感情タグBEST3
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結局どんな過激な意見だろうが、それを鵜呑みにする人は少ない。自分の中で咀嚼してから、飲み込むか吐き出すか、はたまた他のものとミックスしてみるかって人が多数だし、それを見越して中途半端な意見を言わない姿勢に好感を覚える。
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一見、ぶっ飛んでいるように見せて、真っ当なことを言う。すべて常識の枠を取っ払って、なにが本質かを問う。ソーシャルメディアとそれに翻弄される日本国民、夢を見る若者とその裏で利益を搾取する者、昨今の政治模様への疑念、生と死。いろんな議題を、本音と建前の構造で語りながら議論を帰着させていく様がものすごかった。
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北野武さんの本
彼の考え方の基礎は母親の恥の考えからきている。恥はさもしくないようにすること。自身を律する。
映画監督や絵のこと。監督業はメインの仕事ではないから、絵は売らないから自分の好きなことができる。
やはり頭の良い方だと思った。他人がどういう思考をしているのか知りたい、参考にしたいと強く思った。また再読しよう。
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こういう感覚は世代が離れていても私には通じるのだが、果たしてどの位の人達がこの感覚を当たり前と感じるのだろうか。
これをおかしいと目くじらを立てる人がいたら…それこそ自分がおかしいのだと思って欲しい。
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★まとめと考察
⚫︎昔の親は、苦労が子供のためになることを知っていた。今の親は、子どもに苦労だけはさせたくないと思っている。昔も今も変わらないことがある。苦労をしなければ、仕事にやりがいなんて見つけられるわけがないのだ。
⚫︎今の時代は普通じゃない、足るを知る精神だ。
⚫︎人間の欲というものが、単なる消費に置き換えられてしまったのだ。金さえあれば、幸せでも何でも買えるという発想がその根底にあって、それはつまり、金で買える範囲の幸せしか経験できないということなのだ。だから、生きるのがつまらなくなる。
親が子に、人生の喜びはそれだけじゃないということを、教えられなくなっている。
⚫︎武さんも朝晩と仏壇に手を合わせてその日の報告をしているとのこと。
⚫︎ネットでの繋がりは武さんからは鎖のように見えるらしい。
⚫︎仕事の面白さややりがいは苦労の先にある。苦労の中で苦しさや悔しさがあったから、仕事が上手くいったときの喜びもあるわけだ。
「自分に合った仕事を探す」という考え方がそもそも間違いだ。仕事を自分に合わせるのではなく、自分を仕事に合わせるのだ。
だいだい職業なんてものは、あまり自分の気の進まないものを選んだ方が上手くいくものだ。
幸せになりたいなら、1番やりたい事は趣味にしておいた方がいい。
仕事を探すなら、自分のやりたいことは何なのかなんて考えてはいけない。
仕事にやりがいがないなんて悩む必要はない。
★考察
・久しぶりに良書と出会えた!
やっぱり世界の武は言うことがストレート、そしてシンプルで分かりやすい!特に幸せと仕事に対しては今回、すごく共感できるところが多く、書き出していて頷くものだった。このある種の"ハングリー精神さ"は私が大好きな富野由悠季さんと同じことを言っている。仕事に対しては特にそうだ。
だから、仕事に対してのやりがいなんてものは見つけようとしてはいけない。自分の内側から作り出すものだ。やりがいや生き甲斐なんてものは、自分で作りなさいよ、組みなさいよ、獲得しないさいよ、なの。外から来ると思うな!
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面白かったーー!!自分は今22歳だけど同世代の人たちに感じる違和感とか、世間の悪どい金稼ぎの手段への嫌悪感とか(週刊誌が芸能人のネタを暴露して一斉に袋叩きにするやつ)そういうものを全て一蹴してくれる感じが気持ちよかった。
某テレビ番組が御涙頂戴の内容を放送することで視聴率を取って利益を得る。みんなで泣いて悲しんですっきりして、結局現実は何も変わってないという趣旨の主張が深く心に残った。
北野武の破天荒さの中を覗けば彼なりの流儀があり、意図的に考えられたものなんだなと思ったし、そういうものの表面だけを見て批判する社会なんだなと思う。
この本が10年以上も前なんて思わなかった。今読んでも全く古くない。
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頭が賢い人で
生き方まで かっこいい人というのは
なかなか いない
北野武さんは
そのどちらも賢い人だと思う
ときおり
読み返すエッセイストの
お一人です
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大衆迎合が世の中の風潮になり、言いたいことが言えなくなっている。人間、考え方が違うのが普通だし、金持ちと貧乏人、若者と年寄り、健康な人と身障者など、人の属性に違いがあるのは当たり前だ。なのに、その違いに蓋をして、みんな同じようなことを言い、荒波を立てない生き方をするのは気持ちが悪い。
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たけし氏はやはり色々なことを知っていて頭が良いんだなぁ…と思いましたねぇ…。
確かに現代の若い人たちはアレですね、インターネッツで何でも自分は知っているゾ! みたいな空気を醸し出していますけれども、実はそれはインターネッツの創始者? みたいな人に操られているだけなんだと…僕も同意見ですね!
