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読む順番間違えました…笑
勾玉三部作と言えど、登場人物は全然違うしまあいいかって思っていた自分よ笑
最後まで読んで、あ、これは順番に読まないといけなかったやつ、と思いました。
ヤマトタケルの伝説が下敷きになっているとのことで、やはりこの人の作品は神話を知らないと理解しきれないと感じ、改めて日本神話に興味がでてきています。
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前作に続いて、とても良かったです。
こんなに長い物語を、しっかりと作り上げてしまうのがすごいと思います。(デビュー後2作目で…)
遠子も、小倶那も、菅流も、みんな健気で…。
救われてよかったなと。
元ネタのヤマトタケルの話を真面目に読んでみたくなりました。
三作目、さいごの勾玉の行方がとても気になります。
読まねば。
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勾玉シリーズ三部作のなかで一番好き!
展開のめまぐるしさに慣れると、逆にとっても心地いいです。
恋愛の要素が少し強めで(三部作すべてですが)苦手な人もいるかもしれないけれど、女子はきっと好きなはず。わたしも恋愛小説だけは無理で吐き気を覚えるたちですが、このくらいならムズムズっとしてとても良いです。
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久しぶりに萩原さんの初期作勾玉シリーズを読み返した。
やっぱり大好き萩原さん!!
ザッ!日本ファンタジーと大声で合いの手を入れたくなるほど天晴れな日本ファンタジー!!
上橋さんが独自の世界を作り上げて話を作るファンタジー作家なら萩原さんは日本に昔から伝わる話をベースに作り上げるファンタジー。ベースがあるからこそ、この話はでもファンタジーではなく昔に本当にあったのでは!?
と言うワクワクも広がる。
テンポよく進む話に登場人物みんな魅力的。
主人公たちの幸せを心から願わずにはいられなくさせられる設定がなんともたまらない。
やっぱり萩原さんの書く話は面白い!
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最近あまり読まないファンタジーで、聞きなれない単語もしばしばあるけれど、それでも読み進めてゆく速さとおもしろさは最後まで緩まらず、こうゆうジャンルのよさを再発見した作品。
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下巻は、最後読み終わるのが残念で早く読みたいのを我慢しながら読みました。
それほどわくわくしました。
269ページで小倶那の「遠子にもう一度会いたい。そのために生きていたい」
そしてついに再開の323ページ。
未来がないとわかっていても一緒にいたい。
恋愛色強い日本ファンタジー。
いいです。この感じ。
やっぱり遠子が一番のお気に入り人物です。
相手を思い、芯がしっかりしていて一生懸命。絶対助けたくなる。
小さいころの男の子は、いつも女の子に助けられていたけど、大きくなって男の子が女の子を守る。
ずーっとお互いに相手のことを考えていて、かけがえのない人だったことに気づくという典型的な要素を日本書紀、古事記の話に例え勾玉の力も興味ありました。
時間が空いたときにすぐ本を開いて読んでいました。
もう一度、日本書紀・古事記を勉強しようなか。
荻原規子の作品では一番好きですね。
尊敬する友達からいただき、忘れられない大切な本となりました。
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下巻です。
やばかった!終盤はしびれました。
囚われていく小俱那、遠子の悲壮な決意の展開の間はとても
読むのがしんどかったですが、そこから運命が動き出してからは
もう目が離せないというかでした。
ここからがこの物語なのだと言わんばかりで。
今回の二人には「普通の少年・少女」として生きてきた時間が
かけがえのないものとしてあり、だからこそ動かせた「運」命。
泣けました…そして最後まで油断ならなかった菅流(笑)。
さすがです。ちょっと上巻後半暴れだした象子の出番が
ほとんどなかったのが残念でしたが…
これまでの荻原先生作品でも1,2を争う面白さでした。
続く勾玉完結編・薄紅天女も楽しみ。
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空色勾玉の続編。最後の勾玉が最後になっても出なくて、いつ出るんだぁ!とドキドキ。最後は一瞬で読み終わった感あり(笑) 面白かった。娘が大きくなったら読むと良いな。
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二人で一つであるかのように育った遠子と小俱那が別れ別れになった上巻から、再会の下巻へ。
「小俱那と再び会うまでは女にならない」と誓っていた遠子が小俱那と再会し……。
ハッピーエンドが分かっているとは言えど、思春期と青春の狭間のような二人の恋がどのような行方を辿っていくのか、そして、その中で見えてくる「愛情」の光と闇について、上巻にも増してぐいぐいと世界へ引き込まれていきました。
たった一つの決意だけで前に進んできた遠子が、一度そのすべてを失い、遠子であることを捨てようとしたところから、小俱那がやって来て遠子を取り戻させるくだりがとても好きです。
