あらすじ
★★★第19回小説現代長編新人賞 選考委員特別賞受賞作★★★
凪良ゆうさんの大プッシュで選ばれました!
「この物語は“小説は楽しい”ということを伝えられる強さがあり、
最後は気持ちの良い涙に着地する。」
「いつまでこの身体を借りられるのかな」
ある夏の夜。仲間と肝試しをした帰り道に、大学生の若梅は声をかけられる。
「ひさしぶり、梅ちゃん」。それは仲間の身体に乗り移った、死んだはずの初恋の人だった。
アルバイトに夏祭り、そしてデート。失った時間を取り戻すように、若梅は彼女とささやかな願いを一つひとつ叶えていく。いつかは身体を返さなくてはいけない、それでも――。
「もう一度会いたい」。真っ直ぐな願いが起こす奇跡は、一つじゃない。
純度100%のタイムリミット・ラブストーリー!。
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
とにかく素敵な作品だなあと感じました。
主人公2人のやり取りは微笑ましくてとても可愛らしかったのですが、その中にもこのままでいることは許されないという葛藤があり、それを抱えながら過ごしてる様子が儚くて、だけどその葛藤の描き方も凄く良かったです。
この物語は、どうやってももう会えないけど会いたい人の素敵な思い出を読んだ人に思い出させてくれるような温かい話だと感じました。
Posted by ブクログ
13歳で亡くなった小梅が大学生になった初恋の人若梅そして彼の友人、りりあにのりうったとてもファンタジーな物語。読んでいてのりうった感が感じられないスムーズなストーリーになっているところがとても感じ良かった。その後の小梅ちゃん活躍が心地良かった。ラスト第4章はいろいろ考えさせられる終わり方をしていると思った。あなたもぜひ読んで心地よくなってください。
Posted by ブクログ
梅ちゃんと、梅ちゃんの初恋で13歳の時に亡くなった小梅に身体をのっとられたりりあ。2人は、小梅が成仏するまでの、短い時間をお互い思い合って過ごす。2人の様子を、りりあのテニス部の仲間に見られて複雑な人間関係も絡んでいくかと思ったが、最後まで、過去の思慕も織り交ぜて、2人が相手を思いやる愛にあふれた内容だった。ラストの再会のシーンでは、お互いのかつての関係性を認識していなくても、心の奥深くに沈んでいる無意識の世界(心のなかの宇宙)では、歓喜のファンファーレがこだましてるようだった。
非現実な話でありながら、現実世界をまじめに考えさせられる内容だった