【感想・ネタバレ】いらっしゃいませのレビュー

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Posted by ブクログ 2011年06月27日

出版社の受付に配属になった新人の女の子の話
新人よりも会社入って何年かした人の方がしみじみ読めるかも

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Posted by ブクログ 2011年06月11日

出版社に就職して、受付に配属されたみのりの物語。
受付には一癖も二癖もあるやっかいな女性や
お上品でとっても優しい仏様のような女性や
気の合うお姉さんのような素敵な女性がいる。
そんな中で新入社員として葛藤しつつ、でもきちんとまっすぐに
何事にも取り組んでいくみのりがとってもすがすがしい。...続きを読む
何か小さな出来事のたび、その事へのみのりの見解がとても
理路整然としていて好きだった。読み終えてスカッとするし、
忘れていた気持ちを思い出させてくれる。

表紙の絵も本を読むと色々わかって二度楽しめる。
この物語を書いた作者のあとがきで涙しました。

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Posted by ブクログ 2010年06月11日

社会人になりたて特有の、大人になりつつある自分自身との葛藤。
初心を思い出すことができた1冊でした。

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Posted by ブクログ 2009年10月04日

日経Woman11月号のこの秋読みたい最高の120冊で薦められているのを読んで。
すがすがしい読み物。
新聞綴じをするときに神様が見ている気がする。
そう思いながら仕事をするみのりがいいな、と思った。
初心に帰れる、そんな本。
(08/10/13)

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Posted by ブクログ 2009年10月04日

夏石さんの作品を夏石さんと言う意識で読む最初の作品です。以前に「新解さん」と言う「新明解国語辞典」のユニークさを紹介した本を読みました。

あの本の視点をもっている夏石さんの「いらっしゃいませ」は出版社の受付係りとして配属された新人・鈴木みのりのお話です。この鈴木みのりの視点で書かれていることこそ、...続きを読む夏石さんの視点なんだろうと楽しみながら読むことが出来ました。案の定、解説では鈴木みのりは、彼女自身であると同期の白石さんが書かれています。鈴木みのりの新入社員としての初々しさと持ち前の正義感が気持ちいい作品です。
ちなみに、この本の表紙のイラストと言うか絵がなかなかほのぼのしていいものです。受付の絵になっているのですが、座っている人が最初は分かりませんでしたが、そのうちに誰が誰か分かります。しかも、その前に歩く殿様って何だろうと思うと、ちゃんとお話に出てくるのですね。

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Posted by ブクログ 2009年10月04日

「初心で胸ふくらませた新入社員と、初心を忘れたかつての新入社員へ贈る」という文句につられて購入しました。私自身、今年の4月から社会人になったので、今の時期に読めてよかったと思います。仕事がつらい時、辞めたくなったとき、きっと読み返すはず。

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Posted by ブクログ 2014年08月29日

【本の内容】
楽しいかどうかなんて重要じゃない。

会社で働く女の子にとって必要なのは、つまらないことも我慢できること、そして、その我慢のなかでも何かを忘れないことではないか―。

短大の英語科を卒業後、出版社の受付に配属されたみのり。

初めての経験で戸惑うことばかりの毎日を過ごしながらも、持ち前...続きを読むの正義感でみのりは社内に新風をもたらしていく。

初心で胸を膨らませた新入社員と、初心を忘れたかつての新入社員へ贈る、初めての受付嬢小説。

[ 目次 ]


[ POP ]
会社のことについて、というか懸命に仕事をする人間について書かれた小説はおもしろい。

恋愛に夢中になるのは簡単な気がするが、仕事に夢中になるのはほんとに難しいからだ。

著者である夏石さん自身がモデルの小説だという。

出版社に受付嬢がいるということ自体も驚きだったし(本の雑誌社にはないポストでしょうけれども)、他の企業であればもっと華やかなイメージがある受付もそこではいちばん地味なくらいに感じられるのもおもしろかった。

しかし、いくらなんでも就職活動うまくいき過ぎでは。

現在就活中のみなさんからはちょっと反感買うかも。

[ おすすめ度 ]

☆☆☆☆☆☆☆ おすすめ度
☆☆☆☆☆☆☆ 文章
☆☆☆☆☆☆☆ ストーリー
☆☆☆☆☆☆☆ メッセージ性
☆☆☆☆☆☆☆ 冒険性
☆☆☆☆☆☆☆ 読後の個人的な満足度
共感度(空振り三振・一部・参った!)
読書の速度(時間がかかった・普通・一気に読んだ)

[ 関連図書 ]


[ 参考となる書評 ]

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Posted by ブクログ 2011年04月30日

今年から就職、ということで、いろいろお薦めを辿って読んでみました^^
働くって、こういうことなんだろうな、と感じた本です

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Posted by ブクログ 2009年12月27日

出版社の受付に配属された、新人さんのお話。
これ、面白いですよ。
とてもリアルな女の目線。
会社という組織とか、女が働くこととかについて、誰もがぼんやりと感じていることを、
淡々とした文章のなかで、とても端的に表現している。
主人公みのりみたいな後輩がいたら、怖いな。

