あらすじ
性悪、高飛車、ワガママで友達がほとんどいないハルお嬢さま。新しく転校してきた学校でも、早速周囲と溝をつくってしまいます。しかし、そんな彼女も、クラスの変人――昭和ファッションと落語をこよなく愛する男――川柳徒然と次第に打ち解けて会話するようになりました。お嬢さまにとって、初めての友達。そして、初めての――…。
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匿名
意外な組み合わせ
一見すれば全く性格の違う二人の関係を描く内容で、もし互いに接する機会がなかったら、恐らくずっと話すことさえなかったと思います。高飛車のように振る舞うヒロインに接する人は基本的に面倒な感じに思うのかもしれませんが、川柳のように気が合う存在もちゃんとできるということを理解できました。
Posted by ブクログ
新しい感覚。コミュニケーションに行き詰まり、孤立する男子と、他人と対等ができない女子の不思議カップル。ばかばかしいようで、ぐっとくる。カップルはいないけれど、こういう人たちならば、知っているから。不器用にもみな生きていく。
Posted by ブクログ
イイッ、とってもイイッ
この四コマ漫画、レベルが高い!! あくまで、私の中のランキングだが、いきなり、『けんもほろろ』と同位である
クール教信者先生の「らしさ」全開と言ってもいい、気だるそうな絵柄と、それに見合った力の抜けたネタ、テンポを崩さない一方で安全牌にも走っていないオチ、この三つが揃っている四コマ漫画が面白くないわけがない!!
それに加え、キャラがいい
個性があるっつーより、オリジナリティが溢れている、と言った方がしっくり来る登場人物ら
そんな彼らが、緩やかに単調な、それでいて、決して無変化では終わらない青春を1pずつ、各々の歩調で綴ってくれている、それがこの『おじょじょじょ』の内容
大ジャンルは四コマ漫画、細かく分けると青春系、友情系、そんで、恋愛系かな。個人的には、青春系と思っている
また、名前を貰っている(その名前も、どこか厨2くさい、西尾維新作品か、と思うくらい)キャラの数を限らせているからか、話が広がりすぎていないのもイイ。読みやすく、各キャラに感情移入もしやすい
主役の一人、徒然をほぼ無表情で、感情表現が乏しく無口なキャラにしている事で、春の百面相っぷり、感情の豊かさや成長を、更に引き立たせているのか?
個人的に好きなのは、春を容赦なくハートブレイクしてくる、毒舌執事ィ。私は勝手に、頚松社鼠(けいしょうしゃそ)氏と呼んでいる
一巻で、大きくはないが、確かに変化の兆しは見えた、春と徒然の関係がどう変容していくのか、どうやって進展するのか、そこに紅やじぃはどう絡むのか、また、新キャラが出てくるのか、そこに期待しながら1巻を読み返し、2巻を待つ
私のお勧めの一本は、80pの「一瞬阿修羅」。紅の怯えっぷりで、徒然がどれだけ、本気で春の為に怒ったのか、がよく判るので。次が、珍しいってレベルじゃないほど稀有に、徒然が自分の気持ちを調子を強めて告げた、93pの「しっかりと」。12pの、初登場から飛ばしているじぃの真顔がツボの、「至極真っ当」も好き・・・極端な話、全てが四コマ漫画として良質
“この四コマ漫画がスゴい!! 2013”的なランキングを、ファン投票で決めたら間違いなく、ベスト10には入れるレベル
これに関しては、読まなきゃ損です、と言いたい