだろう。

そうなると、結果的にコンサルタントと、バッティングする場面も出てくると思われる。
マーケットリサーチやカスタマーリサーチなども含め、元々近しい職種であると思っているが、広告業界のコミュニケーションプランニングへのシフトが進むと、更に競争になるかもなぁと思った。

■メモ
・コミュニケーションアセット=「メディア化できるアイテム」+「これまでのコミュニケーション活動で得てきたパーセプション」
・マクルーハン曰く「メディアは身体を拡張するもの」
・商品/サービス自体が持つ「クチコミ能力」は
 1、商品/サービスそのものが人目に触れやすい
 2、他人を巻き込むと利便性が増す
・クチコミはシカケ×シクミ
・商品/サービスがどのようなコンテクストなら受け入れられるか。どのようなコンテクストの中に埋め込まれるか。どのようなコンテクストを開発すべきか。
・コミュニケーションプランニングを行う上で把握すべき4つのコンテクスト
 コンシューマー、パブリック、インダストリー、ブランド

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Posted by ブクログ 2012年04月17日

私は気に入った頁の端っこを折り曲げる癖があるのだが、なんとこの本は26箇所になってしまった(200ページの本です)。特に「プランニングの際に変わらず考えること。それは、ある商品を世の中に埋め込むためにはどうすればいいか?という視点」という指摘は、示唆に富んでいると思う。

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Posted by ブクログ 2012年08月23日

博報堂、電通、Googleと渡り歩いたスケダチの高広さんの本。

最初読んだときに、結構読み進めるのに苦労しました。それぐらい、濃い内容が書かれてるんだと感じます。
いろいろな考え方や原典的な参考文献なものが呈示されて、この本を読んでそれらの参考文献を読んでみないとなと考えています。

どの章からも...続きを読む読み進められる構成になっていると冒頭で書いてますので、どこか引っかかる章があれば買って読んでみると良いと思います。

個人的には、Chapter2の「メディア」を発見するで書かれていた「身体の拡張」「身体の縮小」というのが、新しい発見でした。

Chapter4の「クチコミ」を再考するは仕事上関わりが深いテーマなのでとても勉強になりました。

うちの会社の人向けにこの本のことを説明するとしたら、、「メディア」を運営する人間としては読んでおいたほうが良い本だと思います。ぜひ買って読むのをおすすめします。

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Posted by ブクログ 2012年04月14日

「マーケティングの究極の目的はセリング(営業)をなくすこと」
読みながらこのドラッガーの言葉が頭に浮かんできました。

そもそもメディアとは何かというところから始まり
拡がる「シカケ」だけでなく拡がる「シクミ」を考えるのが
マーケターの仕事であるということを再認識させてくれる、
企画・プロモーション...続きを読むに関わる人には是非読んで欲しい本。

タイトルこそ「次世代」コミュニケーションプランニングですが、
未来型の新しい話というよりはむしろこれからの時代を生き抜くために
心がけたいそもそも論、という意味合いが強いのだろうなぁと思いました。

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Posted by ブクログ 2012年04月04日

まず、最初に申し上げたいのが、これだけの智慧が1,600円で手に入ってしまうのは、何とお得なんだということ。

そして、こういう本が出版されて、売れているという事実から、日本の広告・コミュニケーション業界の未来は明るいと考えて良いと思う。

本書は思いっきりターゲットを絞り込んでいる。すなわち、「広...続きを読む告・コミュニケーションのプランニング携わっている人」にだ。エージェンシーサイドか事業主サイドかは問わない。日々、自分の頭で考え、悩み、勉強している人にとっては、次から次へと貴重な「気づき」が飛び込んでくる。

内容は、広告・コミュニケーション業界きっての論客である著者が講演やwebメディアで発信してきた内容の総集編的位置づけ。そして、最大のポイントは、文章がとても親切でわかりやすいことだ。

著者の講演を聞いたことがある人はおわかりと思うが、敢えて詳しく説明せず、解釈の余地を残し、「これが理解できない奴はちゃんと勉強しろ」という独特のスタイル(少なくとも私はそう感じている)。

本書では、通常の講演等では端折られてしまう丁寧な解説が、きちんとなされている。しかも、とてもわかり易い文章で。いままで、「わかったような顔をしていたけど、実はちゃんと理解できていない」という方には、絶好のキャッチアップのチャンスです(笑)。

特に、社会学、マーケティング、広告・コミュニケーション等々に関する過去の識者の発言・提言について「いつ、誰が、何を言ったか」が体系立てて紹介されているので、辞書的・教科書的にも活用できる。

ぜひ、本書を直接読んで頂きたいので、内容の詳細については書きません。あと、冒頭述べましたが、本書はターゲットが明快に絞り込まれているので、業務に携わっていない人(最低限の基礎知識のない人)にとっては、ちんぷんかんぷんと思うのでご注意あれ。

