あらすじ
世界に殺す者と殺される者がいるとしたら、自分は殺す側だと自覚する少年「僕」。もっとも孤独な存在だった彼は、森野夜に出会い、変化していく。彼は夜をどこに連れて行くのか? 「僕」に焦点をあてた3篇を収録。
「GOTH」シリーズ
シリーズ1冊目:「GOTH 夜の章」
シリーズ2冊目:「GOTH 僕の章」
シリーズ3冊目:「GOTH番外篇 森野は記念写真を撮りに行くの巻」
※「GOTH 夜の章」と「GOTH 僕の章」は、「GOTH リストカット事件」を改題した書籍です
※「GOTH番外篇 森野は記念写真を撮りに行くの巻」は、「GOTH モリノヨル」を改題した書籍です
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Posted by ブクログ
『GOTH 僕の章』
第三回 本格ミステリー大賞
びっくりしました( ಠдಠ) 乙一さん
『GOTH 夜の章』に続いての…僕の章♪
ハイ その通り! 今回も 騙されました♪
Σ(◉౪◉ )えぇッ!って思いながら…
ある箇所で2度読み 、3度読み…(>_<)
まんまと やられてしまいました( ・᷄ ᴗ・᷅ )ゝ
「人の少なくなった放課後の教室で僕が帰り支度をしていると、背後にだれかの立つ気配がした。振り返って見ると、森野だった。」
はい 冒頭はこんな 感じィ♥
GOTH 僕の章 は 夜の章と同じく…
「僕」に焦点をあわせた 短篇3作品です。
ただ、主要登場人物などは変わらなく…
夜の章 で あれ?と思っていた事柄が上手く回収されていたりと ちょっとスカッとします♪
乙一さんを読んでいて感心するのは…
ちゃんと 騙される ということ
なんなら…私だけかもだけどσ(・ω・)
こんなに見事に騙されるのって…今まで あんまりなくって凄く新鮮なの(*´艸`)フフフッ♡
これも読書の醍醐味なのかな( ͡ ͜ ͡ )
【リストカット事件 Wristcut】
連日のようにニュースをにぎわせていた連続手首切断事件。僕はひそかに、その事件へ巻き込まれていた……。
【土 Grave】
幼稚園に入ったばかりの小さな男の子 コウスケ。彼を生きたまま棺桶に入れて埋葬するという事件が起きる……。
【声 Voice】
姉を殺された北沢夏海。ある日、彼女は高校生の少年から生前の姉の声を録音したカセットテープを受け取る。他にテープはあと二本あるという……。
この3作品の他「夜の章」「僕の章」ともに、乙一さんの【あとがき Postscript】が収録されています。【あとがき】が おもしろい と 聞いていたので 嬉しさもひとしお♡ でした
作中で…
「人間には、殺す人間と、殺される人間がいるね」という台詞があるのだけど…
ちょっとゾクゾクします( ͡ ͜ ͡ )
そうかと思えば…
本屋の奥まった場所で、自分と気の合うような問題集をさがす。
と いう一文。
なかなか洒落てるでしょう(*´艸`)フフフッ♡
自分と気の合う……って♡ 素敵でしょう
これだけは言いたい( ↂ⃙⃚⃛ ωↂ⃙⃚⃛)
…って、思うことがあるんだけど…
読んでいて ちょっとグロい事件が起きそうな日が出てくるの…何月何日って!
まさかの 誕生日( ꒪Д꒪)アァ··· うそん…
えっ(;゚Д゚)! やだな…それは やだな…笑
って もう恐怖でしかない!
今回も 怖いシーンもあったのだけど…
大丈夫でした♪ もう克服認定じゃね?
やったーーッ⁽⁽٩(๑˃̶͈̀ ᗨ ˂̶͈́)۶⁾⁾
追伸 : 犬神家の一族 はまだ無理です( •᷄ὤ•᷅)
Posted by ブクログ
過去に単行本で読んだものを文庫で再読。
単行本とは収録順が変わってるのですが、「リストカット事件」は序盤に置いてほしかったなぁ……
夜の手首にリスカ跡があると知ってて読むのとここで初めて知るのではイメージの鮮烈さが変わってくるので
Posted by ブクログ
文庫の上巻というべき「森の章」を受けて、それまでをフリにした最後の「声」での仕掛け。まさに圧巻。これが叙述トリック。
再読なので最後のオチは分かっていたが、初読の時の感動を思い出した。
主人公の森野夜はアダムスファミリーのウェンズデーアダムスを感じるところがあるが最後の最後で人間味を出してくるのも憎いと思った。
ダークな空気感で、細かいことを言えば現実感が無い所もあるが、そんなのどうでも良いくらいの内容。令和読んでも面白かった。
「声」でカセットテープが出てくるのには時代を感じた
Posted by ブクログ
(リストカット事件)題名を回収する、現代的な物語だと思った。それを20年以上前にやっているため先進的だなと。ただ、(声)でも明かされるように、主人公は森野に対して、執着があるはずである。なのに、殺されそうになる森野を見過したのは、解せなかった。みたことないタイプの犯人像で面白かった。異常な手に対する執着に、親しみと哀れみを感じてしまった。
(土)やっていることは狂っているのに、犯人のその孤独感と哀れさに終始同情してしまった。主人公の全能感が半端なかった。憧れも抱いてしまった。ネタバレになるがおそらくこれが、(声)の叙述トリック、ミスリードに繋がるのだろう。犯人の悪の魂が浄化されたのは良かったが、一緒に埋まる恋人はよくわからなかった。全員狂人。
(声)一番面白かった。まんまと引っかかった。ミスリードの仕方が巧妙。しかも前編から通して、主人公のキャラクターは一貫されているのが素晴らしい。全てに整合性がとれていて、納得感があった。本でしかできないトリック。姉と妹の関係も、前編の(記憶)と類似するところもありまさに、集大成のような物語だった。ただ、サイコパス同士で同じクラスにいた時、気が付かなかったのだろうか。そこは不思議だった。あと、流石にもう新しい叙述トリックのようなものは見れないのかもしれないとも思ってしまった。とても面白かったが、オチに既視感は否めない。
(まとめ)終始、登場人物の世に対する異常な執着の有無に魅了された。世界観が癖になる。著者がライトノベルをたくさん読んでいるということで、心理描写が明快で、読みやすかった。登場人物も同世代であるため感情移入がしやすい。彼らの冷静さに憧れもあった。著者がこの小説を書いたのが22、3歳ごろということで奮い立たせられた。
Posted by ブクログ
主人公が名前を明かさなかった、というか分からないようにしてたのはやっぱ伏線だったのか。「土」犯人が丁寧語の線の細そうな男性でそれだけで無性においしかった!ずっと被害者は森野だと思ってたので、またもや騙されました。終わり方がそれでいいのかって感じですが、まあ、彼氏がそれでいいなら。「声」3本目のテープを聴きに廃墟に行く辺りから、手に汗を握りました。首へし折られるかと、もうドキドキ。主人公がついに自ら人殺しをーとやっぱり騙された。ややこしいけど、こういうのうまいなあ。この話でGOTHが好きになりました。