あらすじ
社長賞、月間VIP、○○○賞……など「表彰制度」について取り上げた初めての経営書。
成果主義などに比べて軽く見られてきた「表彰制度」であるが、意外にモラールアップにつながっていることが多い。最近の研究では、金銭的欲求よりも承認欲求が人々を強く動機づけるとされ、この承認欲求を刺激するのに何よりも「表彰」が大きな力を発揮する。
本書では、こうした表彰制度をうまく取り入れている成功事例を多数紹介。表彰制度をモチベーションスキルとして戦略的に経営に活かしていくための方法を解説する。
給与・賞与に比べ、コストがほとんどかからず効果が絶大であるという利点からも、これからの経営者・人事関係者などにとって必読の内容となっている。
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Posted by ブクログ
表彰の意味や事例が記されており、参考になった。推薦権利を全社員に与えることで表彰されるべき人を発掘できないか?人財部で足切り後、部長以上の投票とか。若手の非役職者のモチベーションにも繋がるかも。集計はかなり大変になるかも。
Posted by ブクログ
読書時間 2時間40分(読書日数 8日)
日本表彰研究所代表でもある筆者が、企業の表彰制度のあり方について解説した本。
表彰制度がなぜ必要かについての解説、実践されている企業の取材レポート、そしてレポートからの総括と3部構成になっている。
【気になったポイント】
◯表彰というのが「成績のいいものを褒める」というだけではなく、「コツコツ頑張るものにもスポットをあてる」事も必要である。
◯トップだけで決める事も必要ではあるが、従業員にも決めさせる事で、褒め合うというアンテナがお互いに立ち、その結果コミュニケーションが取れる事にも繋がる。
◯表彰する際には、従業員全員と共有させる必要がある。その為には表彰式にも力を入れなければならない。そのセレモニーを見せる事で従業員全員のモチベーションにつなぐことができる。
表彰制度というのが「こういう切り口から考えるのか」という事を知る事が出来た。
自分は現状は一人で仕事をしてるので機会はないが、会社訪問する上で話のネタにできるなぁと思った。
人というのは「承認欲求」が多かれ少なかれ絶対にある。それをしっかりと理解していけば、簡単に仕事をやめたりするような文化にはならない。この現状を打破する選択肢の内に入ると思う。