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Posted by ブクログ 2009年11月24日

これまた友だちにすすめられて。
この本は、出版社の受付に配属された
短大卒の女の子の話なのですが、
『バイブを買いに』「新解さん」シリーズの著者、
夏石鈴子さんは、元・文藝春秋の社員。
ついつい、文春を想像しながら読んでしまいます。
自分が新入社員の頃は、どんなだっただろう。

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Posted by ブクログ 2009年10月04日

何かに紹介されていたから見ただけ。

はじめは、退屈だなぁと感じていたけど、

主人公の考えとか、会社の日常とか、「ふつう」をさらっと書いていて、

読み終わった後は、面白かった。

表現がやわらかいから、「ふーん」って感じだけど、

鋭いことを指摘してたりする。

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Posted by ブクログ 2009年10月04日

新入社員たちよ初心を忘れる前に今すぐ読みたまえ!と声を大にしてお勧めしたい作品。新入社員としてドキッとしてしまう、なかなか厳しい言葉も出てきます。自分で決めた会社に入った今、改めて考える自分の人生、社内の人間関係のしがらみや些細な慣習、疑問、不安、我慢、そして希望。誰もが同じような気持ちを抱きながら...続きを読むやがて「ただの社員」になっていくんだろうけど、その中で初心だけは忘れないで頑張ろうと思える。
ちなみに、舞台の出版社はもしや○M?

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Posted by ブクログ 2009年10月04日

OLの現状満足できない話かと思いきや、「会社員をキチンとする
」話でした。最近私も目指していた34歳って・・・・ってイメージのギャップにイライラしたり、
自分の会社のレベルの低さに腹を立てては、上司にこぼしています。
まず、目の前の仕事をきちんとする。これが出来てから、自分の居場所はここではない、...続きを読むと旅立っていこう。あらためてこの本を読んで、心に決めました。

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Posted by ブクログ 2009年10月04日

初・夏石鈴子。以前から話題の人だったので読んでみたかった。親の期待通りに育った女の子が自らの意思で出版社に就職する話。配属先は受付。受付の仕事の細かさや人間関係が読みやすく描かれていて面白かった。『熱海の殿様』が来るところがツボ。他の作品も読んでみたい。

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Posted by ブクログ 2009年10月07日

☆課長おすすめ第二弾。この本をすすめられるてことは、まだ「新人」としての輝きを称えられているのか、青臭さを揶揄されているのか。。。。出版社の新人受付(夏石鈴子自身)の物語。

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Posted by ブクログ 2023年01月11日

5、6年前に買ってその時にも読んだけど、また読みたくなり、再読。

2003年に単行本として出版されているからそれから20年。
そして小説の舞台は1983年ごろなので40年経っている。
会社の風景はもうずいぶん変わってしまっているし、それを読む私もずいぶん年をとった。

この小説は、間違いなく働くこ...続きを読むとの大切なことが書かれている。

けれど、この本を今の新入社員に進めるかというと少し躊躇う。
私が思う“大切なこと”自体が古びてしまっていると思うから。

フェミニズムという点からみても、この本は興味深い。お茶汲みも大事な仕事として手を抜かない姿は男性社会を積極的に受け入れるような啓蒙とも思えるが、見合い結婚にどうしても納得できない女性の自律的な一面も描かれている。
そう言う矛盾も正確に書かれているということは信頼できる。
それがこの時代のありのままの姿だから。


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Posted by ブクログ 2015年12月20日

 出版社の受付に配属された新入社員・みのりのお仕事奮闘記。しかしドラマのような展開はなく、ルーティンワークを毎日確実にこなしたり、社内外問わず人に失礼のないよう丁寧に振る舞ったりすることの繰り返しなのだけど、その難しさと大切さを感じた。みのりがものをフラットな視点で見られたり何にも流されずに自分は自...続きを読む分でいられたりする様子は、自然すぎて一見何てことでもないように書かれていたけど難しいのではないかと思う。私も凝り固まった偏見を持たず、正気を保って真摯に働きたい。

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Posted by ブクログ 2014年10月23日

女子大を卒業し、出版社で働く主人公の日々を描いた日常系小説。
女性同士がおしゃべりをしている感覚。

話自体に必然性がないので、出版社を舞台としたエピソードとして楽しむのがよい。
そういう意味では、様々な個性あふれるキャラクターが、主人公の視点で語られていて面白い。

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Posted by ブクログ 2013年01月17日

(2013,1,17再読)
いやはや、こんな話だったっけ?
この本を過去に読んだことあるのは覚えていたけど、表紙がかわいいので、ほのぼの系だったとばかり思っていたら。

まー、主人公のみのりの、性格のおもしろいこと(笑)
はじめは「性格悪っ!」と思ったけど、よくよく考えてみれば、私も心の中では似たよ...続きを読むうなこと考えてるなーと。