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Posted by ブクログ 2012年04月03日

今までで1番ドッグイヤーした本。広告に関わる人は必ず読んで、反芻しまくってほしい。広告とは単に認知を広め、あおることではもちろんないし、伝えるだけのことでもないし、コミュニケーションすることでもまだ足りない。

その施策が世の中にどう埋め込まれていくかという視点。

きちんと読み込んで理解したい本。

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Posted by ブクログ 2020年07月19日

2012年の発刊なので少し古いかな・・とも思うところはありますが、素人の私には充分刺激的でした。
SNSなどこれだけ普及しているのにいまだにその価値や使い方がよく分かっていない私にとって、自分の周りにいる人とつながっておくということが大切なんでしょうね。
書かれていることは、広告に関してなので、自分...続きを読むのSNSの価値なんてものは関係ないのですが、広告とはどの対象に対して行うのかが大切なようなので、そのように感じてしまいました。

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Posted by ブクログ 2014年05月29日

メディアプランニングではなくコンテクストプランニング。わかるようでわかってない人が多いので、このパラダイムについてのロジックをしっかり押さえて仕事したい。

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Posted by ブクログ 2013年05月05日

広告の現在地までの流れがまとめられていて、勉強になった。学生としての感想なら、学問的な知識と現場での経験が合わさり活かされるって話を聞けただけでも収穫。モノ・サービスを「伝える」から「文脈に埋め込む、文脈をつくる」

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Posted by ブクログ 2012年09月07日

著者のアドタイのコラムをちょくちょく覗いていたので、それのまとめのような本で、あんまり目新しさは無かった。

コンテクストプランニングという捉え方。口コミを「買う」という考え方の悪弊。「シクミ」と「シカケ」の違い。「オーダー」と「オファー」の違い。メディアプランナーの限界。

この辺りは押さえておき...続きを読むたい。

というか、メディアプランナーの限界は痛いほど理解してますが。。。

そして、オーダーとオファーも・・・ね。。。

ただページの関係でしょうが、事例が少ないというか、簡単にしか触れられていないので理解できてるかが、うーむ・・・

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ネタバレ

Posted by ブクログ 2012年05月06日

本著を通読してまず感じたのは、著者の広告・メディア(ここでは敢えてコミュニケーションとは言わない)とそれを提供する顧客に対する誠実さ、あるいは純真さであった。松下幸之助氏が経営、お客に対して向けた誠実さと同様のものを感じる。

本著は長年広告に携わってきた著者自身が現在生業としているコミュニケーショ...続きを読むンプランニングについての正しい理解と今後のあり方を示す内容になっている。当然、広告業界に向いた話ではあるものの“コミュニケーション”というものに鋭く切り込むため、業界問わずより本質的な学びがある一冊だ。
この概念の理解のために広告の今(つまり枠売りの終焉、ニーズの複雑化)を俯瞰するところから始まり、「メディアとは何か?」に対する視座を補正し(通常私たちが想像しうるTV、雑誌、SNSといったいわゆるマスメディア・ソーシャルメディアといったものに限られないんだよということの理解)、そのメディアで消費者とどう会話(≠伝達)し、伝播(=クチコミ)してもらうかというふうに進んでいき、コミュニケーションを企てるとはどういうことかを順序立てて教えてくれる。

冒頭、読者レベルに合わせてマーケティングや広告コミュニケーションの基礎をわかりやすく教える気はない、即効性のあるような指南書ではないという著者の突き放しがある。その実テクニカルな話ではなく、上記の各プロセスにおいて「どう考えるべきなのか」という、より本質に目を向けて「本当に大事にしなければならないことは何か」が書かれている。アカデミックなものも多いが、事例もふんだんに盛り込まれており、かなりわかりやすい。思った以上に親切な内容だった。

本著の総本山として、最後にが来るのがコミュニケーションプランニングの出発点となる「コンテクストの理解・創出」である。昨今よく見かけるSNSでの炎上など身近なケースを取り上げながら“わかっているようでぼんやりとしている「コンテクスト」”というものの理解を揃えた上で、解釈・創出するための著者のこれまでの試行から生まれてきたフレームや技法が紹介される(ここでは比較的実践的な内容が登場する)。
ちなみにここで11年前に著者が書いた論文が登場するのだが、31歳という年齢で書いたものであるところに個人的には戦慄を覚えた。

広告に限らず、新たな事業を起こす、新たな商品・サービスを世に出すというところに関わる人間は「コミュニケーション」することの本質を見直す意味で是非読んでおきたい一冊だ。