その背後にある菅流の努力(なにげに不憫でそれがまたかっこいい)や、小俱那を慕う部下たちも。
百襲姫や帝をもうちょっと詳しく書いてくれても良いのではないかとは思いましたが、子供から大人になる少年少女の魅力が存分に描かれているのだから、そこに大人の事情が入りすぎるべきではないのかとも思えます。
なにはともあれ、初めて読んだ中学の頃は、言葉の意味も分からず、大雑把に話を掴んで読んでいたものを、ある程度知識を得た今にもう一度読むと、またあれこれと違った思いも湧いてきます。
昔は憎むばかりだった百襲姫の心情も考えられるようになったり(それでも憎いは憎いのですが)、「女」になって以後の遠子のことも以前よりは分かるようになりました。
中学時代に憧れていた彼女らに、今、少しだけ近づけたのかなと感じます。
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大好きな勾玉三部作。
こんなに登場人物にイライラしたっけ…と思いながらの再読。大人になってしまったなあ。笑
あらすじが盛大なネタバレなのが気になる。
これじゃあ初読の人に文庫をすすめられない。
ヤマトタケル伝説を下敷きにした古代ファンタジー。遠子、小倶那、菅流などメインキャラクター以外にも魅力的な登場人物が多く、読みやすくなっているとおもいます。
私の推しは七掬さん。
思春期の登場人物たちが、それぞれ成長していく姿が描かれるところが必見。
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大碓皇子に代わってまほろばの皇子となった小碓皇子こと小倶那は、「大蛇の剣」の力を手にしたことで、国中を駆けめぐって戦いつづける運命に巻き込まれることになります。そんな彼を止めるため、遠子は嬰の勾玉の主である菅流(すがる)という男とともに、小倶那のゆくえを追いつづけます。
やがて遠子と小倶那は再会しますが、遠子は小倶那を手にかけることができず、ふたたび二人は離れ離れとなってしまいます。そして今度は、小倶那が遠子を追って、菅流とともに旅をつづけていくことになります。
遠子と小倶那の二人が子どもから大人へと成長していくプロセスが、ストーリーの展開に噛みあっていて、「勾玉三部作」のなかでも完成度の高い作品のように思います。
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意外な結末で驚いたが、大変面白い古代日本のヤマトタケルを題材にした大人版ファンタジーだった。
「空色勾玉」の詳細を忘れてたため、連綿と続く歴史の機微を感じられなかったが、壮大なラブストーリーに大満足。
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勾玉を集めていざ倒しに行くも、迷いが生じて諦めた遠子は姿を隠し、そんな遠子を捜す菅流。はじめは何となく菅流は遠子を好きでくっつくのだろうかとか考えましたが、幼馴染の愛は大きかった。全編を通して菅流が最高にかっこよすぎです。オグナが霞むくらいかっこいい。大事なときには大抵側にいるし、ころころ意見を変える遠子にも合わせてくれる芯のある大人です。普段が普段なだけに余計に。最後はハッピーエンドでよかった、本当によかった。みんな幸せに過ごして欲しい。
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空色勾玉が物足りなかったので、次のこの本を読もうかどうか迷ったんですが、読んで正解でした。面白かった。
出会いと別れの繰り返しが、寂しさを呼びました。その中で、成長していく主人公に、さすが!とか、そうじゃないだろとか一喜一憂させられるのも、面白いと感じさせられました。譲れない何かをしっかりともっていて、強い意志で貫き通す主人公が好きなんですが、まこれもありかなと。
悲運を超えて
悲劇と悲恋が続く中、主人公達がどう悲運を超えて行くのか、最後の最後までドキドキしながら読みました。
ひたすら運命に抗い、一途に想い人に尽くそうとする主人公達の姿は、思わず応援したくなり、最後は報われて欲しいと願わずにいられませんでした。
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思った以上に恋愛色の強い後半。ころころ変わる展開にページを早く捲りたくて仕方なかった(特に下巻から
愛情とか弱さとか、優しさとか信念とか。
それらまるっと受け入れて、泣きながらでも信じて立ってることが強さなのかもしれない。
冒険ファンタジーの世界にどっぷり浸らせてもらった。
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いろんなタイプの芯の強い女性が素敵に描かれています。
主人公達はお互いに自分より相手を大切に思っているけど「自分はどうなってもいい」から「共に生きたい」に変わる所が良いです。☆
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日本武尊伝説を元にした二作目。
前巻の勾玉とうまく話を繋げながら、新しいヤマトタケルの物語を作り上げた荻原さんはさすがですね。みんなが勾玉3部作を好きな理由がよくわかりました。
個人的には遠子が小倶那を殺せなかった後、遠子が完全に普通の女の子になってしまったのはなんか悲しかったけど、物語的にはそうなるんだろうな…
正直主人公二人よりも周りの人たちが素敵すぎて…( ´艸`)
菅流と七掬がかっこいい(`・ω・´)絶対ファンは多いに違いない!
