あらすじ
なんで私のことなのに私が決めちゃだめなの?
なんで私は私なのに変わらなくちゃだめなの?
――答えは、「自分の身体」を生きる“あらゆる”女性の言葉の中に。
28歳。
ある出来事で自身の価値観が揺らいだ著者は、「『自分らしく』生きるとは何か」を問い直すため、カナダへ。
多様性が尊重され、LQBTQ+の権利が法律で守られ、首相がフェミニズムを語る国には、日本を出て自分自身で選んだ道を軽やかに進む人たちの姿があった。そんな人たちの葛藤と選択を記録したノンフィクション。
この本の中には今、モヤモヤを抱え、「普通」に縛られ、人生の岐路に立つあなたの選択肢を広げてくれる言葉が、必ずあります。
「子どもの手を引く優しい顔も、一緒に笑い合う顔も、時には疲れた顔や𠮟る顔も、すべて『その人にしかできないお母さんの顔』ですから。疲れ果ててしまう前に、羽を休めてほしい。子どもに寄り添うためにも、お母さんが休むことが大切だと思うんです。
――40代・女性・既婚/自宅で「よむぎ蒸しサロン」を運営
いちばんもったいないのは、『もいいい年だし』とか『結婚もして、子どももいるし』という理由で諦めてしまうこと。
――40代・女性・既婚・2児の母/カナダ初 日本映画専門の配給会社を設立
自分では欠点だと思っている部分も、もしかしたら『そういうあなただから、魅力的なんだよ』と思ってくれる人もいるかもしれません。だから、『恥ずかしい』『弱い』『人と違う』と思う部分を隠してしまうのは、もったいないように思うんです。
――30代・女性・既婚/抽象画アーティスト
怖くてもいい。失敗してもいい。正しくなくてもいい。それでも私たちは、ちゃんと一人でも生きていける。幸せになれる。
――50代・女性・独身/アパレル&セレクトショップオーナー
仕事も、趣味も、結婚も、誰にもコントロールされてはいけない。でも特に妊娠、出産に関しては本当に命懸けで、その後の人生を大きく左右する選択でもあるから、女性に全ての決定権があるべきだと思います。
――30代・女性・シングルマザー/ダンスアーティスト、マッサージ師
間違えないように、はみ出さないように、波風を立てず生きる。もしそれが正解ならば、私たちは一体、なんのために生きているのだろう?
――30代・ノンバイナリー・クィア・国際同性婚/絵本作家、ダンス教室運営
そもそも誰かが決めた法律や制度に合わせて自分を変えることに違和感がある。自分自身を変える必要はない。自分は、自分なんだから。
――20代・トランスジェンダー・独身/日本食レストラン勤務、Barマネージャー
一人ひとりの言葉が、世界をつくっていくんです。だから、未来をつくる言葉を発していきましょうよ。
――60代・女性・既婚/エグゼクティブコーチ、元男女共同参画会議議員(内閣府)、元福岡県福津市副市長
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Posted by ブクログ
日本で感じる当たり前との違いに葛藤を抱いていた人達が、
やりたいことを見つけてバンクーバーで自分に正直に生きている人達の話。
それぞれの背景や事情があるけど、
それぞれが自分の気持ちや考えに沿って生きることで幸せを実現していた。
個人的に印象に残ったエピソードは、
シングルマザーでダンサー・按摩師をやっている桃子さん。
ダンスに出会い、按摩師とダンスどちらもやるために自分のスタイルを確立した。
子育ての基準も「子どもが将来人生には悲しいことも
あるけど、生きていれば楽しいこともある」と思えていること。
と自分で決めて、その軸で「ちゃんと育てる」を実行している。
そして、結婚する・しないとか、仕事のこととか、人生で色んな選択がある中で、もし他人から土足で踏み込まれるようなことを言われたら、それを受取らないで「あなたはそうかもしれない。でも私は違う意見を持っている」と心の中だけでも境界線を引いてと言っている。
相手や社会は彼らの事情で色々言ってきたり、行動してきたりする。
そこに呑み込まれずに「私はこう考えている」「私はこうする」と言葉にできる人間になりたいと思った。
最後に、、
日本にいると痩せろ・毛をなくせ・結婚しろ・子ども産めと女性は誰かの所有物かのように扱われる感じがして、そこにずっと傷ついてきたという著者。
私もそこにはとても共感した。
「あなたのためにやってるんじゃない。勘違いするな。」という気持ちがあった。
昔よりはだいぶ良くなってきたけど、まだまだ差別的な考えはあるよなと感じる。
だからこそ、自分の意思表示をしていくことが大事。