【感想・ネタバレ】木田元の最終講義 反哲学としての哲学のレビュー

\ レビュー投稿でポイントプレゼント / ※購入済みの作品が対象となります
レビューを書く

感情タグBEST3

このページにはネタバレを含むレビューが表示されています

Posted by ブクログ

ネタバレ

著者が中央大学での最終講義として行なった、ハイデガー研究のハイライトと、
同大学の最終講演で行なった、エルンスト・マッハによる各分野への影響の紹介、
及び、文庫版出版にあたり書き足した、ハイデガーの周辺情報の補足。

いやー面白かった。
が、とにかく周辺知識が膨大で、樹形図的に話が展開されていくさまはもう、「参りました」と五体投地せざるを得ない気持ちになってくる・・笑
哲学を職業にするのは、やっぱりすごい

以下、備忘がてら、印象的だった部分を列挙
・『存在と時間』は未完の失敗作
・ある=作られてある、のか、自ずから成る、のか
・マッハによる形而下二次元世界と、クリムトら<ユーゲント・シュティール>派芸術
・ニーチェ『善悪の彼岸』における<われ思う>への考察。思想というものは<その思想>が欲するときにやってくるのであって、<われ>が欲するときにやってくるのではない(p.109)

面白かった。

0
2013年09月16日

Posted by ブクログ

ネタバレ

最終講義の内容は、”わたしの哲学入門”とか、”反哲学入門”とかを読んでいれば内容は比較的理解できる。
最終公演のマッハに関する話は、概論に過ぎて個人的にはよくわからなかった。

0
2011年09月06日

「学術・語学」ランキング