【感想・ネタバレ】GOTH 僕の章のレビュー

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こいついつか殺りそう。からの、あーやっぱり殺るよな。からの、んん?!!?
本ならではのミスリード最高でした。

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2023年12月19日

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夜の章よりも個人的にはこちらの方が好き。

一人称を変えることで「声」は最後に!?!?という展開が待っていた。

「土」は主人公のサイコパス感が1番顕著に描かれている。

リストカット事件は、うーん……

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2024年03月04日

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ネタバレ

上下巻+外伝含めての感想。
ミステリというジャンルは「人の死」に価値を認めることで成立している、と言われる。一方で、本作の主人公は「人間の生き死に」の持つ意味を超越したラインに立ち、その価値を無に還すものとして存在する。そうして日常の謎と同じレベルまで引き降ろされた「殺人」の中で、ミステリ的なお決まりである入れ替わりトリックや叙述トリックが目配せのように弄ばれる。
一方で、そういった主人公と同じ世界を生きる者として登場した森野夜は、話が進むにつれてどんどんとその神性を失っていく。西尾維新の戯言シリーズのように超越者同士のやり取りによる面白さではなく、そこには主人公の逆説的な孤独と、それでも森野夜と友達であり続ける主人公の「愛」(それはまるで人間が蟻を観察するかのようなものではあるが)が確かにそこにあることを示している。
お気に入りは「リストカット事件」と「土」で、「リストカット事件」は特に最後の一文がとても美しい。条理を超越した存在である主人公が、なおもまるで人間がするかのごとくに美を愛する瞬間を写し取っている。

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2023年11月05日

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ラストが「夜の章」と1,2話が凄く面白かっただけに少し残念になった.少し複雑なので理解はできるが感情移入が出来ない...(そもそも入れ替えられるのでそのまま感情をシフトできない)になるのと、伏線を回収してもその後無に帰してしまうのは虚無感のみが残るだけなので.
あと青春ものを読むとやはり別ベクトルにかなり心が苦しくなるなと思うなどした

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2023年10月22日

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面白かった!!!
特に最後の「声」の章が驚きだった。

最初はてっきり「僕」が犯人だと思っていたのが、実は樹=僕であり、犯人が他にいると分かった時は何度も前のページを読み返してしまいました。

「リストカット事件」の章も面白く、手の切断描写は嫌悪感を覚えるほどゾッとしましたが、終わり方が秀逸でした。リストカットの跡がある森野の手を欲しかった主人公、というまとめ方が凄い。

本格ミステリ大賞に選ばれるだけのことはあるなぁ、と後書きを読んで思います。叙述トリックを使った数々のお話、面白かったです。

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2023年04月13日

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最終的に今までの事件と全部繋がっていくのかなと思ったらそんな事はなく、ちょっと色々期待し過ぎて肩透かしをくらってしまった。
高校生位の時に読んだらもっと評価が上がっていたかも。

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2024年01月26日

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夜の章が少し期待はずれだったが、こちらは割と楽しめた。犯罪者の心理とはこういうものなのかもしれない。『土』が心に残った。被害者の恋人は最後、あれで幸せだったんじゃないか、と思う私は歪んでいるのだろうか…。

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2024年01月21日

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前作『GOTH 夜の章』から引き続き、殺人鬼の足跡を辿り、その心に想像を巡らせる「僕」。
もう、変態やないかあー、って思いますけど、はい、変態だと思います。

・・・
深夜に放送される、一部で熱狂的支持を受けるアニメ、的なノリでしょうか。

美人だけど、死に魅せられた森野夜。同じく殺人鬼や殺人の現場に強く興味を持つ「僕」。そして殺人鬼を追い詰めてしまうほどの猟奇性、倫理観の欠如、倒錯。

・・・
かつてフランスの芸術家ドゥシャンの作品を見たことがあります。
一目見て、は?なに? 良く分からん、そもそもキレイくないし、という作品。

反芸術・無芸術とも呼ばれるそのカテゴリは、既成概念から外れることを意図しつつ、本当の・新しい芸術はこちらだ、と声高に叫んでいた気がします。

ある意味で乙一氏の作品は、同じように、これまのにコンベンショナルなトピックに対するアンチテーゼなのかも、と少し思いました。そんな高尚なものでもないかもしれませんが笑

・・・
ということで乙一氏の作品でした。

なかなかクセ玉だと思います。ドライブをかけ過ぎた横溝正史作品。野菜でいえばパクチー? とにかくエッジのかかり過ぎた作品であると感じました。

お好みでお楽しみいただく程度がよろしいかと思います。

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2023年08月26日

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夜の章より面白かった
サイコパスだらけで共感はできない(笑)

■僕
やっぱり小説ならではの叙述トリックは面白い
書いてある情報以外の欠けている部分を自分の想像で補完して勝手に騙される
物事の本質は簡単には見えないという良い教訓だと思う
【画面の表層に軽く触れて似たような毒を吐く】
いい歌詞だ
ネットやSNSは少ない情報で皆好き勝手言い放題で嫌になるなぁ。本質見えてるの?
…脱線してしまった


こういう映像として見えないから騙される人物誤認は気持ちいい
グロも映像だとキツいけど小説なら何とか読めるかな

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2023年03月07日

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抱いた夜の章とほぼ同じ。

しかしGOTHを読んでいると、自分のすぐ隣にいる人も実はサイコでヤバいやつなんじゃないかと思えてくる。
読んでて一番ヤバイな……と思ったのは彼女と一緒に生きたまま埋められることを選んだ名もなき彼氏。こいつはホントにやばいと思った。

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2022年12月04日

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