会社の受付の仕事って、確かに「ただ立ってるだけ」と思われそうだけど、とても重要で、楽しそうな仕事だと思うなあ。

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Posted by ブクログ 2011年11月09日

入社1年目を企業の受付嬢として過ごすことになった「みのり」の日常の物語。
大きな事件もないたんたんとしたお話だけど、なんとなくあっかたくてほんわかしている。
強烈な印象はない代わりに、ふとしたときに思い返すことがありそうな1冊だった。
受付配属になった同級生になんだか会いたくなった。

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Posted by ブクログ 2011年03月29日

社会人1年目にオススメの小説ということで、入社を前に読みました

2時間弱で読めます

働くってこういうことだろうな、と思います。

働くことに期待とか不安はたくさんあるけど、変な期待を持たせないお話です。

当たり前の毎日に、時々変わったことが起こる。

それでも、また普通の変わらない日々が続く...続きを読む

そこで自分が大切にすべきこと、忘れちゃいけないことが示されています。

仕事に慣れてきた頃に読み返したい1冊です。

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Posted by ブクログ 2010年06月19日

劇的な展開などはまったくありません。

母親の「良い人と巡り合うために良い会社に就職しなさい」という考えに反抗し、出版社に就職した主人公。社会人になったばかりのころに感じる人間関係の疎ましさ、有難さが見事に表されていますね。とても共感できる部分もあり愉しく読めました。

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Posted by ブクログ 2009年10月04日

短大出身の主人公は幸運にも無理だと思っていた出版会社の就職試験に合格する。
しかし、配属されたのは受付。

バリバリ働きたいわ!って女の人ならまず抗議するような配属だ。きっと私も身の程知らずだから不満を言うだろう。
私に受付なんていう単純な仕事は合わない。もっとクリエイティブでグローバルで云々かんぬ...続きを読むんな仕事がしたいわ。といって転職でも何でもしちゃうんだろう。

でもこの主人公は違った。
自分の与えられた仕事を大切に丁寧にやる。
そしてその中で小さな幸せを感じ、そして成長していく。

受付という狭い空間の中で起こる出来事がとても新鮮で刺激的で面白おかしく感じる。

自分の仕事に意味が見出せない人って結構多いと思うのですが、そんな人に読んで欲しい一冊。

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Posted by ブクログ 2009年10月07日

新入社員として出版社の受付に配属されたみのりが初めて目にする会社社会の中で
いろいろ感じながら働いてくはなし。

ウソ臭い正義感もないし妙にドライでクールぶってるわけでもない
とこがちょっといい。話は単調で盛り上がらないけどヘコんだりもしない。

会社ってこんなのなのかぁと思った。 さとこ

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Posted by ブクログ 2009年10月04日

久しぶりの小説。
お仕事小説です。

人間関係のこととか、将来について多少考える、新人社員のお話。まだ共感にはいたらなかったけど、読みやすい小説でした。

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Posted by ブクログ 2009年10月04日

一人の新入社員中心の話だが、
むしろ社会人になって、しばらく経った人に
読んでもらいたい。

働くことについてちょっと楽しく考えられた一品

心情の変化、日々の繰り返し、勃発する問題。
とにかくそんなことばっかりで

あら(゚Д゚)終わっちゃったという感じの話。

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Posted by ブクログ 2009年10月04日

「初心で胸を膨らませた新入社員と、初心を忘れたかつての新入社員へ贈る、初めての受付嬢小説」という白石一文さんの解説の一文に惹かれて購入。ちなみに私は今のところ、前者の立場だろう。物語自体は淡々と、極めて淡々と日々の新入社員の目線での毎日が綴られて行く。短大を卒業して出版社の受付嬢になった新人さんの話...続きを読む、というそのまま。でも、今のこの社会に踏み出して行く時に持っている希望というか、やる気というか、そんな気持ちを会社に入っても忘れないままでいたいな、そんな風に思わせてくれる作品だった。作中にもこんな言葉もあるからね。「会社で働く女の子にとって必要なのは、つまらないことも我慢できること、そして、その我慢のなかでも何かを忘れないことではないか。その何かとは、入社が決まったあの気持だ。」うん、忘れないでいたい。ちなみに作者と白石一文さんは会社の同期だったそうだ。そこが一番ビックリかな。

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Posted by ブクログ 2009年10月04日

出版社に入社し、受付嬢をすることになる新入社員みのりの目を通して、仕事とは何ぞや?ということが淡々と描かれる。一流の出版社に入社しても仕事とは楽しい、面白いことばかりではなく、『つまらないことでも我慢できること、そしてその我慢のなかでも何かを忘れないことではないか』とみのりは思うのだけれど、やせ我慢...続きを読むのように思うのではなく、例えばものを書く仕事も受付嬢も、事務の仕事も全てが相対化されている。その相対化のされかたがさすが、夏石鈴子さん!という感じ。ただ、若い女性でこんな風に思える人は少ないだろうなあと思わされるが、やはり仕事の対象(会社の内の人間や、人ではなくものであっても)に素直に向き合って、いらっしゃいませとその都度ちゃんと言える気持ちがあるかどうかという当たり前のことが多分一番大事なのだ。ただ、夏石鈴子さんの持ち味である真っ当さは恋愛小説のほうがいいような、「バイブを買いに」や「家内安全」のほうが個人的には好みです。

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