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あーー面白かった!と、読み終わってから思わず声に出して言ってしまった。
中学生のときに読んで、それから10年も経ってしまったのに、まだ全然おもしろい。また読み直したい!
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上巻を読んでから忙しくなってしまったので、少しずつ読み進めた。一気に読んだ方が盛り上がって面白かっただろうな…と思う。
ラストは「ちょっと大団円すぎるかな?」と思う位の大団円で読後感がとてもよかった。
最後の方の展開も意外性があったし、何よりもキャラがいい。
荻原さんの書く「積極的な少女」は時折独善的な感じがして思考についていけない事があるのだけど、遠子はバランスがよくて好き。最後小倶那の意志を尊重した所がとてもよかった。小倶那も菅流もキャラが立っていてカッコ良い。
お話もキャラもとてもよい作品。
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上巻を読み終えてから2か月読書できなくて、ようやく時間が出来たため今回一気に読み終えた。
勾玉の不思議さ、それが伝わって神具として使われていた古代日本に思いを馳せるきっかけになった。
博物館にも結構の数が展示されている、ほとんどが緑色のそれが中心となって動いていく。
物語の感想としては、色んな人が究極すぎてひたむきすぎて、進むほどに凄まじい展開がやってくるから読む手が止まらなかったというのが本当のところ(笑)
小俱那と遠子の恋が赤い実弾けたどころじゃなかった。こんなに人を好きになったことがないかもしれない。受け入れるって大事なことだけれど、本当に難しいこと。
小俱那はただただ愛しく思えたし、遠子の成長ぶりも圧巻。
母親の愛というか、百襲姫が息子に抱く想いというか、それも唖然としてしまうくらいの執着さも凄まじい。極端と極端と極端が、色んな場面、色んな感情でぶつかり合っている感じ。
それでも小俱那と遠子の心境が細やかに書いてあって、それぞれの場面でそれぞれに共感して、これからどうなっていくんだろうとわくわくしながらページをめくった。
そして最後の「いやこれでは終わらないだろう」と思ったところでのキリストのような彼の復活には、良かった良かったと手を叩きたい気分になる。微笑ましい最後で良かった。
菅流が離れていってしまうのは悲しいけれど、皆がそれぞれの地で自分たちを生きていくのだと考えると自然とほっこり幸せな気分になれる。
別れていった皆のこれからをそれぞれの視点で読んでみたかったというのが、この本を読み終えてからの一番の本音だったりする。
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うーん。後半ちょっともたついたかな。
うすうす感じてはいたのですが、わたしは遠子に好感を持てていなかったのです。
ちょっとお子様すぎた。向こう見ずだったり、周りを振り回す身勝手さだったり。
そういう遠子の行動を見守っているのが結構しんどかったです。
結末はよかったのだけど、七掬にももう少し出てきて欲しかったし、大王にお咎めがなかったのもどうなの?と思いました。
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半分ほど読み進んだところで、上下巻を間違えて読み始めていることに気づいた一冊(笑)。
出だしがやや唐突な気がしたけど、そんなに違和感なく読めたのが不思議w
共鳴するように惹かれあうのに、様々な苦難が二人の幸せを阻む。
その最たる相手が小倶那の実の母親で、死して尚その執着心を強め、小倶那に纏わりつく!
それは最早、母親の愛でも何でもなく、単なる女の執念の様なモノに成り果てたその姿は、酷く醜く、哀れで、不快だった。
こんなモノの為に小倶那は死を選ばねばならないのか!?
そう思うと、作者に怒りを覚えそうになったが、おかげで、最後にちゃんとハッピーエンドが訪れた時には心底嬉しくなった^^
Posted by ブクログ
文庫本になると読みやすくていいなあ。
余白の少なさというか、1ページ当たりの行の多さがちょっとうけたw
↓↓↓ここから先はネタバレを含みます↓↓↓
小倶那は、「これは王国の鍵」のラシード、「西の善き魔女」のルーンといった同系統の荻原王子たちの中では一番好きなキャラでした。
まあそれよりも菅流(とか、ハールーンとかティガ)系キャラの方が好きなのですが、
小倶那が宮として暮らしていた遠子を迎えに行くところは、この作品の中で一番、というか荻原作品の中でも一、二を争うくらいに好きな場面だなあと思いました。
(アデイルがユーシスのところにユニコーンを駆っていく場面と同じくらい)
もしくは、「それじゃ、死ねない」のところも好き・・・って結構好きな場面だらけでした。
菅流と象子のその先のお話も読んでみたいなあ。
Posted by ブクログ
子供から大人への成長も描かれるからか、後半にかけて恋愛要素が強くなるのは仕方ないのか…私としてはあまりなくても良かったかな、と。
でも遠子、小倶那、菅流がそれぞれどうなっていくのか、その展開はワクワクして、いつのまにか速度を上げて読んでいた。