あらすじ
生活も人も料理も毎日少しずつちがう。その日にしかない偶然があるから、自炊は面白い
食、暮らし、旅、家族・友人などさまざまな場面で料理の片鱗に触れて心が動いた瞬間を、ありのままに綴った自炊料理家・山口祐加初のエッセイ集。初めて料理をした7歳の頃から、料理家としての独立を経て、世界の自炊を求めて海外を訪ね歩いた現在までに食べてきた食卓の数々の風景を凝縮し、豊富な写真とともに17のレシピも収載。「自炊」にとことん向き合い、著者と料理との関係性を浮き彫りにする、いま最注目の料理家の日常の記録。
※電子書籍版では、写真をカラーで収載しています(一部例外があります)。
〈内容〉
【「自炊」ってなんだ】
自炊料理家漂流記/料理の「コツ」ってなんだろう?/私が自炊を教える理由/冷蔵庫の食材テトリス/母のめんつゆ炒め/おばあちゃんの質素なお雑煮/「今日のごはん、何がいい?」って聞かれたら、何と答えるのが正解なのか/畑仕事と資本主義社会/秘密の汁かけ飯/一人暮らしで得た自炊の自由/一人ごはん実験室/友達を家に呼んで食べる時に考えていること/料理と偶然出会うこと/先に食べてるよ/繰り返しの毎日に飽きないために
【未知の自炊を求めて世界へ】
海の向こうの自炊/手の動きが美しい国、台湾/チヂミには酢醤油につけた玉ねぎを/「敵にレシピは教えないでしょう?」/インド人青年のミッドナイトパスタ/自分で選ぶ・作る生活/フランス人から学んだコース料理の美学/おいしいミネストローネの秘密/パリ郊外の友達の家にて、冷蔵庫にあるもので自炊/メキシコで作る働き者のためのハンバーグ/未知なる料理のオンパレード。メキシコのお母さんが作る家庭料理/ペルーの山奥で暮らすおばあちゃんの食卓/料理家の海外持ち物リスト/ラオスは原始の料理が残る国
【そして、自炊は続く】
忘れたくない家、街/未完成の食卓/食欲さんの家出/クリスマスぎらい/作り置きの出産祝い/春は風味を食べる季節/現代おせち批評/岡山で出会った「じゃぶじゃぶ」と「牡蠣飯」/75歳の自炊の先輩/つわりと食生活/二度と作れないカレー/献立に「なる」
はじめに
おわりに
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
一人暮らしを始めて、自炊に力を入れたいと思っていた時にたまたま出会いました。
山口祐加さんの自炊は、予め決められたレシピに沿って食材を揃えて調理するのではなく、冷蔵庫の余り物をその場で浮かんだ調味や火入れによって最大限に活かす、という視点なのがとても良いと思いました。火入れの時間や調味料の選定をするには、料理中の食材の様子をとにかくよく観察しなくてはなりません。それが出来る山口さんは、とにかく食材に対する愛が深い方だと思いました。後半では世界中の自炊についても写真や文章で記されていて、非常に勉強になりましたし、より世界を身近に感じました。今後もたくさん自炊して、料理上手になりたい!と思わせてくれる、素晴らしい本でした。
Posted by ブクログ
料理がいやになる、献立を考えるのが嫌になる、しんどくなる。そういうのが女性にばかり乗っかる世の中でなくなりますように。そう思う人がもう少し少ない暮らしになりますように。子供のための食事にこの方がどう向き合うのかとても楽しみ。私つらかったから。