■ポイント(一部引用)
・コンテンツはメディア自身が持つ“文法”の・ようなものによって規定される
・メディアは人間の身体を拡張する(例:TV=視覚、ラジオ=聴覚)
※いずれもマーシャル・マクルーハン氏
・コミュニケーション資産のアセットマネジメント2ステップ
 洗い出し→コントローラブル/アンコントローラブルの仕分け
・「消費者がしゃべったもの」からヒントをひっぱり出そうとする試みは、消費者の言語感覚に左右されるので、「言葉で表されるもの」の中でしか発見できない※ユーザーインサイトを探る際のデータマイニング的アプローチに対して

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Posted by ブクログ 2012年04月23日

この本のキモである、「コンテクストプランニング」を
知恵として体得するには、まだ理解が足りてない。
何度も読み直す必要がある。
しかし、そこまでしても体得する価値がある概念である。

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Posted by ブクログ 2012年04月24日

いきなり内容になってしまいますが、広告のメディア職についていることもあり、「第2章」がとても惹かれる内容でした。
メディアというものをあれだけ多角的に捉えることが出来れば、課題を解決する策を多くのアイデアを考えることが出来ますね。
大変参考にしたいです。
また、知識というのが業界や表面的なメディアの...続きを読む情報に偏ることなくつけていかなければいけないと警告されているようで、勉強になります。もっと広く学んでいかなければならないですね(ただの自分への戒め)。
コンテクストの部分(この本の最重要部分)は、まだ噛み砕けてないので、これから2回目に挑みます。

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Posted by ブクログ 2012年04月15日

ツイッターやフェイスブックで評判の本書、広告業界の現状から始まり、先人たちの知見と自身の行ってきた仕事を織り交ぜ、メディアそしてコミュニケーションをアカデミックかつ実践的に掘り下げ、その心はコンテキストと説く。

コンセプトプランニングのフレームワークとして、「消費者文脈=Consumer Con-...続きを読むtext」「パブリック文脈=Public Context」「所属産業文脈=Indusry Context」「ブランド文脈=Brand Context」の4つで構成されるとの考え方が門外漢の自分にもとても分かり易い。

大きな会社の広告だけではなく中小企業のウェブサイトの在り方やソーシャルメディアを使ったマーケティングにも役立てることが出来そうです。フレームワークは早速使ってみたいですね。

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Posted by ブクログ 2012年04月10日

広告業界を渡り歩いてきた著者による、今後のコミュニケーションについての提唱。単に広告メディアに留まることなく、消費者・生活者とのコミュニケーションのあり方について述べられており、抽象的ではあるものの、分かりやすい内容。
コンテクストないところに、ストーリー・シナリオなし、というのは納得。ぽっと出でス...続きを読むトーリーと言われても腹に落ちないし、これまでの関係性やトレンドなどからくる、必然的なコンテクストを重視しないといけないのだろう。

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Posted by ブクログ 2012年04月05日

広告の本なのでもちろんプロダクトあるいはブランドコミュニケーションの問題を取り扱っているのだが、広告あるいはカスタマーリレーションという切口で現代の情報社会を俯瞰しており、広告業に携わっていない人が情報メディアの状況と付き合い方を知るにも有益な一冊。もちろん広告や広報に携わっている人が読めば、著者と...続きを読む同じフレームワークを獲得し、著者と同じ思考の水準に達する…ことはできないにしても、そのための基礎の基礎ぐらいは得られるだろう。
「明日からすぐ使える」ハウツーのようなものではない、と著者が冒頭で述べているので、そうしたお手軽なものを期待する人には勧めない。そのようなものでないという理由で低評価を下したレビューが通販サイトに掲載されていたが、まったくの見当はずれ。カツ丼を「牛丼じゃないから★ひとつ」と評するのは了見違いだ。

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Posted by ブクログ 2015年12月13日

コミュニケーションプランニングとは?

→クラスターとは違い、人々の結びつきの集団そのものを1つのトライブという結びつきで見てターゲットと接していく
場所に応じたターゲティングをしている自動販売機のように、狙うべき場所を発見し、そこにいるユーザーに対してどんな広告を提供し設置するかを考える
クチコミ...続きを読むマーケティングを企むにあたっては、シカケ×シクミで考える
4つのコンテクストとは、消費者文脈、パブリック文脈、所属産業文脈、ブランド文脈

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Posted by ブクログ 2014年09月03日

思考を整理すると同時に、背景を分類し顧客のオーダーにいかに応えて解を出すか、というフレームワークの部分でも参考になる。幅広い領域をカバーしているので、企画担当者やメディア担当者には読みやすいと思う。

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Posted by ブクログ 2012年06月04日

クライアントのいうことには、「オーダー」と「オファー」の2つしかない

マッカーシーの4Pから、ラウターボーンの4Cへ
4C
Customer Value
Customer Cost
Convenience
Communication