ヽ(・ω・)/ズコー
とまあ、そういうわけでたけし氏のおっしゃるように世の中は右倣えとばかりに右翼思想? じゃないけれども、以前に比べてあまり声高に反対意見とか述べる人が少なくなっているような気がしてならないですねぇ…同調圧力? かなんか分かりませんけれども、全員が右倣え! と言われて何の抵抗もなく従っちゃう世の中はアレかと存じます…さようなら。
ヽ(・ω・)/ズコー
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独特の視点からの鋭い切り口の論が展開されている。
社会・世間・文化の捉え方など参考にできる部分が多かった。
-以下引用
若者が夢を見なくなったと嘆くけれど、そうではなくて夢が見られない世の中になっただけの話だ。(中略)彼らの方が社会が固定化されていることを皮膚感覚で知っていて、成り上がりなんてもうあり得ないと諦めている。それがいいとか悪いとかの話では無くて、今の若者は自分に縁のない世界を、この世に存在しないものとして意識から閉め出しにかかっているのだろうと思う。世の中が細分化されたというのは、そういうことの結果でもあって、オタクじゃないけれど、みんなそれぞれ手の届く範囲に籠もり、他の世界を見ないようにしている。
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若い人にはもうわからないんだろうなぁというフレーズがところどころあるんだけど、割と個人的には共感するところが多かった。20代後半が北野武のいうところの若い人に当てはまるかはわからないけど。
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タレント本はあまり好きではないのだが、つい買ってしまった。
毒舌なんだけど、憎めない。
それどころか同調してしまう。正直でまっすぐだからだろう。
不思議な人だ。
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読み終わっての感想は「ごもっとも」だ。
武さんは度々「自分の育った時代は」や「若いやつはどうか分からないが」といった言葉を使っているが、20代の私も共感する点は多く、私自身の考えをより明確にしてくれた。
もちろんそれは全てではなく、同意し得ない内容もあった。それでも、これだけ成功し、世界から認められた北野武が現代社会をどのように捉え、考えているのか、その一端に触れられたので満足。
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世の中を斜めから見ての意見。世論に従うのは面白くないと言った論調で、政治、経済など様々なジャンルを切る。やはりたけしさん平成25年初版。たまに読むと面白い。
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『浅草キッド』をみた流れでこちらも。いわゆる世相をぶった斬っていく系の一人語り形式。老害と論客を分けるものは何か。時代の違和感を自分のセンサーで感知し、毒にも薬にもなるような経験訓で切り倒していくさまが爽快。さっぱりとした映画監督論も好感を持っ
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本当の本音なんてものは、だいたい身も蓋もない欲望でしかないのだ。本音といいつつ、別のレベルの建前を言っているだけのことだと俺は思う。どこまでも本音とか本心を追求していけば、それは結局のところ、本能に行き着く。人間だって動物で、動物というものの行動の根底にあるのは、やっぱり本能でしかない。
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死から離れた現代人
現代社会が動物の命をまるでモノのように大量消費していることを子供のほうがよく知っている
命の価値に無頓着
死刑が重いのは、死が一番嫌な事だから
死が一番いやでない人にとっては意味がない(死が一番嫌というのは価値観)
使い捨てが前提の世界
エコ製品に買い替えるより、モノを直して使った方が方が良い
薄っぺらな三流品
TVという装置が流れ作業雄の機械のように芸人を大量生産
TVに出られれば貴族か何かの一員にでもなったつもりの芸人、世の中
文化のレベル
状況をみきわめ、やめる。執着しない。
見世物、生きる事の苦しみも
好きなものに囲まれ、好きな暮らしをする
老人問題を金で解決しようとする現代社会
「何かになった気分」を売っている。本、モノとはインスタントな経験。
解りにくけりゃ、芸術か?
刹那主義では大きな収穫をつかむ事はできない
アウトプットの質を高める。見え方、見せ方。
分類、多面的に見て、本質をいかに突くか
→徹底的に商品の魅力を洗い出す。
最大限に伝える。
見え方の重要性
いるもの、いらないもの
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北野武を初めて読む。この人の思考のはじまりは幼少期の経験とお母さんの教えだというのがよくわかる。きっと人間てみんなそうなんだ。なぜか小さいときに親に教えられたことは絶対的に正しいと信じてしまう。それが世間の常識というか、疑う余地もなく正しいことと思ってしまう。あれはなんでなんだろう。
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主張に余裕を感じて、ああそうか、この人も歳なんだと思った。余裕があるから、際どい発言も、際どく感じなかった。反論とか、叩く気になれないとこにいるんだなって。芸人ではなく、文化人なんだなあって。
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「超」かどうかは?ですが、たけしさんのたけしさん的、一刀両断なご意見。 うなずけるところ、うーん…なところ、え〜?なところ、さすが〜♬ なところ、色々でした。