今までの広告とは、商品やサービスを消費者に「伝える」ための技術...続きを読む・作法だった。「コミュニケーションプランニング」とは、商品やサービスと消費者が「会話する」ための技術・作法である

メディアはメッセージである(マーシャル・マクルーハン)

流されるコンテンツに関わらず、メディアそのものが何らかの意味を持つし、あるいは流されるコンテンツはメディア自身が持つ"文法"のようなものによって規定される

メディア(やテクノロジー)は人間の身体を拡張させる(マーシャル・マクルーハン)

単に情報を伝達させるための乗りものとしてのメディアではなく、互いをつなぐ「メディエイター(媒介物)」としてのメディア
ex. ものの交換、ブランドのバッグ、プリクラ...

商品をサービス化する

あらゆる商品は、買い手から何らかの価値を期待されているものである。その対価として、金銭に交換される。では、そもそも買い手側が期待する価値に対して、商品はそれを満たしているか、満たしていないならばアドオンする必要があるかと考えてみる。商品の側からではなく、買い手によって期待される価値から考えてみると、例えば、ヘルシアという商品の場合、その購入者はメタボを気にする40代付近がボリュームゾーンで、彼らは脂肪を燃焼させたいと思っている。ヘルシアという商品は確かにトクホの認定を受けた、脂肪の燃焼効率をあげる働きを持つ飲料であるが、定期的な飲用によって効果が現れるものなので、一本だけ買って飲んだところで肥満が解消するといったものではない。つまり、購入者によって期待される「価値」は「商品」だけでは足りないと考えた。この期待される価値の足りない部分を補うというのが「商品のサービス化」という発想であり、これを具現化するものとして「メディア作り」がある

プロセス上の課題を発見し、それを解決するためのシナリオを考えることからはじめなければいけない

口コミマーケティングの公式
シカケ☓シクミ

コミュニケーションプランニング→コンテクストプランニング

コンテクストを解釈する+コンテクストを開発する

コミュニケーションチャネルの発見・設定

コンテンツの設定

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Posted by ブクログ 2012年04月17日

著者のブログや、Twitterなど前から拝見していて、「すごく頭の良い人」だなとずっと思っていました。

この本の中には、そのブログやTwitterに書かれていた事も多く、自分の知見や経験などを惜しみなくシェアするという姿勢に対しても学ぶ事が多かった。ブレないってすごい。

肝心の本の感想ですが、正...続きを読む直一回読んでどうになるものでもないな、という内容。単純にいうと難しかった。

その中でも印象に残った事
・オーダーとオファーの違い
・メディアプランナーのメディアリストの限界
・ソーシャルムーブメントにおける企業の姿勢の問われ方
・囲い込まれるという事
・クチコミの企み、企て、シクミ、シカケ
・コンテクストとは何なのか
・変わったのは作品ではなく解釈

またゆっくり読もうと思う。

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ネタバレ

Posted by ブクログ 2012年04月07日

「コミュニケーションプランニング」とは、「オファー時代のマーケティングコミュニケーションのソリューション」として位置づけられるべきなのだ。p21

マクルーハン「メディアそのものもメッセージである」(The Medium is the message)p28

人と人、人と商品、人と社会など、何かと...続きを読む何かを「メディエイト」するもの。これがコミュニケーションプランニング上、必要となる「メディア感覚」なのである。p33

「ソシオメディア論」p39

「コミュニケーション資産のアセットマネジメント」p56

「ブラー化」p63

「集合知(collective intelligence)」から「集合生産活動(collective activity)」へ p79

デビット・ガントレット「Making is connecting=作ることがつながること」p81

レガシー的なメディア(マスなど)=情報の非対称性から逃れられない。<メモ>

「セグメンテーションからコネクションへ、マスからトライブへ」<メモ>

「自販機型コミュニケーション」へ p102

おもしろいことを考えるという「バズ」視点だけでなく、拡がりを考える「バイラル」視点の両方がなければ、クチコミの企みにはならないのだ。p120

(シカケ)×(シクミ)という公式 p120

「コンテクストプランニング」というのは、「コミュニケーションプランニング」の前段階として位置づけられる。p161

アカウントプランニングには、「タグライン」の抽出と「消費者インサイト」の導き出しという2つの重要な作業がある。p167

【従来の流れ】
アカウントプランニング→クリエイティブプランニング
【これからの流れ】
コンテクストプランニング→コミュニケーションプランニング p169

【コミュニケーションプランニング】
(コンテクストを解釈する)+(コンテクストを開発する)
→コミュニケーションチャンネルの発見・設定
→コンテンツの設定 p192

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